耳をすましてみた 君ひとり部屋の中で
憶い出したように 冷蔵庫の 呟きが聞こえる
時の流れさえも 抱えた膝の上で
止まったままで 行き場なくし 悲しみに浸み込む
そうさ 君に 涙があるなら
人知れず 泣くがいい
止まった 時を 川に返し 優しくなれるなら
君のことを いつも愛してる 光と影になる
きっと 素敵な風が 吹いてくる その時が来る
ふり返る その度に いつも誰かがいると
君に瞳の奥 覗き込み 「分かっているんだ」と
人の世の流れに うまくのれないことも
淋しさで 傷つくことさえ 何度もあるだろう
そうさ 君に涙があるなら
人知れず 泣くがいい
涙の河を集めて また 旅に出よう
時には人生って 意地悪になることもある
きっと 素敵な風が 吹いてくる その時がくる
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