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さらにコアに詳しくなりたい人のための、各バンド解説(by SEIKI) KEROSENE 454 DISCHORDの90年代後半を代表する変拍子を多様したその複雑に入り組んだサウンドが特徴的なバンド。惜しくも'97年日本ツアーから帰国後解散。BaのJohn Wallは自ら「SLOWDIME」RECORDSを運営する傍らex.CROWN HATE RUINのメンバーと新ユニットを結成中。又DrのDarrenとVoのErikは本文中にもあるが現在OSWEGOというバンドで活動中。(音源リリースは無し)リハーサルテープを聞いたJ.の感想は「スージー&ザ・バンシーズ(!?)みたいなサウンド」らしいです。 HOT WATER MUSIC 米フロリダにてFANZINEから派生したレーベル「No Ideia」より数枚のアルバムをリリースしているNATIVE PUNK寄りな「EMO」バンド。勢急なリズムに男気溢れるVoがのるスタイルで'98年には来日も果たす。JAWBREAKERやJ-CHURCH等が良く引き合いに出される。 BLUETIP 幼友達でありスケボー仲間だったJasonとDaveのコンビにShawn BrownがVoという布陣で結成された(現在のU.S.HARDCOREを語る上での最重要バンド)SWIZのオリジナルメンバーが95年に新たに結成したバンド。バンド名は米では有名な使い捨てマッチから。'97年に来日後一枚のアルバム『Join Us』を発表後、昨年暮れにDaveが脱退。あくまでもDISCHORD色の強い不協和音や複雑な曲展開を有しながらもR&R色を併せ持つスタイル。ライブは圧巻。VoのJason Farrellは数多くのDISCHORD作品のArtWarkも手掛けている。 UNDERSTAND GOVERNMENT ISSUEの曲名にそのバンド名を由来する英国産JAWBOX&QUICKSANDフォロワー。'95年にメジャーであるWARNER MUSICから2枚の音源を出しその後はREVERATION傘下のEQUAL VISIONから2枚の音源をリリースするも現在は解散。 DAG NASTY MINOR THREATのGであったBrian Bakerが解散後結成した極上メロディックパンクの形をを世界中のどこよりもいち早く演奏したバンド。(上記SWIZのVoであったShawn Brownもオリジナルメンバーの一人)現在この音源はCD化されています。DISCHORDからも2枚のアルバムを纏めた編集盤CDがリリースされています。この音源はPUNK/HARDCORE好きにはマスターピース。 BULLET LAVOLTA '88の春にボストンのTAANG!よりEPをリリースしその後MOVING TARGETSやLEMONHEADS ,REDDCROSS等とも親交の深かった伝説のバンド。米のカレッジシーンの先駆者的バン ドで日本での評価は悲惨な程低かった(悲)。NYのMATADORからもアルバムをリリ ースしています。 LIVESKULL こちらもNY出身の当時「JUNK」シーンの中で括られていたN.Y.UNDERGROUND最右翼。 GAZZARD ミネアポリスの最重要レーベルAmphetamine Reptile Recordsより3枚のアルバムを リリースしている長寿バンド。Ist ALBUM『Get A Witness』はTOY'S FACTORYより日 本盤も出ていました。(現在は廃盤)そのPOST HELMET的サウンドアプローチにDC f reakも頷ける不協和音の合致したスタイルは現在も衰える事無く鋭角な鋭さを音源中 に漂わしています。同レーベルのシリーズコンピ『DOPE GUNS'N'FUCKING IN THE ST REET vol.8』ではJAWBOXとも同収録されています。皆が好きなのも頷けます。 FLANKLIN ここ2年位のEMO-TRENDに成りつつある「'80s New Wave回帰」の方法論に漏れること なく「エッセンスを取り入れた」どころかそのまんまの音源を発表(?)したオーラ ンドのバンド。KayBoardやPercussion,Trumpets等を多様し、ダブ楽曲も備えたその スタイルは懐かしくも自分にとっては少し微妙な感じです。(笑)これならMEN AT WORKの『Business at Usual』を手にしてしまう俺.....。リバイバル好きには良いか も。treeから。 TRENCHMOUSE (文中補足)随所にフリージャスの要素を取り込んだ解りやすくいえば「MIXTURE」 なサウンドスタイル。SKENE RECORDSからアルバムが出ています。やはりDC人脈の 流れにあるシカゴのバンド。 SHINER ex.JAWBOXのKim&J.のレーベルdeSotoから1stを、Hititより2ndをリリースしている 。JAWBOXの構築したサウンドプロダクションをベースにVocal Lineをより強調するグ ランジ路線へ展開させた良質なバンド。全体に流れる倦怠感とグルーブ感はNIRVANA 好きもいけます。 TRUSTY DISCHORDにしては珍しい「若さ」を感じ取れるPUNKバンド。サウンド形態はあくまで も単純なプロダクションなのだけど、「3」や「GRAY MATTER」等の流れを考えれば 納得。 関連サイト: DESOTO RECORD http://www.desotorecords.com/ DISCHORD RECORD http://www.dischord.com/
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