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artist : IDE yasushi 【井出 靖】
title : 『 LONESOME ECHO 』
release : 1995年8月
label : EASTWORLD
tracks ( cd ) : (1)LONESOME ECHO (2)GLASS OF WATER (3)CRYSTAL CAVE (4)AIN'T NO SUNSHINE (5)MOONLIGHT LOVER (6)BLUE (7)FUNKY STUFF (8)IN BETWEEN WORLDS (9)TRIGER'S BLUES (10)RAIN FROM THE SKY
tracks ( analog ) : 未確認
members : MATSUDA bun,acoustic guitar,dobro mandolin ; NAKAMORI yasuhiro,acoustic guitar ; KIHARA ryutaro,piano,fender rhodes ; NAKANISHI yasuharu,piano ; INOUE tomio,electric bass ; OHNO yumiko,mini moog ; MIYAZAKI kenji,MATSUDA koichi,harmonica ; VIGGO MORTENSEN (2),KEN BOOTH (4),U-ROY (4),B-BANDJ (8),GEMI TAYLOR (10),vocal.
strings arrangement by FURUTA tomotaka.
all tracks conducted by 井出靖 IDE yasushi.
recorded and mixed by OTA yoko.

(1,3,5,6,7,8,9,10)_recorded and mixed at SOUND DIMENSION STUDIO(TOKYO).
(2)_recorded at TRAVIS DICKERSON STUDIO (LOS ANGELS) & SOUND DIMENSION STUDIO,mixed at SOUND DIMENSION STUDIO.
(4)_recorded at AOBADAI STUDIO (TOKYO) & SOUND DIMENSION STUDIO & MIXING LAB STUDIO (KINGSTON),mixed at ONKIO HAUS (TOKYO).
related website : 『 Lonesome Echo 』(井出靖のセレクトCDショップ)




(1)LONESOME ECHO  ▲tracks
 “ンーーーー”という通奏低音、“ファーーーー”という上モノ、そして生々しいギターの音によって想起される、自分以外誰一人いない乾いた荒野。それを潤すかのようなサックスやエレクトリック・ピアノ。西部劇の舞台のようでもあるけど、「もし 『 猿の惑星 』 にたった一人で不時着したらこんな感じなのだろうな」と思わずにはいられない(1)。この曲以外にも乾いたギターを聴かせる松田文という人は、シンガー/ソングライターのシオンとよく仕事をしている人だそうだ。僕はシオンの音楽は殆ど聴かない (耳にしたことぐらいはある) が、何となく頷ける感じだ。彼を始めとする生演奏をしたミュージシャンは、井出からどんな音楽になるか殆ど知らされないまま演奏したらしい。


(2)GLASS OF WATER
(3)CRYSTAL CAVE   ▲tracks
 “テキサス・トリップ・ホップ”という感じの(2)(3)。(2)には詩の朗読 (“ポエトリー・リーディング”と言った方が良いのかな?) が乗る。


(4)AIN'T NO SUNSHINE  ▲tracks
 ビル・ウィザーズの代表曲としてあまりにも有名な「AIN'T NO SUNSHINE」のカヴァー(4)。僕の場合順序が逆で、こちらを聴いた後しばらくしてから、CDショップのワゴン・セールで手に入れたビル・ウィザーズの 『 GREATEST HITS 』 で初めて本家ヴァージョンを耳にすることに。本家は土着的ながらもストリングスが入ったりしてしてちょっとエレガントなところがあったけど、こちらはレゲエ・ミーツ・ライ・クーダーという感じ。しかし、やはり土着的な感じがする。思うに、この曲を始めとする土着的なメロディーは、マイナー・ペンタトニックを使ってるせいもあるけど、日本の昔の唄のメロディーと共通する何かがあるのではないだろうか (ブルー・ノートはないけど) 。現にこの曲の出だしは北島三郎の「与作」と似ているし (ひょっとして「与作」の作曲者はこの曲を意識して作ったのかも) 。誰か 『 ポピュラー音楽ペンタの旅 』 とかって本、出してくれないかな。


(5)MOONLIGHT LOVER  ▲tracks
 広いことは確かだけども、幾分潤いのある“牧草地”のような景色を想像させる(5)。明らかにレゲエなのに、どこまでも響き渡るハーモニカが、“青い海”よりも“緑の大地”を表現しているかのようだ。しかし、曲名を見たら「MOONLIGHT LOVER」。夜だったとは...。この曲はスカ/ロックステディーのJOYA LANDISという人のカヴァーなのだが、フィッシュマンズの「IN THE FLIGHT」 (『 宇宙 日本 世田谷 』 に収録) という曲もこれに似た雰囲気を持っている。


(6)BLUE  ▲tracks
 アンビエントというより、学術的な 『 植物の神秘 』 とかいう映像なんかにピッタリそうな(6)。ロニー・リストン・スミスもよく使うシンセ・ストリングスにやられてしまう。朝露のようなピアノがまたイイ。最後の数十秒にだけレゲエ・マナーのベースが入っているのもニクイ。


(7)FUNKY STUFF  ▲tracks
 幾分シリアスな(7)。こちらはボビー・エリス/トミー・マクック作の曲のカヴァー。途中「フクちゃん、フクちゃん、フクちゃん...」と聴こえるところがちょっと笑える。


(8)IN BETWEEN WORLDS  ▲tracks
 更にシリアスはトラックをバックにモンド・グロッソのB-バンジーがラップする(8)。井出がプロデュースしていたオリジナル・ラヴ関係から、木原龍太郎(ピアノ。(1)や(2)ではフェンダー・ローズも弾いている)と井上富雄 (ベース) が参加。


(9)TRIGER'S BLUES
(10)RAIN FROM THE SKY  ▲tracks
 メロディカとは一味違う魅力のハーモニカによる伴奏が印象的な(9)に続いて、アコースティック・ギターの“プニャ〜”っとしたメロディーに“メロ”っとくるデルロイ・ウィルソン作の曲のカヴァー(10)。元グラハム・セントラル・ステイションのジェミ・テイラーによるポエトリー・リーディングあり。この曲もタイトル通りの仕上がり。


 楽器ごとの微妙な絡み合いによって生み出される様々な景色が浮かんでは消えていく様も素晴らしいが本作だが、各々の楽器の音色の素晴らしさも見逃せない。これこそ、純粋に音・音楽だけでトリップできる稀有なアルバムなのではないだろうか。


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