ベースの音色・音質にこだわることの重要性を、ここ最近、改めて認識。 バスドラムの役割というのも、認識を新たにした。 全体の邪魔にならずに、豊かに支えるようなボトムが作りたい。
モノラル音源を基調にしたミックスというものを、もう少し研究すべきかと思ってる。 ステレオ音源ばかりだと、全体がダレた感じになってしまうことも少なくない気がする。 当然、ちゃんと聞こえるようなものを作るためには、 パート構成、エフェクトの使い方、ミックスのしかたは、よりシビアになると思う (本当は、ステレオ音源のミックスの方が、追求すればシビアだろうけど)。
音色のリアルさというのは、最近は、どうでもいいと感じることも多くなってきている。 もちろん、リアルさが重要な場合もあるけれども、 どの程度演奏を追い込むかということと、楽音として優れた音であるかということも重要。 逆に、あまりリアルさを追求して一部パートが耳障りになることなどは論外。 商業音楽だと、最近は、生録のアコースティックギター、 バイオリン、チェロなんかが、オンマイクな音質のままベタにマスターされていたり、 シンセ出しのピアノやアコースティックギターの音なんかが、耳障りなことがよくある気がする。
マキシマイザーやリミッターなんかを使って音圧を稼ぐ場合、ピークを潰すために、音も変わることになる。 +6dBする、ということは、「たったそれだけ」のために振幅が2倍になるということ。 体感音量をとりあえず稼いでおけ、というスタンスではなく、 必要な程度を十分に考えた上で稼ぐ、というのが重要なのではないか。 最近、圧稼ぎが行き過ぎてか、テレビ放送で他の音とミックスされている時なんかに、 リミッターが働く音が目立って聞き苦しいことがあるんだけど。
気づいた人もいるかも知れないけど、最近の私は、以前にも増して「少し昔の音」を目指してる。 もともと、そういう時代に音楽に触れてきたために、そういう傾向はあったんだけど。 ちょうど、FMシンセをベタな感じに使うのがまた、微妙に流行ってきたみたいだし、ちょうどいいのかも。
1月末頃から知っていたんだけど、敢えて黙っていたこと。 もう明記されてしまったので、黙って見守ることに意味も無い。
一応、得られた情報を要約。真実である保証は致しかねます。
2001年に改正された「電気用品安全法」の、旧法からの移行措置としての5年の猶予期間が過ぎるため、 2006年4月より、PSEマークの無い電気用品の製造、輸入、販売が禁止される。流通に関しては、新品、中古を問わない。 但し、ACアダプターは2008年までの猶予があり、更には、 家庭用の商用電源を一時電源とすることのできない機器(アダプター用、電池用などの機器)は、 PSE非認証のACアダプターを除いた状態での中古流通は可能。
ちなみに、中古流通を規制することが、経済産業省の当該サイトに明記されたのは、2006年2月10日。
個人間での常識的な範囲内での取引に関しては、通常は問題無し。 反復性、継続性がある場合などには、事業とみなされるため規制の対象となる。 いわゆるオークションサイトなどでの取引は、販売するのが個人である場合には、 特定商取引法上の販売事業と認められる事例のガイドラインに抵触しない範囲では、 とりあえず問題は無し。
事実関係についてはここまで。 回避策や法律論を考えるのは、ここの気風には合わないので、以下、私感。
シンセサイザーなどの電子楽器や、エフェクター・アウトボード等を含むのが個人的には大問題。 私の持っている機材の中で、PSEマークのついたものは、たった1つ、ZOOM RFX-2200のみ。 いわゆるビンテージ機材に限らず、楽器や機材で5年なんて、昔のうちに入らないんだよね。
それに、1980年代中頃以降のシンセサイザーになると、MIDIデータを送受信するものが主流。 また、サンプラーのように、音色波形をディスク装置を介して読み書きする機器などもある。 そうしたMIDIデータ、音色データなどは、2001年以降の現行品では、 許容されるレベルの互換性を持っているとは言えないケースがほとんど。 逆に言えば、メーカーがある程度、旧機種などの切捨てを断行できたのは、 中古市場の存在があったからという場合も、皆無ではないのではないかと思うんだけど。
例えば、AKAI S1000などのサンプラーの音色データは、現在を以って標準的に扱われることのあるフォーマットだけど、 そのデータとほぼ完全な互換性のあるAKAI Sシリーズの機器は、おそらく全て、中古流通が禁止される。 もちろん、標準として、各社の機器やソフトウェアなども、相応の互換性を持っていたりするんだけど、 必ずしも満足のいくものでないことも少なくない。
また、MIDIデータということでは、ある特定の楽器用に作られたシーケンスデータ (演奏データ。いわゆるMIDIファイル)は、対象機器が無いと、大きく表現が変わってしまうことになる。
こうした「データ互換性」の問題は、家庭・業務を問わず、 マイナーとなってしまったフォーマットのオーディオ・ビデオデッキや、古いゲーム機といった、 外部メディアやデータ通信を扱うことのできる全てのものに対して、言えることかと思う。 (ちなんで、PCや通信機器は、総務省管轄のために、電気用品安全法の対象外だそうで。)
あと、アウトボードやエフェクターの類が、非常にまずいと思う。 個人ではまだいいとして、スタジオを新たに構築しようと思う時に入れておいた方がいい機材、 また、今あるスタジオを拡張する時に入れたい同型機、故障の時のストックや部品、といったものの確保には、 中古市場が欠かせないと思うんだよね。 また、個人的にも、質的な問題で、シンセよりもエフェクターの方が、より代用がきかない気がするし。
2月最初の日記。寒い 寒い さむーいっ。
そういえば、今を以って公式の連絡が無かったので書くタイミングを失していましたが、
2005年9月12日などの日記にある、
私が一部のBGMに携わったゲーム『コガラシ』について、
本編 First Impression (いわゆる前編に相当)が配布になったみたいです。
全年齢向、無料公開。内容についてはリンク先で確認してください。
プレイできる方で興味のおありの方は、是非ダウンロードしてプレイしてみてください。
『コガラシ』サイト
ちなんで私は申し訳ないながら、ちゃんとプレイはしていません。 木造建築物の中の暖房の無い一室でゲームする諸々の余裕が無いです。 私の方のサイトの更新(音楽つながり)は、数日中に連絡を取ってからにします。