TOPへ戻る



[ 俺たちに明日はない ] TOP へ戻る

1. 1993 年 当時のライヴハウス事情
2. 1993 年 当時のバンド事情
3. 1993 年 当時の通信事情
4. バンドマンあるある
5. 俺たちに明日はない


4. バンドマンあるある

- 音楽のルーツは?

OKAZZY! :
ルーツっていうか、俺は石川秀美が大好きだった。

kuma : 俺は芳本美代子、みっちょん。

Shige : 俺は明菜ちゃんオンリー。

Niwa : 俺も中森明菜が好きだった。

kuma :中森明菜は制作陣が渋いね。洋楽めいた曲が多い。

OKAZZY! :俺は既婚だけど、石川秀美は今でも結婚したいくらい好きで、アイドルは自分にとって切り離せない。アイドルからラジカセを買ってもらって、アメリカン・ロックから YMO 。YMO は随分ハマって、当時のシンセサイザーは軽く 50 万円以上はしたけど、KORG とか YAMAHA とかブームだったし、俺は絶対シンセサイザーを買うぞ、と心に決めてた。

ところがある年末、NHK-FM で YMO のライヴ特集をやってて、そのままラジオをつけてたら、へヴィ・メタル特集がはじまった。それでマイケル・シェンカーにハマって、そこからギターだ、メタルだって。それから俺、メタル好きになった。

Niwa : 自分も、YMO と洋楽が逆だっただけで、流れは同じ。

kuma : シゲさんはこの道まではどうして?

Shige : 中学校の先輩が 5000 円でドラムセットを売ってくれて、ドラムはずっとあったんだけど、本当はベースがやりたかった。高校に入学したときにブラスバンド部に入って、ベースをやるつもりだったんだけど、俺の前のやつが 「 ベースをやります 」 と。で、残ってたパートがドラムだった。

kuma:ベースは誰が好きだったの?

Shige : ロックン・ロールが好きで、誰っていうのもないし、へヴィ・メタルもそこまで好きでもなかった。ただとにかくベースがやりたかった。指弾きね。けど今は、ドラム一筋。俺は、オカジやクマみたいな、ふたつのパートをこなせる人を尊敬する。俺にはドラム & ボーカルはできない。

OKAZZY!:ギター & ヴォーカルは、いないからしょうがないかな、と思ってはじめたけど、最初はギターを弾きながら歌うのは大変で、すぐどっちかがおろそかになってた。段々やれるようになって、うちのメンバーを見ててもそうだけど、一回ライヴでうまくいくと面白くなる。成功体験は重要だね。最近は、冗談言いながら仕事もできる、みたいなかんじでできる。

Niwa : PSYCHO DEMENZ の赤い歯車のデモテープって、シゲさんがドラム?

Shige : 俺だね。

Niwa : あのドラム、大好きですよ。正確でいて、ジャスト過ぎない生々しさが共存してる。かっこいいです。

Shige : 昔の方が演奏は上手だったと思うよ。けど、俺は今の自分の演奏の方が好きだ。今の方が 「 間 」 とか断然いい。手応えがある。まだまだこれからだよ。

・・・・・・・・・・・・

- 曲づくりはどうですか?

OKAZZY!:全部自分です。忙しいときの方が曲ができる。暇なときほど何もできない。

kuma:うちもほぼ自分です。

Shige : 曲は、バンドにあう・あわない、があるからね。俺もたまに作るけど、なんか違う、ってことが多い。曲づくりは、最近ようやくがんばりだしました。

kuma:シゲさんはどうやって作るの?

Shige :ドラムマシンを打ち込んで、ギターを弾いて、CD におとしてもっていく。

kuma:ギターもそうだけど、シゲさんの打ち込みって意外。

Shige : ギターは普段やらないから大変だよ。ドラムは、自分で叩いた方が早いな、と思うけど、スタジオへ行かないといけないからね。打ち込みは、思いついたときに、自宅ですぐできるからいい。オカジは理想だね。自宅にスタジオを作ったんだよね?つねにドラムがセッティングしてあるスタジオに毎日入れるのは羨ましい。

OKAZZY!:スタジオはずっとあるけど、バンドの練習は俺がいないとはじまらない。



‐メンバー間の温度差とか、どうですか?

kuma:メンバー間での温度差は、どのバンドもそれぞれ色々あると思います。特に、リーダーとか主催者は、事前の段取りから、当日のセッティングやコーディネイトまで、どうしても負担がかかりますから、各メンバーは、そこを差し引いて、みんなでどう動くか、動けないなら金銭的に負担をするとか、各自が何かしら考えて動いていれば問題ないと思うんですが、何もしないまま、全てが全部オートマティックに進んでる、なんて安易に思ってると、他のメンバーが必ず困っている、という。

Shige : バンドに限らずだけど、色々進んでる、ということの陰には、絶対誰かの努力がある。自分がやらなければ何もはじまらないし、終わらない。同じ目的に向かってる人同士なら、黙ってても、そうした努力が自然に共有できて噛み合う、というのが理想だけど、教えないとわからないとなると、わかって先回りしてやってる人が気の毒になってしまう。格差があって、格差のないのが理想だね。

OKAZZY!:技術は努力をすればある程度何とかなるけど、人柄は他人の努力では変えられない。相手も大人だから、教えるというのも違うし、わかってもらってなかったり、教えないとわからないのは面倒くさい。あと、仕事と音楽、みんなかけもちで大変なのが普通だから、自分は大変なんだと主張されても、周りが困る。

Shige : 俺は仕事も全開。音楽と関係ない仕事だけど、これがなかったら音楽もないと思って必死にやってる。バンドも二つかけもちしてるけど、正式メンバーでしかやれないし、全て 100 を出す。誰にも負けない。


次へ→5. 俺たちに明日はない


【 LINK 】

■ BOLD FAT MISSILE
https://www.facebook.com/boldfatmissile

■ VOIDD / CLANDESTINED
http://www2.odn.ne.jp/~cga46880/

■ VIGILANTE
http://vigilantemetal.com/

■ SxAxT
http://sat666.web.fc2.com/

■ SUB-EFFECT
http://sound.jp/sub-effect/

■ バランス整骨院名城
http://www.balance-meijo.com/

※ 参加者の各プロフィール等はこちら。
■ ライヴクレーン!特製 俺たちのクロスレビュー  

※ SUB-EFFECT #48 〜 忘年会GIG 〜 のライヴレポートはこちら。
■ Report File No.17 SUB-EFFECT #48 〜 忘年会GIG 〜


[ 俺たちに明日はない ] TOP へ戻る

1. 1993 年 当時のライヴハウス事情
2. 1993 年 当時のバンド事情
3. 1993 年 当時の通信事情
4. バンドマンあるある
5. 俺たちに明日はない


TOPへ戻る