電気屋さんになってみよう

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第四回 電気というものを知ろう(危険性について)

配電方式を知ろう

単相2線式
(100V)
30Aまでの容量の需要家への配電方式
古い家ならいまだに残っている.
二本の線のうち片方が接地側、片方が対地電圧100Vあります.
この100Vに触るとシビれます.
単相3線式
(100-200V)
最近一般的に家庭用に使われているのが、この方式.
三本の線のうち一本は接地側(白線)、残りの
二本は対地電圧100Vあります(赤、黒線).
赤−白、黒−白で、電位差100Vとれ、赤−黒で、
電位差200Vとれます.危険度は単相2線式(100V)と同じ.
三相3線式
(200V)
動力用として小さな工場などに使われている
2種類あるが、主なのは三本のうち一本は
接地側(白線)、残り二本は対地電圧200Vあります.
(赤、青線).位相差が有り線間電圧はすべて
200Vあります.赤、青線に触れるとかなりきます.
場合によっては金縛りのようになり動けない事も..
三相3線式
(3.3、6.6kV)
大きいビル、工場、店などに使われる、
いわゆる高圧受電です.最近は6.6kVが主流.
この方式で受電して上の方式で各所に配電されます.
この電気には間違っても触ってはいけません.
命を落とすか、良くても大火傷を負います.

電位と電位差の違いを知ろう

電位とは 地球(earth)を基準とした場合の電圧の事を
いいます.上の対地電圧とは、電位の事です.
これが高いと地絡(電源線が直に地面に
電気的に触れる事)時に、ものすごい事になります.
漏電と呼ばれるものも地絡に属します.
電位差とは ある物とある物の電位の差の事をいいます.
上の線間電圧は電位ではなく電位差になります.
これが高いと短絡(異なった電位の物同士が接触
する事、いわゆるショート)時に、光る、溶ける、
さらにはドカンとものすごい音がします.

位相差による電圧の違いを知ろう

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最終更新日 2001.2.4(一部追加、変更 2008/6/9)
ページ作者 keta