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title : 『 GOOD OLD-FASHIONED QUEEN 』  『 GOOD OLD-FASHIONED QUEEN 』
artist : QUEEN
comment : テーマは“グッド・タイム・クイーン”。彼らの売りの1つでもあるノスタルジックな一面、いわゆる“グッド・タイム・ミュージック”的な楽曲を中心にセレクト。2つの“一週間ソング”をA、B面それぞれの1曲目として、そこから曲の並びを展開。
 A面のヴォードヴィル系の曲は圧倒的にフレディーの曲が占め、ジャズ系はブライアン。B面のフォーキーなポップスはジョンの、そしてカントリー・テイストはブライアンの曲が多く、彼らの趣味性が浮き彫りに。
 こうして並べてみると、かなり“古き良きアメリカ”っぽい趣になり、これならバーバンク・サウンドが好きな人にも受け入れられそう。強引な言い方をすれば、“ハーパース・ビザールへの英国からの回答”と言えなくもない?
'06/02/19記

title : 『 YOU WILL ROCK ME 』  『 YOU WILL ROCK ME 』
artist : QUEEN
comment : テーマは“ソリッド・クイーン”。当たり前のことながら、クイーンはロック・バンド。しかも結構ハードな。このカセットでは、そんな彼らのハードでソリッドなロック系のばかりをセレクト。シャッフル系の曲から、ストレイトな R & R、ブライアンの“津軽じょんから”ギターを堪能できるファンキー系、ドッシリとしたミドル、クイーンならではのマジカルなロックを経て、最後は豪快にエンド。
 15曲中、フレディーとジョンが1曲ずつ、4人共作が1曲、残りは全てブライアン(8曲)とロジャー(4曲)。フレディーが亡くなり、ジョンも参加しないまま、ポール・ロジャーズが加入した“新生クイーン”の成り立ちが、このブライアンとロジャー中心に進んだことも頷ける配分。
'06/02/19記

title : 『 IN THE LAP OF THE QUEEN 』  『 IN THE LAP OF THE QUEEN 』
artist : QUEEN
comment : テーマは“ドラマティック・クイーン”。A面はファンタジックで、ブリティッシュ・ロックなイメージの曲を多めに、B面はバラードやコンテンポラリーでありながらもドラマティックな曲をセレクト。
 「全てはクイーンのなせる業(IN THE LAP OF THE QUEEN)」とばかりに、彼らの曲はどれも、そのセンスが隅々まで行き届き、しっかりと構成されたものばかりで、このカセットを通して聴くと、かなりの満腹感。でも、元々“音楽的胃袋”の強いクイーン・ファンなら、このコッテリとした選曲でも“ペロリ”のはず。
'06/02/19記


 クイーンにジョン・ディーコンが加入し、“黄金の4人”になったのが1971年の2月。それから35年後の2月の本日、その35周年を記念して(ちょっと中途パンパな区切りですが…)、クイーンの曲をテーマごとに選曲した “'70年代クイーン・トリロジー”として、『 GOOD OLD-FASHIONED QUEEN 』『 YOU WILL ROCK ME 』『 IN THE LAP OF THE QUEEN 』 を作りました。

 本来はそのバラバラな要素が絶妙なバランス感覚で配分されているのが彼らのアルバムの魅力なのでしょうが、これまで各々のアルバムに散り散りになっていた“似た要素を持つ楽曲”をまとめてみると、ある特定の雰囲気には結構重宝するのではないかと思います。楽しい雰囲気で寛ぎたい時は 『 GOOD OLD 〜 』、朝の目覚ましやモチベーションを高めたい時などは 『 YOU WILL 〜 』、興奮と感動の渦に浸りたい時は 『 IN THE LAP 〜 』 といった具合に使い分けて聴いてみると、凝った作りの彼らの作品も、グッと身近になることと思います。

 各作品からの配分は、『 QUEEN 【戦慄の王女】』 から10曲中6曲、『 QUEEN II 』 から11曲中2曲、『 SHEER HEART ATTACK 』 から13曲中7曲、『 A NIGHT AT THE OPERA 【オペラ座の夜】』 から12曲中9曲、『 A DAY AT THE RACES 【華麗なるレース】』 から10曲中8曲、『 NEWS OF THE WORLD 【世界に捧ぐ】』 から11曲中8曲、『 JAZZ 』 から13曲中12曲という具合で、今回は全80曲中52曲を紹介したことになり、以前紹介した 『 QUEEN II 』 から残りの9曲を足せば、'70年代クイーンの曲は80曲中61曲を紹介したことになります。

 他にも「THE NIGHT COMES DOWN」や「FLICK OF THE WRIST」、「YOU'RE MY BEST FRIEND」、「THE PROPHET'S SONG 【預言者の唄】」等、収録したい曲がいくつかあったのですが、時間的制約、楽器・雰囲気の繋がり、前後が組曲になっている、などの都合上、止むを得ず断念したものもあります。CD派の方ならそれぞれのベスト・ポジションを見つけて挟み込んでみるのも◎でしょう。それと 『QUEEN II 』 の中核を成す楽曲は、その完成度ゆえ、あえて外しましたので悪しからず。

 こうして7つの作品から違うテーマによって最強の面子が揃う辺りは、ドカベンのプロ野球編でパ・リーグの各チームに散った明訓高校のメンバーが、オール・スター戦で一堂に会するという感じに似ているなぁ、なんてことを考えてしまいました(笑)。

 それにしても彼らって、お互いに様々な音楽的趣味性を持ちながらも、お互いの作った音楽に付き合うだけの引き出しや技量も持ち合わせているという”怪物バンド”なのだなぁ、ということをつくづく思いました。しかもやろうと思えば一人で多重録音もこなしてしまう。音楽のレーダー・グラフに際立って数値の少ない所が一つもない、というかグラフが描き出す図形の面積が相当広いバンドだということがこれで分かると思います。その図形〜“'70年代クイーン”を導き出す公式は、

 '70年代クイーン≒ビートルズ×ジミ・ヘンドリックス×ライザ・ミネリ

だと思います。ビートルズの多彩さに、ジミ・ヘンドリックスのハードさ、テクニック、少々のブラック・ミュージック的要素、ライザ・ミネリの音楽性とパフォーマンス。「何を今さら!」とお思いの方も多かろうと思いますが、やはり彼らはこの3要素に尽きると思います。


 この3本のカセットで、レコーディング・バンドとしては最高峰の部類に位置する彼らの作品を十分にご堪能下さい。




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