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20040523(日) 巨×阪 第三戦@マンモス甲子園
> 巨人2度のリード守れず…堀内監督「後ろが悪すぎる!」
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> (セ・リーグ、阪神5x−4巨人=延長十回、12回戦、阪神9勝3敗、23日、甲子園)またか。1割に満たないスタンドのG党の期待は、2度までも裏切られた。九回二死、小久保の起死回生の逆転2ランは、シコースキーが帳消しにした。十回に元木の勝ち越し弾が飛び出しても、赤星の逆転サヨナラ打で、河原が沈んだ。
> 「後ろが悪すぎる! 悲しいね…。あれじゃ、“何本打っても勝てない”と言われちゃうよ」
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> 狭い通路を歩く堀内監督の言葉は、激しかった。その後ろで、河原は「ブルペンではよかった。慎重にいったけど、打たれたんだから甘いんだろうね」とうつむいた。八回、一死しか取れず降板した岡島も含め、勝ち試合を任せるはずの投手が、だれも仕事を全うできなかった。
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> 袋小路だ。19日に来日したコーリー(カブス3A)は、まだ実戦登板なし。25日にもイースタン戦でデビューするが、一軍昇格はその後。二軍にも、劇的に戦況を変えられる名前があるわけではない。21日に41歳の工藤が完投したものの、上原も万全でなく、完投できる投手も全く計算できない。
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> 「間隔? 関係ないだろ、プロなんだから。河原の起用法? わからない。でも、四球からだろ。あれを出しちゃいけないんだ!!」
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> 堀内監督の嘆きは、バスに乗り込むまで続いた。阪神には、これで4カード連続で負け越し。24日、広島戦に備え、キャンプ地でもある宮崎へ乗り込む。皮肉にも、キャンプから解消されない荷物を抱えたまま、借金1を背負って…。
> (加藤 俊一郎)
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> ◆河原について巨人・池谷投手コーチ 「調子は悪くなかったが、(抑えの条件となる)三振が取れないのはね」
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> ◆サヨナラ負けに巨人・須藤ヘッドコーチ 「まだまだ試合はある。グラウンドで(借りを)返していくしかない」
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> ◆九回二死から今岡に同点打を許した巨人・シコースキー 「外すつもりが甘くいった」
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> ◆6回2失点も24回目の誕生日を白星で飾れなかった巨人・久保 「決して納得できる投球ではなかった」
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> ★小久保2発も…
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> 2発も空砲…。七回に12号ソロを放った小久保が、1点差を追う九回二死一塁の土壇場でも左翼席に一時は逆転となる13号2ラン。ここ最近6戦6発と完全に量産態勢に入っているが、結局サヨナラ負けでは「ええとこで打ってるんですけど、なかなかうまく勝てないですね」。足取りは重かった。
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うぉぉぉ!!!小久保ぉぉぉヽ(`Д´)ノ!!!
これで勝った!(と思った)
しかし、同点に追いつかれここでテレビ中継終了、ラジオに切り替える。
> ★元木が開幕戦以来の2号ソロ
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> 延長十回に代打で登場したクセ者・元木が左翼席に一時は勝ち越し弾となる4月2日の開幕戦以来の2号ソロ。二岡の復帰で出場機会が減り、この日も1週間ぶりの出番。サヨナラ負けでヒーローは逃したが「スライダー。(久々でも)冷静に打席に入れた」と存在感を示した。
がおぉぉぉ!!!元木ぃぃぃ!!!ヽ(`Д´)ノ
今度こそ勝った!(と思った)
が…
> またも赤星! サヨナラ勝ちが示す「阪神V率100%」
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> (セ・リーグ、阪神5x−4巨人=延長十回、12回戦、阪神9勝3敗、23日、甲子園)。泣いて、笑って、また泣いて…。最後に笑ったのは、やっぱり♪輝く我が名ぞ阪神タイガース−−だった。延長十回、赤星憲広外野手(28)がサヨナラ三塁打。G戦開幕4カード勝ち越しは優勝した1962年以来2度目の快挙だから、V率100%なのだ!!
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> ◇
> 土俵際、ギリギリのせめぎ合いから、最後は小兵がうっちゃった。「脱がせろ!」の号令とともに始まる手荒い祝福。はだけた縦ジマを赤星が直すと、そこに岡田監督が待っていた。4度、背中を叩かれ、2人のドラマがフィナーレを迎えた。
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> 「監督にアドバイスをいただいて、ここで打てなければという気持ちだけでした。きのうはふがいなかったですから」
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> 九回表にひっくり返され、その裏に追いつき、またリードされた延長十回二死一、三塁。河原の2球目に反応したバットが、左中間にライナーを飛ばした。落ちたのは中堅・鈴木のグラブの先。2者が躍り上がって生還。監督の直接指導へのビッグな恩返しだった。
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> 「とにかく、あきらめない気持ちで、最後はああいう形になって。きょうは赤星も、藤本も打つと思っていた」
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> この日の試合前、指揮官は赤星と室内練習場に消えていた。前日22日の快勝後、勝利の輪の中で、若き将はこう声をかけていた。「あした。あしたや」。ロッカーに帰ると平塚コーチを通じて改めて「あした室内で待ってるぞ」の知らせが届いていた。
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> 「秘密練習や」。試合前練習について、岡田監督は口を閉ざしたが、授けたのはただ1点。
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> 「変化球は泳ぐくらいでいい」。打つポイントが近すぎるために、変化球にさえ詰まっていた。緩いボールを泳ぎながら打つというのが、上昇へのヒント。第1打席、久保のスライダーを泳ぎながら左前打。
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> 「あれで行けると思いました」と赤星。着々と筋書きは進んでいた。
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> そして、15日の広島戦(甲子園)以来の延長戦を、中7日でまた赤星が締めた。しかもこの1勝で、42年ぶりの扉を開いた。G戦4カード連続の勝ち越しは、リーグ優勝した昭和37年以来。4歳の岡田彰布少年が、優勝パレードの車に同乗させてもらった「思い出の年」以来、2度目のことなのだ。つまり、V率100%。
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> 「巨人戦の後に勝ってないですし、なおかつ、次は横浜ですからね。いい形で臨めると思う」
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> 赤星はもう、次の獲物を見据えていた。25日から、今季5戦全敗のベイスターズを迎撃する。ボルテージは最高潮。困ったときは、またレッドスターがやってくれる。
> (伊藤 雅哉)
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> ◆岡田監督の試合前の直接指導が実ったことに関して阪神・金森打撃コーチ 「1回ですぐに結果は出ないけど、いいきっかけになればと思います」
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> ★「歯」が心配?
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> 歓喜の輪の中でもみくちゃにされた赤星で、心配されたのが「歯」。4月15日の広島戦(甲子園)で菊地原から顔面に死球を受けた。その直後は前歯にダメージを受けていたが…。
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> 「大丈夫です。いや(歯も)何ともないです」。上の歯が1本グラグラになり、下の歯も欠けてしまったが、結局病院には行かずに自然治癒を選んだ。「鼻に当たって骨折するよりはよかった」と言い切るガッツマンだが、こう何度もサヨナラヒーローになると、ファンはちょっぴり心配?
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> ★阪神の巨人戦、開幕から4カード連続勝ち越し★
> 【平成16年】 【昭和37年】
> 月 日 ●○スコア 球 場 月 日 ●○スコア 球 場
> 4・ 2 ○ 8−3 東京D 4・ 7 ○ 2−1 後楽園
> 3 ○ 5−1 東京D 8 ○ 4−2 〃
> 4 ○ 8−5 東京D
> 4・23 ● 4−11 甲子園 4・14 ● 0−2 甲子園
> 24 ○ 6−3 甲子園 15 ○ 4−2 〃
> 25 ○ 5−4 甲子園 15 ○ 2−1 〃
> 5・11 ○ 7−6 東京D 5・16 △ 3−3 後楽園
> 12 ● 2−8 東京D 17 ○ 1−0 〃
> 13 ○ 4−3 東京D
> 5・21 ● 4−9 甲子園 5・26 ○ 7−5 甲子園
> 22 ○ 6−4 甲子園
> 23 ○ 5x−4 甲子園
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> ★データBOX★
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> ▼阪神の巨人戦開幕4カード連続勝ち越しは1962(昭和37)年以来42年ぶり2度目。62年は対戦成績でも14勝12敗2分と勝ち越し、藤本定義監督のもと、2リーグ分立後セ・リーグ初優勝(75勝55敗3分)を飾った
> ▼開幕3カード連続勝ち越しは、その後も75、84、92、99年と4度あったが、4カード目は勝ち越せなかった
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> ▼赤星のサヨナラ打は、15日の広島戦(延長十二回=佐々岡から右前打)に次いで今季2本目。通算では5本目
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> ▼阪神は今季1点差試合に10勝4敗(勝率.714)。うち巨人戦は4戦全勝。昨年は1点差試合に24勝8敗(同.750)だった。巨人は今季、1点差試合に3勝9敗(同.250)
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> ★阪神vs巨人・最近5年の延長試合★
> 年 月 日 球 場 神 スコア 巨 延長 T責任 G責任
> 00・7・18 甲子園 ● 7−9 ○ 10回 葛 西 木 村
> 19 〃 ○ 3x−2● 10回 葛 西 桑 田
> 9・14 〃 ● 7−8 ○ 10回 葛 西 平 松
> 01・4・26 〃 ● 4−5 ○ 10回 葛 西 条 辺
> 6・20 〃 ○ 2x−1● 12回 成 本 木 村
> 7・19 〃 ○ 7x−6● 11回 福 原 南
> 02・4・19 〃 ● 0−1 ○ 10回 井 川 桑 田
> 6・16 〃 ● 3−4 ○ 10回 バルデス 河 原
> 8・24 東京D △ 3−3 △ 12回 − −
> 9・14 〃 ● 4−5x○ 11回 谷 中 前 田
> 24 甲子園 ○ 3x−2● 12回 安 藤 前 田
> 03・4・11 東京D △ 8−8 △ 12回 − −
> 6・15 甲子園 ○ 1x−0● 10回 久保田 真 田
> 04・5・23 〃 ○ 5x−4● 10回 安 藤 河 原
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> ★激走・平下、内野安打でサヨナラ呼んだ
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> 平下の激走が赤星のサヨナラ打を呼び込んだ。延長十回二死二塁、代打で河原から三遊間に快打。ダイビングキャッチした遊撃・二岡の強肩との競争に全力疾走で勝ち、内野安打をもぎとった。13日に一軍に昇格したばかりで、大事な場面で今季初安打。「抜けろって思った。やばいと思って走りましたよ」と興奮気味に振り返った。
まっ、負けたっ(゚Д゚)/げふっ
二回勝ち越して、負けたっ(゚Д゚;)
> 西武・松坂5回3失点で5敗目…左腰張りで登録抹消
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> (パ・リーグ、西武2−4ダイエー、11回戦、ダイエー6勝5敗、23日、西武ドーム)松坂が24日に一軍登録を抹消されることになった。この日の試合前にブルペンで左腰から背筋にかけて張りを覚え、試合での球速も148キロ止まり。5回6安打3失点降板で5敗目を喫した。試合後は「大丈夫です。病院にはいきません」と話したが、荒木投手コーチは5戦連続の中5日登板による疲労が原因とし、抹消を決めた。予定されていた29日の日本ハム戦(函館)での先発を回避し、6月3日のオリックス戦(西武ドーム)で先発復帰することになる。
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> ◆松坂について西武・荒木投手コーチ 「今まで投げさせすぎ。ゆっくりさせて、ちゃんとしてから戻ってきてもらう」
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> ◆16号ソロを放った西武・和田 「斉藤は尻上がりに良くなっていった。(ダイエーに)負け越したし、また立て直さないと」
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> ◆ダイエーとの3連戦に負け越した西武・伊東監督 「いい当たりもあったけど、それを取られたりして、よく打球の方向を調べられていた」
(」゚ロ゚)」<松坂〜早く帰ってきてね〜
> 中日・立浪セ界新!“王さん超え”の通算423二塁打
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> (セ・リーグ、横浜2−8中日、中日7勝3敗1分、23日、横浜)派手さはなくとも歴史の扉をこじ開けたのは紛れもない事実だ。立浪が記録した通算423本目の二塁打はセ・リーグ新記録。あの世界の王を抜き去っての金字塔だ。
> 「二塁打というのはボクにとって一番うれしい安打。中距離打者だからね。それに調子のバロメーターでもあるんだ。こういう記録が達成できて本当にうれしいよ」
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> その瞬間は予告通りに訪れた。実は試合前、珍しく「きょう打とう。右中間がいい。いやライト線でもいい」と発言。有言実行だった。追加点が欲しい八回一死一、三塁、横浜・東の132キロ直球を鋭く振り抜くと打球は右翼線を破る。“第2希望”での達成だ。
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> 「ライト線に打った二塁打はいまでも覚えていますよ。この体でよくやってきたよね」
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> 思えば鳴り物入りで入団した88年の開幕・大洋戦(現横浜)でのプロ初安打も右翼線二塁打だった。センス、走力はあってもパワーの違いを痛感した高卒1年目、「とにかく二塁の頭上に強い打球、そうすれば二塁打になると思ってやった」。1メートル73、70キロの立浪が見つけた“生きる道”が偉大な記録を打ち立てた。
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> 「ここまできたら日本記録ですね」。本塁打は王貞治・現ダイエー監督の868、三塁打は福本豊氏の115、安打は張本勲氏の3085。これらの日本記録に手が届く現役選手は現時点ではいない。立浪は違う。福本氏のもつ二塁打の日本記録449まであと26本。早ければ今年中に球史に名前を残す。
> (兼田 康次)
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> ■歴代二塁打5傑■
> 順 本数 選 手 (所 属)
> 1 449 福本 豊 (阪 急)
> 2 448 山内 一弘 (広 島)
> 3 423 立浪 和義★(中 日)
> 4 422 王 貞治 (巨 人)
> 5 420 張本 勲 (ロッテ)
> 【注】★は現役。所属は最終所属球団
(」゚O゚)」<立浪さん、おめでと〜(^o^)/
> ★平井がナゾの降板
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> 平井がナゾの降板で今季3勝目を獲得した。4点リードの五回二死から相川を三振に仕留めた直後にマウンドでしゃがみこむと、腰を抑えてベンチへ。そのまま交代したが、理由についてはまたもオレ流カーテン。
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> 落合監督は「無理させるところでもない。球数も考慮した(67球)。つぎ中4日でいくもん」と発言。藤田チーフトレーナーは「広報に聞いて」とダンマリ。重症なら大ピンチだが…。
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> ◆中日・谷繁が先制6号2ランを含む、初の1試合5安打 「初の5安打? そうらしいね。オレは年に1回かなって思っていたら、一生に1回だったよ。きのう変な負け方(サヨナラ負け)をしていたから、きょうは大事な試合だった」
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