神の子は神としての自分養ふことも、つとめの一つであるぞ。
取違ひすると大層な事になるから、気つけておくぞ。
書かしてある御神名は御神体として祭りてもよく、お肌守としてもよいぞ、皆に多く分けてやれよ。
御神名いくらでも書かすぞ、その用意しておいてくれよ、神急ぐぞ。祓え祝詞書き知らすぞ。
祓え祝詞 |
かけまくもかしこき、
いざなぎのおほかみ、
つくしのひむかの、
たちばなのおとのあはぎはらに、
みそぎはらえたまふときになりませる、
つきたつふなどのかみ、
みちのなかちはのかみ、
ときおかしのかみ、
わつらひのうしのかみ、
ちまたのかみ、
あきくひのうしのかみ、
おきさかるのかみ、
おきつなぎさびこのかみ、
おきつかひへらのかみ、
へさかるのかみ、
へつなぎさひこのかみ、
へつかひへらのかみ、
やそまがつひのかみ、
おほまがつひのかみ、
かむなほひのかみ、
おほなほひのかみ、
いづのめのかみ、
そこつわたつみのかみ、
そこつつのおのかみ、
なかつわたつみのかみ、
なかつつのおのみこと、
うわつわたつみのかみ、
うわつつのおのみこと、
はらえと四はしらのかみたちともに、
もろもろのまがこと、
つみけがれをはらえたまへ、
きよめたまへとまおすことを、
きこしめせと、かしこみかしこみもまおす。 |
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うけひ |
ご三たいのおほかみさま、
ご三たいのおほかみさま、
ひつきのおほかみさま、
くにとこたちのおほかみさま、
とよくもぬのおほかみさま、
つきのおほかみさま、
すさなるのおほかみさま、
あめのかみさま、
かぜのかみさま、
いわのかみさま、
キのかみさま、
かねのかみさま、
ひのかみさま、
ひのでのかみさま、
りゅうぐうのおとひめさま、
やほよろづのいきかみさま、
ことにいすずにます、
てんしょうこうだいじんぐうさま、
とようけのおほかみさまをはじめたてまつり、
よのなかのいきかみさま、
うぶすなのおほかみさまのおんまへに、
ひろきあつきごしゅごのほど、
ありがたく、とうとく、おんれいもうしあげます。
このたびのいわとひらきには、
千万いやさかのおはたらき、
ねがひあげます。
あめつちのむた、
いやさかに、
さかへまさしめたまひ、
せかいのありとあるしんみん、
ひとひもはやく、
かいしんいたしまして、
おほかみさまのみむねにそひまつり、
おほかみさまのみこころのまにまに、
かみくに、じょうじゅのため、
はたらきますよう、おまもりくださいませ、
そのため、このたま、このみは、
なにとぞ、いかようにでも、おつかひくださいませ、
みむねのまにまに、
まことのかみくにのみたみとしてのつとめを、
つとめさしていただくよう、
むちうち、ごしゅごくださいませ、
かむながらたまちはへませ、
いやさかましませ。 |
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御先祖様の拝詞 |
此の祖霊宮に(コレのミタマヤに)
神鎮まり坐す(カミシヅまりマす)。
遠津祖神(トオツミオヤノカミ)、
代々の祖霊神達の御前(ヨヨのオヤのミマエ)、
また親族家族の(またウカラヤカラの)
霊祖神の御前に(ミタマのオンマエに)
謹み敬ひも白す(ツツシみイヤマひマオす)。
此の家内には(コレのウチには)
諸々の曲事(モロモロのマガコト)、
罪穢あらしめず(ツミケガレあらしめず)、
夜の護り(ヨのマモり)、
日の守りに(ヒのマモりに)
守り幸はひ給ひ(マモりサキはひタマひ)、
まこと神国のみ民としての(まことカミクニのみタミとしての)
義務を全うせしめ給へ(ツトメをマットうせしめタマへ)、
夜の護り(ヨのマモり)
日の守りに守り(ヒのマモりにマモり)、
捧ぐるものの絶間無く(ササぐるもののタママナく)、
子孫の(ウミノコの)
弥栄継ぎに(イヤサカツぎに)
栄えしめ給へと(サカえしめタマへと)
畏み畏みも白す(カシコみカシコみマオす)、
惟神霊神幸はへませ(カムナガラタマチはへませ)、
惟神霊神幸はへませ(カムナガラタマチはへませ)。 |
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