舞台安全管理の部屋
高所作業では、安全帯やハーネスを装着して下さい。

安全帯の対応期間は、使用開始時より2年間。
安全保護帽(ヘルメット)の対応期間は、使用開始時より2年間とされてい
る。
                             

安全帯の使用方法

墜落防止の最後の手段として、安全帯は使用する者が納得して確実に使用することが大切で
す。しかし安全帯を使用していてもロープが障害物に接触したために切断した場合や、上下左
右に移動するため、一時的にフックをはずし墜落した事例などがいまだに多く発生しており、特
に小規模の現場において不完全な使用状態が目だっています。各種の実験結果から判明し
た以下の5項目を中心に、安全帯の使用状況について確認、チェックをお忘れなく。


1.安全帯のフックは腰より高い位置に掛けると、衝撃が一団と少なくなる。
  フックの取り付け対象物は、外れたり抜けたりする恐れがなく、墜落阻止時の衝撃にも十
  分耐えられる堅固なものを選ぶ。

2.単管クランプなどの角のあるものにロープがひっかからない位置にフックをかける。
   フックは、安全装置と外れ止め装置を同時に押さえて開き、対象物に掛けて閉じた後、
  外れ止め装置が確実に閉まっているかを確認する。 
  フックは、墜落防止時にフック本体がねじれて変形したり、外れ止め装置・安全装置に荷
  重がかかったりしないように、正しい方法で取り付け対象物に掛ける。

3.水平親綱を張るときは、安全な落下距離と水平親綱の下を5m以上確保。
 
4.親綱を取り付ける場所は衝撃荷重が1250kg以上に強度が必要。
 
5.安全帯はベルトの間に指先が入る程度に締め、D環は左横腰の位置におき、腰骨よりも 
  高目にベルトを締める。
 

安全帯のフックの取り付け位置(高さ)によって、落下距離に大きな開きがあるため万が一、墜
落しても身体への衝撃荷重が大きく違ってくるという事実に注目して、安全帯は着用だけでなく
使用へという意識革命を行うことが必要です。


安全帯(ハーネス)は各自で確認、セフティブロック、水平親綱、ワイヤーハ
シゴは、取り付け者が確認して下さい。

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