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artist : RON WOOD |
title : 『 I'VE GOT MY OWN ALBUM TO DO 【俺と仲間】』 |
release : 1974年9月 |
label : WARNER BROTHERS RECORDS |
tracks ( cd ) : (1)I CAN FEEL THE FIRE 【俺の炎】 (2)FAR EAST MAN (3)MYSTIFIES ME (4)TAKE A LOOK AT THE GUY 【あいつをごらんよ】 (5)ACT TOGETHER 【一緒にやろうぜ】 (6)AM I GROOVING YOU 【君に夢中だよ】 (7)SHIRLEY 【俺のシャーリー】 (8)CANCEL EVERYTHING 【何もかもおしまいサ!】 (9)SURE THE ONE YOU NEED 【君のとっても大事なもの】 (10)IF YOU GOTTA MAKE A FOOL OF SOMEBODY (11)CROTCH MUSIC |
tracks ( analog ) : 未確認 |
the
basic band : RONNIE WOOD,electric guitars,slide guitar,vocals,harmonica
; KEITH RICHARD,electric guitar,vocals,lead vocal (9),electric piano,acoustic
piano ; IAN McLAGAN,organ,electric piano,steinway (piano),arp synthesizer ; WILLIE
WEEKS,bass ; ANDY NEWMARK,drums. guest musicians : MICK JAGGER,vocals,rhythm guitar ; ROD STEWART,vocal ; MICK TAYLOR,electric guitar,bass,wurlitzer,arp synthesizer ; MARTIN QUI HENTON,acoustic guitar ; JEAN RUSSEL,organ,electric piano,acoustic piano ; PETE SEARS,bass,celeste ; MICKEY WALLER,drums ; ROSS HENDERSON,steel drums ; IRENE CHANTER,back vocals ; RUBY TURNER,back vocals ; DOREEN,back vocals. |
producer : RON WOOD & GARY KELLGREN |
related website : 『 RONNIEWOOD.COM 』(公式サイト)、『 Rolling Stones 』(ローリング・ストーンズの公式サイト)、『 Mick Jagger.com 』(ミック・ジャガーの公式サイト)、『 The Official Keith Richards Web Site 』(キース・リチャーヅの公式サイト)、『 rodstewart.com 』(ロッド・ステュワートの公式サイト)、『 IanMcLagan.com 』(イアン・マクレガンの公式サイト) |
(1)I CAN FEEL THE FIRE 【俺の炎】 ▲tracks |
リズム・ボックスとアンディー・ニューマークのドラムで始まり、中央と右チャンネルでお互いの間を縫って音を出すギター、そこにオルガンも加わって奏でられるポリ-リズミック R & R の(1)。ニューマークのドラムはスライ&ザ・ファミリー・ストーンの 『 FRESH 』 の時とは違ってかなりシンプルだし、ギターのアプローチもストーンズではお馴染みのものだが、ファンクと R & R、音楽性は違っても「頭の中では同じようなことを考えていたんだなぁ」と改めて気付かされる。コーネリアスの 『 POINT 』 では、“Aが鳴っている間はBは休んで、Bが鳴っている間はAが休む”というアプローチがやたら新鮮に受け取られていたけど、このようなアプローチはスライやタワー・オヴ・パワーを始めとするファンク・ミュージックでは当然のことだったし、ストーンズもまた然り。しかし、こうして合体してみるとまたちょっと違ったグルーヴ感が生まれている。後半に出てくるスティール・ドラムも雰囲気を盛り上げるのに一役買っている。 |
(2)FAR EAST MAN ▲tracks |
切なさ100%の最高のメロウ・チューン(2)。ビートルズの「DON'T LET ME DOWN」 (『 PAST MASTERS・VOLUME TWO 』 に収録) と並べて聴きたい曲。この(2)は作詞がジョージ・ハリスン、作曲がジョージとロンで、ジョージは自身のアルバム 『 DARK HORSE 』 で取り上げている。日本のギタリスト大村憲司もカヴァーしている。こちらも結構いい仕上がり。それにしてもこの“東洋人”とは誰のことなのだろうか。フェイシズの山内テツのことかとも思ったけど、作詞がジョージとなると...ちょっと分からない。 |
(3)MYSTIFIES ME ▲tracks |
復縁を迫るようなその歌詞とは裏腹に、暖かい日差しの中で和んでしまいそうなユッタリしたバラードの(3)。メインの歌はロンだが、コーラス(とも少しニュアンスが違うような気もするが)でロッド・ステュワートが入ってくる。隠し味のセレステがちょっぴり切ない。 |
(4)TAKE
A LOOK AT THE GUY 【あいつをごらんよ】 (5)ACT TOGETHER 【一緒にやろうぜ】 ▲tracks |
ウィークス/ニューマーク組が参加する必然性があまり感じられないが、ちょっとカッコいいの R & R (4)がフェイド・アウトしきる前に(5)がスタート。(5)は(3)とも少し似ているが、ゴスペルっぽいコーラスが入るのでスワンプ・ロック風味になっている。サビでハモりを付けるのはキース。 |
(6)AM
I GROOVING YOU 【君に夢中だよ】 (7)SHIRLEY 【俺のシャーリー】 ▲tracks |
這うようなブルーズ〜 R & B ナンバー(6)に続いて、ウィークス/ニューマーク組色濃厚の、リズム・ボックスをフィーチャーしたちょっとスライっぽい(7)。ロンのやけっぱちな歌い方やギターが面白い。ミック・テイラーがギター、ベース、エレピでマルチに活躍。イアン・マクレガンのアープ・シンセがユーモラスだ。 |
(8)CANCEL
EVERYTHING 【何もかもおしまいサ!】 (9)SURE THE ONE YOU NEED 【君のとっても大事なもの】 (10)IF YOU GOTTA MAKE A FOOL OF SOMEBODY ▲tracks |
ロンとキースのデュエットに再びゴスペルチックなコーラスが入る(8)、キースがリード・ヴォーカルのストーンズ・タイプの R & R (9)の後は、男達の群唱がシミる R & B のカヴァー(10)。歌うのはロン、ロッド、キースの3人。ミック・テイラーの弾くアープ・シンセが時々“プルルルルルルルル...”とウルサいのがちょっと気になる。 |
(11)CROTCH MUSIC ▲tracks |
最後は約6分とちょっと長めな“リズム・ボックス・ファンク・ロック”とでも言うべきインストゥルメンタルの(11)。ロンかキースかは判別できないが左右のギター (特に左) は中々パーカッシヴでファンキー。“水を得た魚”のようなウィークス/ニューマーク組に充分応戦している。 |
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