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1997.6.7 | 1999.12.18 | 2000.6.3 | 2000.12.6 |
銀事録 1999/12/18 |
4時30分、池袋駅に集合。全員が集まったところで会場のイタリア料理店へ。一体何があるかというと、「伊藤銀次バースデイ&クリスマスパーティ」。もう6回目になるらしい。私はクリスマスパーティに参加したのは初めてだった。夏のお茶会ライブはいつも行っているが。 銀次さん、噂どおり、パーマをとってストレートさわやかカットになっている。私が銀次さんを初めて知ったのは、「BEAT CITY」の頃。初めて見た写真は今のような髪型で、ロサンゼルスで撮った写真だった。そのときのことを思い出して、ひとりでときめいていたが、銀次さんにそのことを話したら、「そう見えるだけだよ、実際は違う」とあっさり言われてしまった。 以下、銀次さんのトーク列伝。 「ベイビー、ブルー」は香港版も出ていたが、中国語で曲名が書いてあるだろうと思ったら英語で書いてあって、中国語だったら絶対に「幼児的青」と書かれていただろうな。 今までで、頭から終わりまで一発で出来た曲は「雨のステラ」。先に詩があったのだが、(by神田広美)詩が先にあると景色が見えてくる。字数の制限があるから迷うことがない。ギターを持ってすらすら〜っと出来た。 「Winter Wonderland」は、「大滝さんが夏休みのアルバムを作っているから、銀次さんは冬休みのアルバムを作りませんか?」という康珍花さんのアイデアによって出来た。すでに詩のアイデアがあって、バート・バカラックの「雨にぬれても」を雪に変えたような、そこから始まったアルバムだった。銀次的「ロングバケーション」。 「松本隆作品集」に音源を提供している。昔、愛知勤労会館でごまのはえとはっぴいえんどでライブをやったときのテープを残してあった。そのときのはっぴいえんどの演奏は一番よかった。はっぴえんどの演奏はいつもボロボロだった。練習しないバンドだったから。 佐野史郎さんは、ジャックスとか岡林信康やはっぴいえんどの大ファンで、中津川フォークジャンボリーの時、岡林信康のライブ最前列で見ていた佐野史郎さんの声が入っている。 今若いバンドをプロデュースして思うのは「両親の理解がある」。がんばってこいとか言われて、就職という感じでこの世界に入ってくる。普通の会社なら仕事があって、決められた給料がもらえるが、この世界はレコード会社と契約したからって、生活できるかどうかはわからない。 蒲田の「えとせとらレコード」へ取材に行った時、僕が持っているデイヴ・クラークファイヴのファーストLPを、オークションに出しませんかと言われたけど、絶対に渡さないぞ! これはほんの一部。とにかくほとんど食事する暇もなくしゃべり通しなのでとても内容全部覚えきれない。 あとで聞こうと思ってテープ回しておいたが、電池が足りなかったのか、1時間しか入ってなかった。それもマイクが遠かったから、よく聞き取れない。やはりずうずうしくテーブルの上に置いたほうがよかったか? バースデイケーキが来て、みんなで「ハッピー・バースデイ」を歌う。おめでとうございます。 最後にひとりずつ、銀次さんと記念撮影。私は気づいていた。銀次さん、私と色違いの「静電防止リング」している!「伊藤銀次さんも御愛用!」と、心の中で叫んでいた。 あっという間の3時間、場所を変え、喫茶店で2次会。銀次さんを含め、ほとんどの人が参加。ここでも壮絶トークバトル。 iMacのCM、あれは今年最も印象に残ったCM。ローリング・ストーンズの「シーズ・ア・レインボー」が流れ、5色のiMacが回る。あのイントロのピアノはエフェクトかけて、無理やり切っている。当時のイギリスらしい音。(私もあのCMは、いいなーと思っていた。) 自分がゲームの音楽を作ることになって、ゲーム音楽とはどういうものかを知っておくためにスーパーファミコンを買い、ドラクエとファイナルファンタジーにハマった。最近のゲームでは、「シーマン」は面白そうだが、あの顔が不気味だ。 電車に乗っていると、時々、運転が下手で停車位置を通り越して、バックしている人がいるが、「電車でGO!」で練習しろよ! ユースケ・サンタマリアは、昔、歌が下手だと言われたのがトラウマになって、レコーディングでも本番になると上手く歌えないから、練習だと言ってこっそりテープ回しておくと、いいのが録れる。でも最近どんどん上手くなってきた。学園祭のときも、ある時僕が遅れていったら、バンドのアレンジが変わっている。ユースケが自分の考えででバンドにこうして欲しいと指示していた。観客のつかみ方も上手いし、天才だ。 銀次さんって、引出しがいっぱいあるって感じで、いろんな話題が次から次へと出てくる。でも、10年前は、まさかこうやって銀次さんと話が出来るなんて思っていなかったから、すごいことなんだな〜。遠い世界の人と思っていたのが、隣で話が聞けるなんて!もう、一晩中話しつづけたい雰囲気だったが、10時半、とうとうお開きに。合計5時間半の長丁場。なごり惜しいですが、また次回。というわけで、それぞれの家路へ。 |
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