HATFIELD & THE NORTH

Cheap Philosophy

Highland HL398 (67'55")

[1] Mumps (Lumps ~ Prenut) (19'20")
[2] Share It (2'55")
[3] Lounging There Trying (4'03")
[4] The Yes No Interlude (8'25")
[5] Halfway Between Heaven And Earth ~ The Yes No Interlude (10'09") -> YouTube
[6] Fitter Stoke Has A Bath (6'32")
[7] Didn't Matter Anyway (3'20")
[8] Your Majesty Is Like A Cream Donut (6'11")
[9] Oh What A Lonely Lifetime (6'58")


Rainbow Theatre, London 1975.3.16
Dave Stewart (key), Phil Miller (g), Richard Sinclair (b,vo), Pip Pyle (ds)
[4] released in 'Hatwise Choice : Archive Recordings 1973-1975, Volume 1'
[7] released in 'Hattitude : Archive Recordings 1973-1975, Volume 2'

有名なレインボー・シアター・ライヴの(ついに出た)完全版。「Canterbury Live Tapes」で聞ける Sam Wyatt による歌とMCは収録されておらず、いきなり複雑極まりない難曲 "Mumps" で始まるのには驚く。[4]-[7] はメドレー。[4] はイントロがエレピ・ソロ。[5] は歌詞がついていない。「The Rotters' Club」のCD等に収録されているのは、後からオーヴァーダブ/編集されていたことがわかる("The Yes No Interlude" に挟まってることも)。[5] の後半から [7] は「Canterbury Live Tapes」にも収録されているが、こちらの方が若干音が良い。[8][9] は続き、[9] (2'00") 付近からおどけたミュージカル・ナンバーのようなメロディ(BBC Top Gear のコマーシャル・ソング)が出てメンバー紹介があり、一瞬 "Big Jobs" が顔を出し、最後は "(Big) John Wayne Socks Psychology on the Jaw" で締める。

これを聴いて改めて思ったことを書いておく。まず、"Mumps""Your Majesty Is Like A Cream Donut" はやっぱり別の曲だったんだ、ということ。「The Rotters' Club」では組曲のような表記がされているが、実際に聴けば途中に切れ目もあり、イントロの静かな部分&壮大な後半部分("Your Majesty Is Like A Cream Donut")と、サックス・ソロのフェイド・アウトまで(アルファベットの歌含む)の中間部分("Mumps")とは、別べつの曲を編集でつなげたような断絶感がある。また、"Oh What A Lonely Lifetime" は最後に "(Big) John Wayne ~" になる等、曲が交錯していて混乱する。(このようなブート解析作業をしてると特に...)

ステレオ・オーディエンス録音。曲間で観客がうるさい(笑)。この時はあまり調子が良くなかったようで、ヴォーカルがやや不安定だったり、[3] でギターが音をはずして笑われてたりする。

2枚の未発表音源集「Hatwise Choice」「Hattitude」に、この時の録音が一部だけだが高音質で収録された。[4] のエレピ・ソロから [5] に入るまで、[7] 、そして最後のMC部分。

音質評価 − ★★★  / 総合評価 − ☆☆☆

last updated: 2008.3.17

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