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artist : THE BERNIE LEADON・MICHAEL GEORGIADES BAND
title : 『 NATURAL PROGRESSIONS 』
release : 1977年
label : ASYLUM RECORDS
tracks ( cd ) : (1)CALLIN' FOR YOUR LOVE (2)HOW CAN YOU WITHOUT LOVE?【愛なしでは生きられない】 (3)BREATH 【恋は風のよう】 (4)ROTATION (5)YOU'RE THE SINGER (6)TROPICAL WINTER (7)AS TIME GOES ON (8)THE SPARROW (9)AT LOVE AGAIN (10)GLASS OFF
tracks ( analog ) : side A...(1)〜(5) / side B...(6)〜(10)
regular members : BERNIE LEADON,vocals,guitars,mandolin,banjo,lap steel guitar,piano (7) ; MICHAEL GEORGIADES,vocals,guitars ; BRIAN GAROFALO,bass ; STEVEN GOLDSTEIN,keyboards ; DAVID KEMPER,drums.
producer : GLYN JOHNS
related website : 『 Bernie Leadon Official Website 』(バーニー・リードンの公式サイト)




 イーグルズは 『 HOTEL CALIFORNIA 』 を聴いて「いいな」と思ったぐらいで、さほど思い入れのないバンドだったので、本作は普通なら絶対手に取ることのないアルバムだったのだけど、中古レコード屋にいた時に、検盤のために本作のLPにふと針を落としたら!(1)のイントロに「!っ」。すかさず(2)に針を置いたらもう仕事は一時中断。じっくりと試聴タイム (とは言ってもちょっとの間。サボるほどじゃありません。あくまで仕事のため) 。後はオススメのキャプションを書いて面出し。自分はその後ちょっとしてからCDを購入。そのLPのためにというわけでもないがCDを店頭演奏。しかし、なかなかすぐには売れず。“元イーグルズ”というのも皆が手を伸ばさない理由かもしれない。


(1)CALLIN' FOR YOUR LOVE  ▲tracks
 で、その「!っ」の(1)。アコギ、パーカッション、エレピという楽器構成を聞いただけで食指が伸びる人もいるのでは。フリー・ソウルを通過してAORにも突入している人にはたまらないサウンド。AORでも'80年代のモヤがかかったようなサウンドが大嫌いな人 (僕もそう) には更にオススメ。中盤のドラム、パーカッション、エレピのファンキーなアレンジなんかは、フリー・ソウルやニュー・ソウル系の曲と巧く繋がりそう。こういうサウンドを欲しい人に“元イーグルズ”なんて言っても誰も買うわけないんでしょうね。


(2)HOW CAN YOU WITHOUT LOVE?【愛なしでは生きられない】  ▲tracks
 思わずじっくりと聴き入ってしまう(2)。とてもシンプルな構成なのと、常にメロディーに対してハモりがあるせいで、とてもキャッチーで“すぐに、そしていつまでも”耳に残る名曲に仕上がっている。途中のマンドリンの間奏がまた胸に染み入ることこの上なし!1、2番それぞれ始まりは寂しげながらも、終わるときには暖かい陽光が静かに差してくるような展開。ほんの短い間なのに様々な感情が交錯し、現れては消えていく。こういう曲ってそうはないと思う。


(3)BREATH 【恋は風のよう】  ▲tracks
 スティーヴン・ビショップあたりが作りそうな、シンガー/ソングライター的な優しい曲(3)。アコギの陰に隠れるかのようにして鳴る、微かなストリングスがニクい。ドラムがブラシを使っているのも、“優しく”聴こえる要因の一つかも。


(4)ROTATION  ▲tracks
 全体的に“アコースティックなスティーリー・ダン”といった趣の(4)。ホント、アコギさえフィーチャーされてなければ、かなりリズム・パターンやメロディーはスティーリー・ダンに近いセンスだ。(1)と同様空間を生かしたヘヴィーなドラムの存在感もいい。


(5)YOU'RE THE SINGER  ▲tracks
 軽快で爽やかなサウンドに乗せて、「君はシンガー。そして人生は歌なんだ」と歌う(5)。複音フレーズのファースト・ギター・ソロは、なんとなく地中海〜カリブ海周辺の音楽のような雰囲気がある。


(6)TROPICAL WINTER
(7)AS TIME GOES ON  ▲tracks
 爽やかな割にタメの効いたヘヴィーなドラムが印象的な(6)に続いて、これまたスティーヴン・ビショップ的な曲調の(7)。イントロは一瞬キャロル・キングの「YOU'VE GOT A FRIEND 【きみの友達】」 (『 TAPESTRY 【つづれおり】』 に収録) がよぎったけど。「鍵はずっと持っていたのに、ドアが見つからなかっただけさ」とか「僕らの生命を正当化するために、勝利をおさめる必要はない」といった歌詞にハッとさせられる。


(8)THE SPARROW  ▲tracks
 まどろんでしまいそうなほど、ゆったりとして優しいメロディーの(8)。Bメロの中に出てくるディミニッシュ・コードの使い方がとても意外でウマい。目立たないように静かなグルーヴ感を醸し出しているパーカッションや、ボンヤリとした陽光をイメージさせるエレピも気持ちいい。


(9)AT LOVE AGAIN
(10)GLASS OFF  ▲tracks
 爽やかでゆったりした R & R (9)の後、雰囲気は一転して本作のハイライト、夕暮れから夜にかけて聴きたいような(10)。オレンジと青紫を混ぜたようなアコギやクールで寂しげなストリングス、控えめにグルーヴするパーカッション、そしてボンヤリとした潤いを醸し出すエレピによって、目をつぶって聴いているとまるで屋外にいるような気さえしてくるような長めのイントロに導かれて、いよいよバーニーのヴォーカルが登場。力を抜いたような密やかな歌い方が曲調にピッタリとマッチしている。この曲の後にニック・デカロ版の「UNDER THE JAMAICAN MOON 【ジャマイカの月の下で】」 (『 ITALIAN GRAFFITI 』 に収録) やソフィー・セルマーニの「CURTAIN FALL」 (『 PRECIOUS BURDEN 』 に収録) を持ってきたらピッタリだと思う。因みに「UNDER THE JAMAICAN MOON」は、有名なセッション・ドラマー〜ラス・カンケルの元夫人でママス&パパスのママ・キャスことキャス・エリオットの妹〜リア・カンケルと、前述のスティーヴン・ビショップの共作。


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