Marc Benno / Minnows <1971> |
おすすめ度★★★★ |
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Rita Coolidgeのバックバンドの一人としても活躍していた彼が、71年に発表した2ndアルバム。スワンプ名盤セレクションなどで必ず登場する必須アイテムだ。 内容の方は名盤・名盤と言って必要以上に力を入れて聴く我々後追い世代を嘲笑うかの様に、マイペースに、ホンワカと響き渡る。 しかしそのある意味の「裏切り」を素直に受け入れた時、本作の中に潜むファンキーなサウンドの虜となるのである。 この時代のスワンプ作品の定番の如く、本作にも様々なミュージシャンが参加。特にギタリストの豪華さは出色でJesse Davisを始めとしてBobby Womack、Clarence Whiteといったギタリストが曲によって使い分けられている。 そして勿論Jim Keltner、Carl Radleの渋々リズム隊も健在。当時は一緒にツアーもしていたRita Coolidgeもバックヴォーカルで当然の参加だ。 ライターとしての評価を裏付けるかの如く、本作も全て彼のオリジナル作品。ブルースからカントリーまで、様々なタイプのナンバーを終始スワンプ風味のファンキーロックに仕立てているところは流石の一言。 っが、それを全く意識していないかの如く、力の抜けたリラックスムードでサラリと流しているところが本作の最大の魅力だろう。
〜特にお気に入りな曲達〜 本作は素晴らしいギタリストに囲まれている。しかし、その曲単位のクレジットは皆無に等しい状態になっている。ココでは僕の腐れ耳で聞き分けた適当な予想をわかる範囲で思い切って書いてみます。 そりゃ違うじゃろ?って方はBBSにでもどうぞ。ドンドン修正していきたいです。^^; まずはFrannyでアルバムはいきなりホンワカムード。終始和やかに展開されるこの曲の魅力は永遠です。特にココではBennoの素晴らしい歌声にドップリ....バックのシンプルな演奏ぶりも最高です。 続くPut A Little Love In My Soulは一転ファンキーなサウンドで迫る。ヘビーなリズムに乗る彼のヴォーカルもイイ。そして終始ファンキーに迫るギターが全体を際立てる。ん〜Jesseかなぁ? Speak Your Mindは、イントロのスワンプギターだけで腹いっぱいの名曲。彼の呟くようなヴォーカルに乗って、終始響くギターや控え目のストリングの味わいは最高の境地。彼の人柄が出ているかの様な歌詞も素敵です。ん〜、これもJesse?? Back Down Homeは再びやや重心の低いR&B的作品。二つのギターの絡みや後ろで味を出しているピアノが耳について離れない。特に間奏における絡みはStonesなんかとダブる程。ん〜、WomackとJesseかなぁ??Bennoも弾いてるだろうけど。 一転Good Timesはカントリー風のナンバー。もろなカントリーギターを配しながらもオルガンやバックシンガー達の活躍で、全くカントリーっぽさを感じさせないところがとても彼らしい。ん〜、カントリー=ClarenceでClarence Whiteと見た...安易だなぁ.... Baby Like Youは、ファンキーなギターを配してのR&B風ナンバー。包み込む様なオルガンがスワンプの香りを運ぶ。しかし、やはりココでは終始鳴り響いて止まないギターに釘付け状態。カッチョ良いのだぁ!ん〜、Jesseじゃないの?これ?? ラストナンバーのDon't Let The Sun Go Downは、イントロのスワンピーなリフが最後までしつこく着いてくる味わい深きナンバー。間奏部分はちょっとPaul McCartneyみたい。繰り返しの美学ですなぁ。ん〜、ん〜....??
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1 . Franny
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(2000.2.5 再監修)
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順路はこちら(工事中)
Rita Coolidge / Nice Feelin' へ!
〜関連アーティスト / アルバムへのリンク〜
Taj Mahal / The Natch'l Blues
Jesseのギターが安心して堪能できます。これは間違いなし...
The Byrds / Ballad Of Easy Rider
Clarenceの参加した後期Byrdsの名盤
Ron Wood / Now Look
僕にとってのBobby Womackはコレです
Derek & The Dominos / Layla And 〜
Claptonが結成したグループにCarl Radleも参加