Ginji ☆Community


銀次コミュニティは、伊藤銀次ファンが作るコラム、文章などのコンテンツで構成されている
コーナーです。掲載コンテンツは随時募集中ですので、ぜひご参加ください




「銀次さんとの想い出」 from サエキけんぞう

みなさん、そうおっしゃいますが、一緒にしゃべりだすと止まらないですね。雑誌ドリヴでは2年以上にわたり、「ロックは好きかい?」のもとになる対談をしたわけですが、初対面からバッチリ息が合っていたのは我ながら驚きでした。

大先輩であるにもかかわらず、全く気取りがない、というか同じ目線で、しゃべっていただき、また、信じられないようなウンチクが出てくる。実は、出版されている本は「キルビル」のように前半だけなのでありまして、幻の後編があるのです。コンプリート版を出版してほしいな〜。


「私の好きな銀次ナンバー」
「のぞきからくり」
「留子ちゃんたら」のシングル、中学一年のときに買ったんですよ。でもだれかに貸して帰ってこなくなってしまった。A面は、春一番の黄色い2枚組が、ほとんど同じような演奏なので、我慢できたんですが、このB面は、二度と聴けなくなってしまった。
ミディアムテンポのすごく変わった曲ですよね。確か。このシングルは両面とも音の迫力があって、いつも、聴きたい!と思うのですがだれに貸したんだっけな〜。長島かな〜。A組のやつに貸したんだよな〜。もう持ってないだろうな〜。もったいないな〜。
「こぬか雨」
シュガーベイブのDEMO(そのヴァージョン、現在は手に入るのかな?)を手に入れたわけです。某ルートから。その中の曲はいまではおなじみになった「夏の終わりに」とか、信じられないほどいい曲が入っていたのです。そのころは、「こぬか雨」が銀次さんのナンバーとは知りませんでした。あの当時のシュガーの曲は、もう失神しそうなほどのキラキラさですね。
(サエキけんぞう)


サエキけんぞう
サエキけんぞうさんのオフィシャル・サイトです

「サエキけんぞうコアトーク」
2
003.11.14 fri. 19:30 START/18:30 OPEN
1500yen(1drink) at 新宿ロフトプラスワン
出演:伊藤銀次、岩本晃市郎(ストレンジ・デイズ編集長)
土橋一夫(Groovin'編集長)、松尾清憲

※サエキけんぞうさんに「何か銀次さんの想い出を」とお願いしたら、翌日原稿をいただいてしまいました。
本当にどうもありがとうございました。



HELLO AGAIN

ファンクラブのライヴで使った銀次さんお手製のコード譜を終了後に貰い、それにサインしていただいたものです



「伊藤銀次さん」


10年程前から現在に至るまで、伊藤銀次さんは私の音楽史上欠かすことのできない存在になっています。

細くて、やさしくて、心に響いてくる歌声、美しいメロディーに心を打たれたり、励まされたり、懐かしい昔の出来事を思い出させたりしてくれます。 

昔、銀次さんは、とあるFM放送の深夜番組「FMナイトストリート」でDJをしていました。その番組にハガキを書いたら、なんと次の週にハガキが読まれて、おまけにリクエスト曲までかけてもらったのです。もううれしくて、それ以来毎週のようにハガキを出し続けました。そのうちに銀次さんも名前を覚えてくれて「この人は、いつもハガキをくれるんですよ」なんてことも言ってくれました。この番組を知ったのは社会人になった頃で、環境の変化になじめず、毎週ラジオを聴くことだけが楽しみでした。でも、社会人になったおかげで「給料」がもらえて、番組で紹介されて気に入った曲はすぐにCDを買う事ができましたが。

この番組は、音楽の内容も非常に濃くて、今まで知らなかったようなジャンルや、インディーズの人たちの曲も聴くことができました。XTC、ヴァン・ダイク・パークス、フィル・スペクター、トニー・ハッチ、マンフレッド・マン等、この番組で知ったミュージシャンは数えたらきりがありません。

銀次さんのライブに行くと、リスナーの人と知り合い、友達の輪が広がっていきました。その中の何人かは今でも交流を続けています。Web上で再会したリスナーもいます。これも銀次さんの番組から得た大切な財産のひとつです。

現在ではこの番組はありませんし、銀次さんもCDを出していません。最近はプロデューサーとして活躍されています。今でも私は銀次さんを応援しています。



(コバンザメ)


Webナイト・ストリートは銀次さんのラジオ番組「ナイト・ストリート」を文字起こししたもの
銀次録はファン・クラブ「Dream Time」のイベントをweb実況中継風にまとめたものです


Web ナイト・ストリート


銀次録


※コバンザメさんは、独立した形でご自分のサイトに銀次さんのコンテンツを公開していたのですが、
今回そのコンテンツを「BabyBlue」内に移転することになりました。どうぞよろしくお願いいたします。



「Stories」 from fanzin 


namasteさんが、伊藤銀次のファンクラブ「DreamTime」に掲載した短編を転載。
「飛べないペガサス」「山羊座の魂」
stories


「ココナツ・バンク」 ココナツ・バンク (オーマガトキ)

このアルバムを聴いたら、心が破れる音がした。
「東京マルディグラ」のピアノで、「航海記」のイントロで、そして「MAD冬景色」のギターで。
まず、楽器がストレートに聞こえてくる。歌詞よりもメロディーよりも先にそれぞれの楽器のビートが突っ込んでくる。軽快なメロディーにワクワクしたかと思えば、ユニークな歌詞がその後を追っかけてきて、ついニヤリとする。でも、奴らが追いついた時にはもうすべてが渾然一体となって響く感じ。
とても嬉しい。
とても楽しい。
久しぶりの銀次の詞、銀次の曲、銀次の歌声。ソロ時代のナイーヴでセンチメンタルな路線とはちょっと違っている。本当の彼は、ナイーヴでもセンチメンタルでもない(どちらかというと前だけ向いたリアリスト)と思う。以前のソロ作品群においては、彼の膨大な知識とプロデュースの眼で、まるで工夫をこらしたパッケージングのように彼自身のアルバムを構築していた。
このアルバムでは、少しだけはみ出した銀次がいる。肉体管理も含めた自己プロデュースによってアルバム全体を引き締めながらも、セッションの広がりを気持ちのままに楽しんでいる。確かな技術を持った仲間たちが、銀次の伸びやかな声を支え、彼はといえばその中心でフトコロ深く、自然な感じで立っている。
力強く、自信に満ち、しかも負けず嫌いな大人がここにもいた。
悪くないかも、今の日本。


(namaste)


ナマステさんのサイトです。



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