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5月7日 ペンシルべニア州 ピッツバーグ POST GAZETTE PAVILION AT STAR LAKE AMPHITHEATER US985便 フィラデルフィア12:30 ― ピッツバーグ13:39、予定通り到着。空港近くのホテルへ。 今日の会場は正確にはピッツバーグではなくバーゲッツタウンという町のはずれ。今回の旅で一番帰りが心配。会場に近いホテルが取れず、2番目に近いホテルになった。会場から13マイルも離れている。下見に行く気にもならず、6時半過ぎにタクシーを呼んでもらおうとフロントに行くと日本人が4人いる。NINのツアーグッズを身につけているのを確認して話しかけ、彼女達が呼んだタクシーに同乗させてもらう。ドライバーに11時に迎えに来てくれるよう頼むと、やはり「電話をくれれば30分で来るから」という返事。30分も待つの? 彼女達はライヴのチケットと航空券、ホテルの手配をしてくれる会社を通 じて来たとのこと。30才前後の女性2人と20才前後の男の子2人。帰りの待ち合わせ場所を確認して別れる。タクシー代$65。高い、遠い。ライヴ後タクシーを呼ぶ、来るまで40分かかった。1人で待っていたらかなり不安になったはず、仲間がいて助かった。 『NIN追っかけ5日目、ピッツバーグ郊外の野外の会場、のんびりお祭り気分の観客。単純に楽しかった。トレントは「ピッツバーグは故郷のようなものだから、ここで演れてうれしい」とMC、さらに“starfuckers,inc”の前には、「この曲はfriend of mineについての曲」とMC。今日は“get down make love”は無し、“even deeper”が復活。毎回の曲の出し入れ、何を考えて選んでいるのか知りたい』 『ピッツバーグのライブで体験した奇妙な出来事。会場は郊外、山の中、ステージに対して扇型に広がる客席、後ろは芝生の自由席。どこかの遊園地のお祭り広場って感じ。週末だし、開放的な奮囲気、みんなくつろいでる。私はシート席の正面 から左寄りの真ん中あたりで見ていたのだけど、2列前にいた2組のカップルが葉っぱ吸い放題の挙げ句、そのうち1組が本当にFUCKをしだした、目の前で。 それは見ないようにすればよかったけど(視線を下げなければ目に入らない)、 それまでのそのカップルのやりたい放題の行動に怒っていた後ろの観客が、そのカップルに向かって物を投げ始めた、紙切れ、飲み物、食べ物、火がついたままのタバコまで(それでも止めない)。おかげで近くにいた私にもとばっちりが。 びしょ濡れになることは無かったけど、軽いシャワーのように飲み物は浴びた。 アンコール前には止めたが――というか終ったんだけど。まったくもう! 私のライヴ1回返してくれ! この日は本当に情けなかった。でも、今思い返してみると、FUCKしてる最中に曲が“closer”になったり(歌詞とマッチ、見ないふりして見てますね)、カップルと私の間にいた男の子が、カップルの吐き出した煙を一生懸命吸い込もうと右往左往したりで、かなりおかしなシチュエーションだった。こんなことは2度と経験しないだろうから、思い出にはなる』 5月8日 トレント遭遇便! US2004便 ピッツバーグ11:40 ― ニューヨーク(ラガーディア)12:59。11時にゲートに行くと「機体のメンテナンスに時間がかかる、昼すぎには出発できると思うが早く行きたいなら、11:55発の便で空席待ちをしろ」と言われ移動、待っていると「2004便の準備ができた○○ゲートに来い」とアナウンス、また移動。12:30には出発できると言っていたのに、結局搭乗開始は1時前、離陸は13:20ぐらいに。離陸直後からこの飛行機、傾いてた、揺れたし。離陸後20分ぐらいして「片側のエンジンが<not function>だからピッツバーグ空港に戻る」と機長アナウンス。ジェットコースターみたいに揺れた揺れた。着陸10分後に「修理できないから別 の便に乗り換えてくれ」とアナウンス。飛行機から降り、係員に乗り換える便とゲートを聞き、また移動。すぐ搭乗、20分後に離陸するものの今度は「荷物の積み過ぎで機体が重いから積み直す」とUターン。窓から見ているとぼんぼんスーツケースを放り投げるように下ろしてる。「次の便で運ぶからチェックするように」だって。機内持ち込みの荷物だけで動いてて良かった。順調に飛行、マンハッタンを南から縦断してラガーディア空港に到着。機内からマジソンスクエアガーデンが見えた。タクシーでホテルへ向かう、クリントンが来ていたため大渋滞。久しぶりに人込みを見て頭くらくら、暑い。 『今日は特別なことが! ピッツバーグからNYに向かう飛行機、トレントと一緒だった。 飛行機の搭乗が1時間半も遅れ、「ファーストクラスのお客様からどうぞ」というアナウンスに、何気なく顔を上げると、目の前に黒い髪の人が。まさか?と思いながら横顔を見つめるとあの特徴的な鼻、間違い無い。きゃーと思ったものの、話し掛ける余裕もなく、トレントは飛行機の中へ。順番がきて乗り込んだものの、すでにトレントは寛いでいて話し掛けるのが申し訳ない感じ。見つめるだけにして我慢。ところが離陸後20分ぐらいして、エンジントラブルのためにピッツバーグの空港に戻ることになり、結局修理できず他の便に乗り換える。新たな飛行機に乗り込むとファーストクラスのシートに座ったトレントがいた。今度こそと「NINのライヴを見る為に東京から来た」「会えてうれしい」「明日のライブも楽しみにしている」と話しかける。興奮した私の姿に苦笑しながらも、分かったよといった感じに手を上げて答えてくれた。ふー、何か気が抜けた。でもうれしい。 ◎1m以内に接近して見たトレントの印象。 やっぱり小さい/思ったより太っていない(ウースターのライヴ、衣装のボタンきつそうだったのに)/髪の毛は伸ばしかけって感じ、以前のようにまん中わけ/肌はざらざら/色白/気に入っているらしいグレーのフリルつきのシャツ(このシャツを着て撮った写 真を見たことがある)にブラックデニム/身長169cm簡単に人ごみに紛れる。ファーストクラスのシートに包まれてる感じ/服装に合わない、みょーにカジュアルなリュック持ってた』 5月9日 ニューヨーク州 ニューヨーク MADISON SQUARE GARDEN
ホテルの手配を手伝ってくれた知人とランチ。午後ソーホー、ノリータ近辺を歩く。MSGを下見。夕方みち母娘と待ち合わせ。なんと、みちママと面 識があった。世間は狭い。楽しくおしゃべり。ライヴへ突入。 『NIN追っかけ6日目、今日はエンタテインメントな夜。アンコール2曲目“starfuckers,inc”のラスト「don't you」のところからマリリン・マンソン登場、そのまま“the beautiful people”へ突入。トレント、べーシストになる。マリマンに羽交い締めにされたりして、からまれる。観客、大合唱、大興奮。その後、一度ステージからひいて、再登場“hurt”へ。何かざわざわした夜だった。やはり、都会の方がノリが良い、というか全然違う。みちママ最高!のノリ。そして、今日見るとトレント、やっぱり太っていた』
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