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みかみかなの日記 2004.12

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2004年12月26日(日)

前回の日記に書いたサイトの移転が概ね完了。

年内必須の作曲作業はとりあえず終わったので小休止。 プロジェクトの一人がインフルエンザらしいので心配。

ZOOM 9120という古いマルチエフェクターを4千円ちょっとで購入。 なんだか、今年に入ってからやたらとエフェクターを買ったものの、今回のこれも大当たりかも。

操作に関しては、液晶付き、ページ切り替えボタン1個と3つのノブで作る、というタイプで、 ノブとパラメータの対応も混乱しにくく作ってあって、なかなかにいいと思う。 ちなみに、同社RFX-2200ではコントロールチェンジでエフェクトタイプやパラメータが設定できたんだけれども、 この9120はNRPNで同じように操作できるっぽい。 ここら辺は、MIDIメッセージで色々とこなしたい人には、ウケがいいんじゃないかな、と思う。

音質に関しては、リバーブが、意外なほど落ち着いた雰囲気で、なんかかっこいい。 わざとらしいというほど派手に伸びるわけでもないけれども、 最近の機種のナチュラル感とはまた違った味わいがあると思う。 ディレイは、設定できるディレイタイムがあまり長くないものの、 モノラルタイプでは高域減衰などのパラメータがあるので、 ディレイ中心の空間作りにも使いやすそう。 サラウンドも、あんまり無尽蔵に広げる感じではなく、微妙な具合に奥行きを出してくれる。 コーラスは普通、かなあ。とりあえず使えないものではないと思う。

ちなみに、Dryラインは多分ずっとアナログ回路を経由しているのだと思われ、音質は悪くないと思えるレベル。 Wetラインに関しては、32kHzのA/D/Aらしく、16kHz以上は折り返しノイズになっている。 S/N比は、目で見る限りではWetラインの方がDryよりも若干落ちる感じ。 まあ、細かいことを書いてはいるけれども、このくらいやってくれれば、 私としては、2-mixにインサートするような使い方をしたとしても、無問題と思える程度。 多分、Send-Returnで使うと思うけれども。

Wetラインの仕様が仕様なので、ステレオディレイのタイム、フィードバックを0にしてインサート。 ドライ音を完全に切ると、昔のシンセにありがちな16kHz折り返しノイズ付きの音が出る。 実用性は置いといて、微妙に昔くさい音質になるかも知れない。

今月4日の日記に書いたようにエフェクトをルーティングしていたんだけど、 肝心のFostex 2016のAUX Sendの性能は若干不安がある。 ちょっとAUXのマスターボリュームを上げると、聞こえるような低〜中音域のノイズが乗ることもあるんだよね。 曲によっては気にならないんだけど、音が小さい音源を使って静かな曲を作ったりすると、若干気になることもある。

そういうのも含めて、今現在、エフェクトや音源の配線で悩んでいる最中。 …おとなしくオーディオパッチベイを買う時期に来ているんだろうかねぇ。 オーディオケーブルの類の必要量がだいぶ増えるから、二の足を踏んでいるんだけど。

どうでもいいけど、昨日は私の誕生日だったんだよ。 クリスマスに思い入れがあるのは、そういう理由もある。

2004年12月23日(木)

最近、妙に忙しくなりましたみかみかなです。

まず、むかーしに作曲を引き受けた、とある作品が、ようやく完成の兆しということで、 曲のブラッシュアップ作業や、少し細かい作業などがあったりする。 さらに追加で少し曲を作らないといけない。これの期限が来年1月中旬ほど。

それから、別件の方の依頼話が進行中なんだけど、そっちがうまくまとまれば、 十数曲のBGMの作曲を3ヶ月ほどでやることになる。

極めつけは、この忙しい時期に、私の関っているもう一つのサイトの方の、 無料WEBスペースのサービスが、今月27日に停止するということ。 この通知がメールで来たのが、今月22日。期間は正味6日間しかない。 サービス提供者のWEBサイト上では、17日からアナウンスがあったようだけれども、それでも正味11日間。 移転するにあたっては、移転先のWEBスペースサービスを選んで、細かいサイト内の微修正、 それから登録リンクの変更やら、BBSやCGIなどのサイトURLの訂正やら、 色々とやらなくてはいけないことがあるのだから、常識的にはもう少し時間の余裕があるべきだと思う。 同じサイトのBLOGになら転送可、というのも、ありがたいような迷惑なような。

2004年12月18日(土)

昨日の日記に書いたネットワーク周りの不具合は、 どうやら直接的な依存関係の無いサービス(daemon)が無効になっていたことによる障害だったようで、 色々といじってみて、無事NetBEUIにてLANが構築できた。 なぜNetBEUIかというと、もちろんセキュリティ上の多少の気楽さというのもあるけれども、 それよりもレスポンスの差が大きい。 NetBIOS over TCP/IP (NBT)でLANを構築した場合、伝送自体の信頼性は高くなるだろうけれども、 ネットワーク経由でディレクトリ内のファイルを列挙する場合など、かなりもたつく感じを受けてしまう。 ファイル本体の転送時の、いわゆるスループットは測っていないし、別にさほど興味も無いけれども、 GUIで操作しているときのレスポンスの悪さは、使用感に直接響いてくるから気になるんだよね。 もっとも、今後の状況如何によっては、IPX/SPXで構築するのも悪くないかも。 NBTに比べれば、もたつく感じがだいぶ薄いし、プロトコル自体の信頼性も高そうだし、 何よりNetBEUIの今後のサポート状況は寒そうなので。

ところで、今回組んだシステムは、大幅なクロックアップしているわけなので、もちろん耐久性試験も簡易的ながらやっている。 2.80GHzでもThrottleの作動無しにきちんと動作したものの、 高負荷をかけた直後に再起動した場合、きちんと起動しなかったので、2.70GHzで留めている。

それにしても、私のPC歴の中でTualatin Celeron 1.2GHz時代は、ずいぶんと長かった。 2002年6月19日の日記に、 Tualatin Celeronのシステムに移行したことが書いてあるので、 途中ES品に変更するなどはしたけれどもほぼ同じスペックで、2年6ヶ月ほど使い続けたことになるわけだ。 もちろん、まだまだ使えそうなシステムではあるので、そのうちまたPCを構築して使うかも知れない。

2004年12月17日(金)

思いっきり体調が悪くなって、その後全快したみかみかなです、みなさんこんにちはー。

どうでもいいけど、クリスマス=12月25日。12月24日=クリスマス・イヴ。 イヴの意味を知ってれば、間違えようも無いと思う。イヴ=祭の前日、前夜祭、等の意。 曲がりなりにも宗教に関わりのあるお話ではあるので、一切合切知らないというのならそれは潔いけど、 知ってるんなら中途半端じゃなく、ちゃんと知っていようよ…。

PC(AT互換機)の構成を、久方ぶりに大きく変えた。 Mobile Intel Celeron (Northwoodコア) の1.8GHzを、2.7GHzにクロックアップ。 冷却ファンにしっかりしたものを使っているし、寒いこともあってか、 コア電圧が低い割には、結構耐えるもんだと思う。 その他もこまごまと変えた部分はあるけれども割愛。 詳しくはプロフィール参照のこと。 前のシステムに比べて、アイドル時のCPUの発熱、消費電力とも、より強く抑えられるようなので、 常に起動しているPCとしてはまずまずの合格点。

ついでにOSを、Windows XP sp1に変更。 だいぶ前に買って以来、アクティベーションを嫌ってずっと放っておいたけれども、 やんごとなき事情により、今回導入に踏み切った。 というのも、それまで使ってきたWindows 2000では、OS標準ドライバによるMIDIポート列挙の数の制限があるんだけど、 XPではそれが解消されているということなので。

パフォーマンス面では、エクスプローラにてウィンドウを、特に閉じた直後などに、 さらにエクスプローラにアクセスしようとした場合、妙に待たされることがあるものの、 アプリケーションレベルで見た場合の目立ったパフォーマンスダウンは無い。 幾分快適な部分も出てきているし、まあ悪くはないかな、といった印象。 もちろん、OSの各種設定には、神経質になり過ぎない程度に気を使っている。

UIは、概ねクラシックスタイルに戻したりしたものの、いくつか気に入っているものもある。 特に、ファイルをマウスなどで複数選択したりするときの、半透明な選択ボックスは気に入った。 どうということも無いんだけど、なんかいいんだよね。 下手なアニメーションみたいに鬱陶しくもないし。

ネットワークの構築で意外と苦戦。 家のLANは小規模で、基本的にPeer to Peer型で構築していっているので、 とりあえず小規模LANではパフォーマンスの良いNetBEUIで構築してみた。 でも、WinXPをサーバーに、Win2000をクライアントにしてファイル共有を扱う場合に、 セキュリティ関係の設定で、"Everyone" に大してアクセスを許可しないと、 リモートログインを試みることもせずに、単にアクセス不能となってしまう。 WinXPにおいてNetBEUIは、OSのインストールCDの中に、 「サポートされない」という文言とともに、ひっそりと置かれているようなものなので、 この機能削減も致し方の無いところか。 NetBEUIのようなルーティング不可能なプロトコルでネットワークを構成すれば、 外からの攻撃には多少強いとは思うので、それはそれでセキュリティ面では悪いとは言わないけど、 なんだか微妙に不満なので、とりあえずNetBIOS over TCP/IPで構築。

メーラーやブラウザ等のバックアップ・復元は、いい加減慣れたものなので、恙無く完了。 あと残っているのは、Visual Studioのインストールとか。…面倒。

2004年12月11日(土)

最近寒くなったせいか、また風邪ひきさんです。

2004年12月04日(土)

12月最初の日記〜。

新しい曲を公開。2004年09月26日の日記に、作っていると書いて、10月の頭には完成していた曲。 今回は、Roland D-110というシンセをメインに作ってみた。 曲自体の張りや瑞々しさでは、他のシンセを使った場合には到底及ばないものの、 あったかい感じが十分に出せたので、とりあえず満足。 使い手の趣味次第でもあるけれども、ドラムスなんかも使える音をしている気がする。
それに、私だって安いシンセでちゃんと曲が作れるところを、たまには見せておかなきゃ。

Roland M-SE1、AKAI SG01v、といったシンセを導入。

M-SE1はストリングアンサンブル音源。 ソロやアンサンブル、ピッチカートやスピカート演奏の弦楽器や、ホルン、ハープに、シンセ音が少々入っている。 Rolandのこのシリーズの音源は通常、SR-JV80シリーズの拡張ボードの音色を単体のモジュールにしたようなものなんだけど、 この音源に限っては対応するボードが無く、更にこのあたりのRolandの弦の音は、何かと使い道があるということもあって、 前々から欲しかったんだよね。

SG01vは、ヴィンテージシンセやヴィンテージキーボードの音が収録された音源。 安く売っていたので、シリーズ(SG01k、SG01p)を揃える意味もあって購入。 GM音源モジュールのSG01kに比べて、かなり高品質(でも、SG01kも好きだけど)。 明朗快活、かつカラッとした乾いた軽めの音が多く、私の持っている他のシンセには無いキャラクターを出してくれそう。 このシリーズ共通の欠点として、シンセとして積極的に音を作る実力はあまり無いんだけれどね。

機材ラックまわりをまたまた整理。 GMega、SG01k、SG01pといったハーフラックの音源類もいくつか引っ張り出して、マウントしてみたりした。 ついでに、ミキサー兼エフェクターとして、Kawai RV-4もマウント。 RV-4の1〜3番は、音源のミキサー代わりとしても使うとして、 4番にミキサーのFostex 2016のAUXを送ってみたところ、なかなか使えるリバーブだと今更ながらに気づいた。 そこで、ミキサーのMX-8SRのAUXからも、Fostex 2016のAUX BUSにミックス。

使ってやろうと言っていたKorg M3Rがラックから追いやられてしまったんだけど、 ラックの上に乗っかってるから、いつでも使おうと思えば使えると思う。


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