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6月18日 コロラド州 デンバー PEPSI CENTER UA2808便 ソルトレイクシティ11:34 ― デンバー12:52。デンバー空港は畑の中、タクシーでホテルへ。ダウンタウンまで遠い、これまでで一番タクシー代がかかった。$45。ダウンタウンには高層ビルもあり考えていたより都会。ホテルで地図を貰い下見に向かう。ホテルの人は「歩けるけどタクシーで行ったほうが良いわよ」と言っていたが、時間が早いので歩いてみることにした。途中、商店街を歩いていると、「パンッパーン」という音が聞こえ、何気なく振り返るとまわりにいた数人の人がビビってる。「えっ、これって銃声?」と驚くがその他大勢の人は平然としていたから違ったみたい。でも爆竹の音としか思わなかった私は気が抜けすぎている。ここはアメリカ。 会場の下見から戻る。周りにいた観客がいい感じに盛り上がってた、これなら期待できる。ホテルに戻る途中、吉井投手をみかけた。
『とりあえず、APC。ツアー最終日、メイナード海パン姿!で登場。背中いっぱいの大きなサソリの入れ墨。ラスト“judith”で歌いながらかつらをとって、坊主頭をご披露。 観客、大喝采。最終日ということで開放感があるのかMCが多い。途中一曲多く演奏、替え歌にしているらしく何度も「ナインインチネ〜イルズ」と歌っている。何故かベースに大きく〈D.lohner〉と書いてある。以前のライヴで「この曲はダニー・ローナーについての曲」なんてMCしてたから、仲良しみたい。ただのテープ・ワーム仲間だけではないみたい』 『そしてNIN。今日は最高! メンバーみんなテンション高い。トレント観客を煽る。調子が良いときのトレントって本当にハンサムに見える。“march of the pigs”を歌おうとしてマイクがつながっていないのに気づくと「ぎゃー」と叫び、セットし直しに来たレオに頭からボトル一本分の水をぶっかける。ノッてるときだけする“closer”でのスクリーン前のセクシーポーズも決めた。かっこいい! “head like a hole”後、トレントはギターを回転させながら投げ、ジェロームはドラムセットを壊し、チャーリーはもちろんキーボードを滅茶苦茶に。そのためアンコール開始までいつもより時間がかかり、トレントは何度もベースを弾いてテクニシャンを急かしている。我慢できず、暗闇のままMC。でも「今日がツアーの最終、来てくれてありがとう」程度のことしか話さず、特別 なことはなし。満員だったし観客のノリもよく楽しかった。でも残念ながらエモーショナルなものを受け止めることが出来なかった。これは受け手である私のせい、知らない間に私のNIN熱が極まってしまっていたみたい。一区切りつきました』 6月19日 ― 6月20日 帰宅 UA875便 デンバー9:32 ― シアトル11:15着 ― シアトル13:00発 ― 成田15:05予定通 り到着。 『1時間ほど前に帰宅しました。鎖骨の下と骨盤のところにできた痣がお土産です』 ◎ライブ全体について APC前、入場すると場内に流れているのは、エイフェックスツインなどのインスト曲のみ。APCのライヴは8時きっかりにスタート(そのため客電は8時2〜3分前に落ちる)。演奏時間は約40分間。アルバム1曲目の曲から始まり、“judith”で終る。セットリストは毎回同じだと思う。 APCからNINへのセットチェンジも約40分間。この間に流れる曲はヴォーカル入りのみで、5月のときはリコイルやモロコの曲で女性ヴォーカルの曲が9割だった。今回はモロコに変わり、プライマルスクリームの曲が4曲も流れた。NINのライヴは大体9時20〜30分の間に始まり、1時間30分あるかどうか。短いです。セットリストは必ず演奏する基本となる曲が pinion/terrible lie/sin/march of the pigs/piggy/the frail/the wretched/gave up/la mer/the great below/the mark has been made/wish/complication/suck/closer/head like a hole 【アンコール】 the day the world went away/starfuckers.inc./hurt の19曲。 それにプラスするヴァリエーションとして演奏する曲が、“pinion”の後に“somewhat damaged”、“suck”の後に“get down make love”または“reptile”、“the day the world went away”の後に“just like you imagined”または“even deeper”もしくは両方。他の会場では“the fragile”“the big come down”なども演奏したそうです。 5月と6月で“the wretched”(鉄塔や標識のようなマークの映像が加わっていた)と“complication”(白い映像からカラフルに変わっていた)のスクリーンの映像が変わっていました。 アメリカだとメンバーみんな余計な緊張がなくリラックスしているように感じられる。
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