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20040724(土) 巨×横 第二戦@横スタ

> 巨人11得点爆勝!小久保2発5打点、4番の証明
>  (セ・リーグ、横浜0−11巨人、18回戦、巨人10勝8敗、24日、横浜)狙った標的は絶対に逃さない。4番代行の小久保がキッチリ吉見の“タマ”を仕留めた。港町横浜を舞台に繰り広げられる、ローズとの4番“跡目争い”に終止符を打つ壮絶な2発。高橋由の抜けるアテネ五輪期間中の主役はこの男。首都・東京に乗り込んだかつての福岡の首領(ドン)がついに、セ界制覇の大野望を現実のものとした。
>  「4番? 長年、そういうところでやってきましたから…。チームの負けを背負える打者じゃないと務まらないと思っています。居心地は悪くないですけど…」
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>  急性胃腸炎で離脱した高橋由の代役として前日から任された巨人軍栄光の第69代4番打者。主砲としての初アーチは一回に生まれた。
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>  「1打席目にチャンスがまわってきて(4番として)走者をかえすことができてよかった。2本目は風で押し戻されなければ、いくと思った」
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>  一死一、二塁で左中間に30号先制3ラン。これで勢いに乗ると今度は五回一死一塁、右中間に31号2ランをブチ込む。2本塁打5打点をたたき出し、4番打者として2試合目にして早くもチームを勝利に導いた。
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>  「今は1打席1打席の積み重ねだと思っています。その結果で(本塁打タイトルが)獲れるかどうかは天のみぞ知る。競い合っているつもりはないけど、ホームラン王はタフィでしょ」
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>  31本塁打でついに僚友のローズと並んで、セ界のトップに立った。このままならシーズン50.47本ペース。平成13年の自己最多記録、44本の更新も十分に可能だ。無心を強調したが、もちろん平成7年以来2度目の本塁打王も夢ではない。
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>  「(五輪期間中も)小久保が4番です」
>  増す確実さ、そして破壊力を目の当たりにして当初、アテネ五輪期間中の高橋由の代役をローズに決めていた堀内監督は試合後、前言撤回した。数々の修羅場をくぐり抜けてきた“代行”がいれば、アテネ五輪期間中の夏の陣など恐れるに足らず、だ。
> (阿見 俊輔)
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> ★高橋尚が7回無失点で2勝目
>  7回無失点の高橋尚が、4月9日のヤクルト戦(東京ドーム)以来の2勝目(4敗)。KO続きで6月24日に二軍落ちして一から走り込み、この日は直球主体で押しまくった。「自分のふがいなさを感じていた。迷惑をかけたから、きょうは攻めの気持ちで投げた」と、久々の白星にも笑顔は控えめだった。
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> ★矢野がプロ初安打初打点
>  今季初昇格の2年目、矢野がいきなりプロ初スタメン。しかも四回一死二塁では中前タイムリーを放ち、プロ初安打初打点を記録した。初モノ尽くしの結果に「最高の気分です。一軍に上がってすぐ使ってもらえて感謝しています」と興奮しきり。史上最強打線に久々のニューフェースだ。
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> ★ペタジーニがひざ痛で途中交代
>  五回の14号ソロなど2安打のペタジーニが、9点差となった七回に突然、ひざの痛みを訴えて交代を願い出た。左手人さし指の突き指、風邪、そしてひざ痛。球宴明けから“痛がり”が続く。交代後はなぜか元気になり、ウエートトレをしたというペタジーニ。「使え、というから使ってるのに」と須藤ヘッドコーチら首脳陣もさすがに怒り心頭だった。
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>  ◆4打席音なしから、八回にダメ押し15号2ランの巨人・仁志 「いい当たりを全部捕られて“きょうはこんな日か”と思ってたけど、最後は捕られなかったね」
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>  ◆小久保に31本で並ばれた巨人・ローズ 「小久保もタイトルも関係ない。きょうのオレの仕事はチャンスメークだったからね。2本ヒットを打って、点が入ったんだからよかったよ」
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> 【データBox】
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>  (1)巨人・小久保が30、31号本塁打を放ち、ローズ(31本)とともに30本の大台に乗せた。2人がシーズン30本塁打以上をマークしたのは球団最多タイで、平成13年(松井秀喜36、江藤30)以来3年ぶり14度目。プロ野球最多は「1チーム4人が30本以上」で広島(昭和53年)、中日(59年)、ダイエー(平成13年)の3球団が記録している。
>  (2)巨人の無失点勝利は6月18、19日の阪神戦(ともに東京ドーム)に次いで今季3度目。ちなみに、他球団は中日、阪神が各6度、横浜4度、広島2度、ヤクルト1度。
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> ★高橋由が前日に続き欠場
>  高橋由伸外野手(29)が急性胃腸炎のため、前日に続いて横浜戦(横浜)を欠場し、自宅で静養。25日には球場入りする予定だが、試合復帰は早くて27日の広島戦(東京ドーム)の見込み。
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> ★清原がティー打撃と守備練習
>  銀髪を黒髪に戻して左手甲骨折からの復活をはかる清原が炎天下、ティー打撃や守備練習をこなした。ノックをした河埜二軍内野守備コーチは「(患部に)“響くか?”と聞きながら緩めに打ったけど“大丈夫です”と言っていたよ。これから徐々にだね」と回復力に目を見張っていた。
> (ジャイアンツ球場)

春先より膝の状態もいいみたいですし、小久保選手には頑張ってほしいと思います(^-^)

ただ。
小久保選手は言うまでもなく素晴らしい選手ですし、大好きなのですが、未だに心の奥底で「無償トレード」のことがひっかかってしまいます。
「なぜこんな素晴らしい選手が無償トレードなのか?」
と。
経営が苦しいのにも関わらず無償で放出したダイエーもそうだし、無償で獲得する巨人も巨人です。

一体、あれはなんだったのでしょうか…

> 【江本孟紀】4番は小久保に十分任せられる
>  4番に入って2試合目で2本塁打。辛口といわれるエモトも、この小久保には「たいしたもんや」と賛辞を贈るよ。
>  パ・リーグのロングヒッターは、変化球の多いセでは順応しにくいといわれてきた。しかも投手が休んで肩の調子が戻ったという例はあるけど、打者は実戦から遠ざかるほど、投球との距離感がつかめなくなるからね。
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>  小久保が昨年のブランクを感じるさせることなく、セに順応できた理由はその構えにある。投手と正対で構え、足はあげるが、上下動がない。
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>  阪神の片岡のようにオープンで構えると、投手は「内角が嫌いなんだな」と察知し、ボール気味の速球で探りを入れられる。小久保に対しても昨年までのデータは出ているんやろけど、あの形で構えられると、投手はデータを素直に信じ取れないもの。本来は対戦数が浅いと投手有利になるのが、小久保には「甘く入ったらいけない」と戦々恐々と投げてるもの。
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>  加えて年間観客動員300万人のダイエー出身というのも大きい。あの張本さんでも、巨人移籍当初は観客の多さに戸惑ったというからね。
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>  8月は五輪で高橋由が抜けるけど、4番は小久保に十分任せられるよ。
> (サンケイスポーツ専属評論家、桐蔭横浜大学客員教授)

> 「セ6パ4なら1リーグ」巨・神が極秘合意していた
>  巨人と阪神が来季の球界再編へむけ、水面下で「セ6球団、パ5球団なら2リーグ維持」「セ6球団、パ4球団なら1リーグ移行」で合意に達していたことが23日、判明した。阪神・野崎勝義球団社長(62)がこの日、都内の巨人球団本部で巨人・土井誠球団社長(60)と会談。2リーグ制存続への“野崎私案”は一蹴されたが、阪神の経営陣に落胆の色はナシ。今後はパ・リーグ内の新たな合併の推移を見守る。
> ◇
>  宿命のライバルは、水面下で手を取り合っていた。阪神・久万俊二郎オーナー(83)と巨人・渡辺恒雄オーナー(78)が、リーグ再編問題に関して、すでに合意に達していたことがわかった。
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>  「セ6球団、パ5球団なら来季は2リーグ維持」
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>  「セ6球団、パ4球団なら1リーグ移行」
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>  これが合意事項。2つのシミュレーションを立て、柔軟に対応する方針が確立されていた。
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>  巨人に立ち向かう旗頭となっていた阪神・野崎球団社長が、2リーグ制存続を大前提とし、交流試合導入、ドラフト制度改革を盛り込んだ私案を携え、16日に広島、中日、この日午前にヤクルト、横浜から基本合意をとりつけた。そして午後、巨人・土井球団社長と会談。野崎私案は、議論どころか「説明すらなかった」(土井社長)。事実上の“門前払い”で一蹴された野崎社長は「(私案は)26日の実行委員会で提案できない」と断念せざるをえなかった。
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>  この一報を大阪市内で受けた久万オーナーには「どの道、きょうで最後ですから」と落胆の色はなかった。
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>  同オーナーは球界の現状制度の不備、矛盾点を訴える野崎社長の意見を「正論だ」と評価。各球団との活発な議論を勧めた。その一方で、阪神本社の全役員は、将来の安定した球団経営のため、「今後も巨人と行動をともにする」ことで早くから合意。読売側とも連絡を取り合い、巨人・渡辺オーナーの「パの球団救済が当面の球界存続になる」に理解を示した。球界の問題点を議論することと、球団の安定経営は、別次元というわけだ。
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>  同オーナーは前日(22日)にも、新たな合併を視野に入れて、1リーグ制移行に理解を示したばかり。水面下での巨人側との接触で、いわゆる落としどころを模索し続けていたことになる。
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>  当面の姿勢は、静観。7日のオーナー会議終了後、西武・堤オーナーが明言した「パのもうひとつの合併」の推移を見守る。まとまらなければ、2リーグ制堅持。新たな合併成立なら、1リーグ制移行。東西盟主のスタンスは、もはや揺るぎない。
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>  野崎私案に端を発し、全国ファンの目を奪ってきた巨vs神の対立図式も、10日間で終止符。球界再編の焦点は再び、10球団への縮小の成否へと戻った。そのリミットとされる9月8日の臨時オーナー会議まで、1カ月半。熱く長い球界の夏は、これからが本番となる。
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>  ◆2リーグ存続の野崎私案が“粉砕”されたことについて労組・日本プロ野球選手会会長・古田敦也(ヤクルト) 「僕が正式に答える必要がありますか? 僕らのスタンスは、お話している通り、変わりがありません」
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>  ◆1リーグ推進の西武・星野好男球団代表 「何度も話しているように、直接聞いたわけではないので、何ともお答えできません」
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> ★巨人・土井球団社長「“反巨人同盟”に不快感」
>  阪神・野崎球団社長との会談を終えた巨人・土井球団社長は「正規のところではなく、巨人を除いて“反巨人同盟”みたいなものを作り、物事を進めていくようなやり方には大変、強い不快感を覚える。渡辺オーナーも強い憤りを持っていることをお伝えしたい」と強い口調で念押しした。
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>  東京・神田錦町の巨人球団本部で午後2時から約1時間20分間の会談。冒頭、野崎社長から、来季の2リーグ制維持と1年かけて再編へ議論することを「5球団の総意」として伝えられると「どういう立場で他の4球団の考えをまとめてウチに来たのか」と不快感をあらわにし「交流試合を組み合わせればパが4球団でも1リーグは可能」との説明にも「それ以上の根拠がなかった」と一刀両断。「総じて賛成できない、というのが巨人軍の考え。パが4球団になったら球界全体として持ちこたえられない。したがって1リーグにならざるをえない、というのが巨人のスタンス。4球団でお客さんがおみえになるか。交流試合を付け焼き刃的にやるだけでは、立ちゆかない。堤さん(西武オーナー)は経営上の判断をされている」と“勝利宣言”を放った。
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> ★巨人・渡辺オーナーは余裕の笑み
>  巨人・渡辺恒雄オーナーはこの日夜、都内のホテルで土井球団社長、三山球団代表と会食し、阪神との会談内容の報告を受けた。「阪神に怒っているのでは」と聞かれると「怒ってもしようがないじゃないか、バカバカしい!!」。言葉は辛らつでも、表情には余裕の笑みがくっきり。また、土井球団社長は“野崎私案”が実行委で提案されないことを聞かされ「いったい何なんだろうね」と苦笑していた。
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> ★ヤクルト・多菊球団社長「審議委員会」導入を提案
>  ヤクルト・多菊善和球団社長(68)は23日午前、阪神・野崎勝義球団社長、横浜・峰岸進球団社長と会談後、26日の実行委員会で、近鉄とオリックス合併の加盟料について討議する「審議委員会」の導入を提案することを明かした。すでに7日のオーナー会議でヤクルト・堀澄也オーナー(69)が提案したもので、実行委の場でも球団の要望として挙げる予定。
>
>  6月21日の実行委では、両球団の合併に伴い、野球協約で規定される参加料30億円は免除される方向となったが、ヤクルト球団幹部は「対等合併に近いと話は変わってくる」と指摘。両球団が1度解散し、新球団を作ると解釈すれば、新規参入=60億円の加盟料が必要、との見方もできるという論調だ。
>
>  この日の3者会談で、ヤクルトは来季2リーグ制維持を支持しながら「きちっと論議して決まったことなら従います」と1リーグ制移行には含みを持たせた。
>
> ★横浜・峰岸球団社長は柔軟な姿勢
>  横浜・峰岸進球団社長は、阪神が主張する2リーグ制維持について一応は賛同しながらも「セ6球団、パ4球団で本当に2リーグでできるのか。何がなんでも2リーグ制ということじゃない」と柔軟な姿勢も示した。席上、横浜球団として具体的な提案はしなかったが「機構には理事会、実行委員会と議論する場がある。その正式な場で1リーグは1度も議論されていない。理事会、実行委員会できっちり議論されれば、透明性は増す。もっと議論してほしい」と語った。
>
> 【球界再編問題・オーナー会議後の流れ】
>   ★7月7日  オーナー会議が開かれ、近鉄とオリックスの合併に向けた具体案を承認。さらに西武・堤オーナーがパ・リーグでもう1組の合併協議が進行中であると発言。巨人・渡辺オーナーは合併がまとまれば、9月8日の臨時オーナー会議で来季からの1リーグ制移行が決まるとの見通しを示す
>
>   ★14日  阪神・野崎球団社長が来季2リーグ制維持のため、セ・パ交流試合の導入案などを26日の実行委員会で提案する考えを明かす
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>   ★15日  ヤクルト、横浜、中日、広島の球団首脳も2リーグ制支持を表明。これに対し、巨人・渡辺オーナーは「こっちにも考えがある」
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>   ★16日  阪神・野崎球団社長は広島、中日の首脳と会談し、一定の理解を得る。一方、巨人・渡辺オーナーは小泉首相との会食で「おれは苦しんでいる」と発言
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>   ★20日  阪神・野崎球団社長が交流試合も含めてシーズン試合数が140をこえる私案を披露。近鉄・小林球団社長は、パ側が1リーグ制移行で意思統一を図っていることを明かす
>
>   ★22日  阪神・久万オーナーは野崎球団社長からの定例報告を受け、パ・リーグの動向次第では1リーグ制移行に柔軟に対応する姿勢を示す

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