■僕はいかにして打楽器奏者になったのか【その6〜高校時代(一年、Tuba奏者を経験する)〜】

Tubaパートは、先輩男性一人、同学年女性一人(Es バス)、そして私の3人構成であった
先輩は中学時代バスケをやっていたにもかかわらず突然、吹奏楽部に入部した不思議な人だった
そして、とてもやさしく面白い方だった

コンクールが終わってしばらくして、先輩の口から予想だにしなかった言葉が発せられた
「俺、部活辞める」

先輩の意志は固く、夏の終わりにはすでに退部していた
ここで僕が打楽器に戻ってしまうと、TubaパートはEsバス一本になってしまう
まぁ、初心者奏者の僕一人がいてもあまりプラス要素はないのだが、あまりの短期間のTuba奏者生活で消化不良というか自分自身で納得できない部分もあって、定演(3月)まではTubaパートで行くことにする


当時は、色々と理不尽な思いをしたが、今思えば良い経験だったと思う
しかし、高校時代の波乱はまだ続いたりする

ちなみに僕が二年になるころには、一つ上の先輩打楽器が一人退部し、同学年の打楽器奏者の退部していた
まぁ、タイミングというかなんというか、人生というのはそういうものかも知れない

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