Released:2003 Label:FLUSHBULB No.:FLBB039-042 Format:4CD Quality:A-(SBD) |
DISC 1
1. The Swamp Song 2. Acquiesce 3. Supersonic 4. Hello 5. Some Might Say 6. Roll With It 7. Morning Glory 8. Round Are Way/Up In The Sky 9. Cigarettes & Alcohol 10. Champagne Supernova DISC 2 1. Whatever/All The Young Dudes 2. Cast No Shadow 3. Wonderwall 4. The Masterplan 5. Don't Look Back In Anger 6. Live Forever 7. I Am The Walrus 8. Cum On Feel The Noize DISC 3 1. The Swamp Song 2. Acquiesce 3. Supersonic 4. Hello 5. Some Might Say 6. Roll With It 7. Morning Glory 8. Round Are Way/Up In The Sky 9. Cigarettes & Alcohol 10. Champagne Supernova DISC 4 1. Whatever/Octopus's Garden (Noel) 2. Cast No Shadow 3. Wonderwall 4. The Masterplan 5. Don't Look Back In Anger 6. Live Forever 7. I Am The Walrus 8. Cum On Feel The Noize 9. Live Forever (Liam Acoustic) 10. Day Tripper 11. This Guy's In Love With You (with Burt Bacharach) DISC 1/2:Maine Road, Manchester, England 04/27/1996 DISC 3/4:Maine Road, Manchester, England 04/28/1996 DISC 4/9&10:Electric Ballroom, London, England 05/09/1996 DISC 4/11:Royal Festival Hall, London, England 06/28/1996 |
オアシス史上もっとも評価の高いメイン・ロード公演2日間をほぼ完全収録。
このライブはオフィシャルビデオの...THERE AND THENにも収録されたので非常に有名なものですね。
メイン・ロード公演はそのビデオ製作のために撮影されたプロショットの映像が1996年当時流出したため、
これまでにも数多くブート化されており、音質も全体的にはまずまず良好なサウンドボードで収録されています。
このブートの通常盤はCDのみですが、初回限定としてその映像も収録したDVDR2枚をつけたものもあります。
内容が濃いので、日付別に詳細を解説していきましょう。
まず、27日の初日の演奏は以前から有名な「Exile On Maine Road」という盤がソースになっているようです。 音質は若干高音が不足していて篭りがちではありますが、音自体は聞きやすい部類に入ります。 残念ながら問題点がいくつかあって、まずボーンヘッドのギターはほとんどミックスされていないため聞き取れません。 それから、これも一向に改善されてませんが、Wonderwallのイントロ部分が30秒ほど欠落しています。 ただ、これは流出したビデオが該当個所は元々無音状態だったのでやむを得ないところではありますが。 この日はリアムの調子も非常によく、演奏もかなりまとまった聞き応えのある内容。 冒頭のThe Swamp Songから大歓声が上がり、それに応えるかのようにリアムが曲中で「Manchester, Maine Road mad for it!!!」と叫びます。 もちろん地元だけあり全曲大合唱状態。 Hello-Some Might Say-Roll With Itの流れはこの時期らしく「突っ走る」という感じで、ホントにものすごい勢いです! その勢いがMCにも随所に現れていて、Round Are Wayのあとのリアムのしゃべりも全くでたらめで意味不明。 前半と打って変わって、後半ではノエルのアコギを中心としたセット。 Whateverからの4曲はストリングス入りで、このアレンジで演奏されたのはこれが最初。 Cast No Shadowはジョン・スクワイアに捧げられてます。 また、Wonderwallはノエルが「メグに捧げる」と言い、リアムに冷やかされてたりしてます。 先にも書いたようにこの曲のイントロは元々欠落していているため、このブートでは無音の空白部分を埋めてあります。 そして、I Am The Walrusが始まる前に何を思ったかノエルがD'Yer Wanna Be A Spaceman?をつま弾き、 リアムがほんの一瞬歌うという非常に珍しい場面も(これと同じ出来事がWAS THERE THENでもあり)。 そのI Am The Walrusもブラスセクションやハーモニカも入ってかなり熱い! そして、ラストはサッカーでおなじみのCum On Feel The Noize。 この曲のライブバージョンは、このメイン・ロード2日間と、1995年に「Later With Jools Holland」に出演した際に ノエルが歌ったものしかありません。途中マイクを投げ飛ばしてリアムが歌わなくなり、ノエルのコーラスだけが続いたあと演奏は終了。 ギターのフィードバックをさせつつ、最後に観客に「To the greatest fans in the world, from the greatest band in the world. Good night!」という言葉を残してステージを去っていきます。 やはり完成度は初日の方が明らかに高いですね。 それにも関わらずこの日はオフィシャルには全く採用されなかったため、ブートでしか聞くことはできません。 DISC 3と4は2日目の音源で、DISC 3は「The Maine Event」という盤がソースのようです。 全体的に初日と比べるとノイズが目立つほか、イコライジングによって篭った音質になっています。 また、ボーンヘッドのギターはきちんと入っているものの左右のチャンネルが逆になっているのが残念。 大半が...THERE AND THENに採用されたことからも分かるとおり、 リアムの喉に疲れが感じられるものの、この日も前日同様素晴らしい演奏が繰り広げられています。 DISC 4は「Exile On Maine Road」の姉妹盤である「Dudes Are Back In Town」がソースで、やはりノイズが目立っていますが、前半と比べると音質自体はクリアで聞きやすい部類。 この日のWhateverでは、イントロでリアムがオーディエンスにつられて1センテンス前から歌い出してしまい、一旦演奏を中断。 そして、これにキレたリアムとノエルがステージ上で喧嘩を始めてしまいます。 結局再び演奏しはじめたものの、リアムはステージ上で座っているだけで歌わず、途中からノエルがボーカルを入れて最後まで通すという出来事もあります (とはいえ、結局ノエルもリアムと同じように間違えているため、バックの演奏とストリングスがやや戸惑い気味なのが笑えます)。 音源を聞いても分かるように、その後は何事もなかったかのように再びリアムはカムバック。 I Am The Walrusでは機材トラブルのためか演奏中に何度か大きなノイズが入り、そのたびにリアムが歌うのをやめています。 そしてI Am The Walrusが終わってバンドが一旦ステージをあとにすると、前日も来ていたであろうオーディエンスの一部がアンコールのCum On Feel The Noizeを大合唱。 そのCum On Feel The Noizeも前日と同じように、オリジナルを凌ぐすさまじい演奏。 何といってもライブバージョンはこの2日間しか聞けないので、非常に貴重です。 DISC 4のラスト3曲はジャケットには記載されていない、所謂シークレットボーナスです (3曲とも1996年に収録されたもの)。 リアムボーカルのLive ForeverのアコースティックバージョンとDay TripperはいずれもOcean Colour Sceneのステージで共演した際の演奏で、 2曲ともラジオ放送からテイクした良好なサウンドボード。 ただし、Day Tripperは共演してるとはいえリアムのボーカルはほとんど聞き取れません。 This Guy's In Love With Youは作曲者のバート・バカラックとノエルの共演。 このブートでは途中で一瞬音飛びがありますが、TILL THE END OF TIMEに収録されているものは問題なしです。 初回のみについているDVDRは初日がMAINE ROAD FIRST NIGHT、 2日目がMAINE ROAD SECOND NIGHTとして別売りでも出ています。 ※このブートは入手困難です。 なお、現在ではDEFINITIVE MAINE ROAD 1996: 2 DAYS REMASTER & REMIXといったタイトルの方が音質や価格面でも優れているのでそちらをおすすめします。 |