オロチ社長とメーテルだけで作った。レモン・フーリガンのファーストアルバム。これもまた
レコーディング方法が変わってて、最初にヴォーカルとドラムをアドリブでいっせいにとって、
後からギターとベースを重ねどりする方法でつくられた。
なんと40分たらずで15曲ほどを作ってしまったというから驚きだ。
それだけ集中力が高まっていてアイデアも溢れていたのだろう。楽曲やリミキシングの面から見ると
クオリティこそ低いが、コード進行の流れとかアイデアとかが十分に吟味されていて
あらけずりというか手抜きのところもあるんだけど、まあまあ納得できるデキだ。
なにより、タイトルから歌詞から時にはバンド名まで全てアドリブという臨場感というか
リアリティがビシビシと伝わってくる作品だ。
ドラムセットも変わっていて、ハイハットがないスタイルで、ザ・フーを手本にしたらしい。
オロチ社長はとにかく、イエローマシンガンが好きなので、コード進行などそっくりである。
ちなみにジャケットのロゴはハングル文字ではなくカタカナだそうだ。
(文章:キリカブ)
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