本ワークショップ(WS)について


 「映像と人類学」をテーマにした本WSは、特別講師としてMichael Richardson氏をお迎えし、
人類学を理論的な足がかりにしつつも、超領域的な視点で映像コミュニケーションの可能性
について考えるワークショップです。
 参加者の皆さんと共に、映像を見て聞いて感じて、そして考え、また発表する場でもあります。


Michael Richardson氏  
 英国を拠点とし、映像人類学、映像哲学およびコミュニケーションに関する研究を長年にわたって行っている。シュールレアリスムやカルチュラルスタディーズ、バタイユなどにも造詣が深い。

本WSの内容
 本WSでは、様々な種類の映像(エスノグラフィックムービー、商業映画、ドキュメンタリー、etc.)を参加者と共に視聴する。そして、Richardson氏による、理論や方法論の紹介を交えつつ、ディスカッションを行う。

全8回の予定(※変更することもあります)
第1回(6/6) 人類学における
映像の導入
 Proof (Joscelyn Moorhouse, 1991. Australia) (extract).
 In the Land of the War Canoes (Curtis, 1914).
第2回(6/13) 映像分析と
テキスト分析
 Sans Soleil (Chris Marker, 1984).
第3回(6/20) エスノグラフィックフィルムの問題  Copper and Schoedsack, the first an ethnographic filmGrass (1925), documenting the migration of the Bakhtiari people in Iran, with their later adventure film, King Kong (1933).
第4回(6/27) 表象と立場  A Moment of Innocence (Mohsen Makhmalbaf, 1997).
第5回(7/4) 歴史、記憶と
人類学的まなざし
 The Spirit of the Beehive (Victor Erice, 1975).
第6回(7/11) 映像使用の効果としての人びとの反応  Woman in the Dunes (Hiroshi Teshigahara, 1964) and Divine Horsemen  (Maya Deren, 1951).
第7回(7/18) メディアの問題  Bus 174, a film about the hijack of a bus in Rio de Janeiro.
第8回(7/25) 映像コミュニケーションの今後の展開  未定

お問合せは、ws-visual@mail.goo.ne.jp 田辺まで

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