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新たに聴くようになったジャンルとは、具体的にはどういったものなんですか? Stephen:んー、僕はジョン・フェイヒーが結構気に入ってる。あと、ロカビリー系も多少ね。 Adam:あと、フランク・ザッパとかキャプテン・ビーフハートとかバッド・ブレインズにも、みんなハマッてるし、とてつもなく広い世界が目の前に広がってるって感じ(笑)。 Caleb:俺の場合は、とにかくi-Tunesとかでやたら買いまくってるんだよね。今までほとんど聴いたことがなかった70年代のイカしたバンド−−たとえばカクタスとかフリーとかラヴとかさ。それからイェスー(Jesu)っていう、俺たちと同じハイドラ・ヘッドに所属してるアーティストも気に入ってるし、あとビーズ(Bees)っていうバンドもいいよ。『フリー・ザ・ビーズ』っていうアルバムを持ってるけど、すごく刺激的なんだ。 今回の日本ツアーでは、幾つか日本のバンドとも共演したわけですが、特に印象に残っているバンドはありますか? Adam:BREAKfASTはすごくよかった。 Stephen:スケートボード投げたりとかして(笑)。 Ben:"スケボー・ブラスト"みたいな(笑)。 彼らは演奏が終わった後に、ステージ上でヴォーカリストが面白いトークをやるんですよ。 Ben:あ、あれってそういうものだったんだ! Caleb:日本語だから何やってるのかさっぱりでさ。何やってるんだろう?って思ってたんだよ。 Ben:ますます気に入った! 全員:(笑)。 Adam:サイコーだね! ところで、皆さんいつ髭を剃ったんですか? Adam:僕はヨーロッパ・ツアー最終日の前日、イギリスのオックスフォードで。ヨーロッパ人って髭が嫌いらしくて、なんかえらくつっかかってくるんだよね。それで発狂しそうになって(苦笑)。 Caleb:俺はイタリアで剃ったけど、どこの町だったかは忘れちゃった。 Adam:オリンピックをやったとこだよ。 ああ、トリノですね。 Adam:そうそう、トリノだ。 Ben:俺もイギリスのどこかだけど、確かツアーの終わる1週間前くらいじゃなかったかな。 Caleb:ベンが一番最後まで剃らなかったんだっけ? Adam:いや、ブロッズキーが最後だろ。 Caleb:あ、そうだ、スティーヴンだ。 Stephen:最後から2番目のショウの時にね。 Adam:オックスフォードで僕と一緒に剃ったんだよ。 Stephen:あの頃ちょうど声が枯れちゃって、髭を剃ったら声が戻ってくるかと思ったんだ。うまくいかなかったけど(笑)。 でも髭を剃ったお陰で、日本に入国しやすかったんじゃないですか? Caleb:(笑)確かに何の問題も起きなかったよ。 では最後に、メジャーからインディーに戻り、心機一転アルバムを作りツアーもこなしてきて、新たな足場固めができたのではないかと思うのですが、今後の活動予定についてヴィジョンを教えてもらえますか? Adam:今の所属レーベルであるハイドラ・ヘッドに関して言えば、一緒に仕事してて非常に心地いいし、連中のことを信頼してる。彼らもずっと俺たちのことをサポートして育ててきてくれたわけだしね。クリエイティヴ面でも、俺たちがどんな方向性に向かおうが、常に応援してきてくれたんだ。だからそこに帰ることは、俺たちにしてみれば自然なことだったんだよ。それに、レーベルとの信頼関係こそ、今の自分たちにとって最も重要なものなんだ。こういう環境が自分たちにとって一番の理想だし、今の状態には充分な満足を感じてるよ。 わかりました。どうもありがとうございました。夜のライヴを楽しみにしています。 全員:アリガトー(笑)。
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