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先進国にも永遠になれない


>デモ海外では売れてるんでしょ、材料は日本から仕入れるが、売れてれば、利益は出るでしょう。<


かろうじて出てるんですよ。しかし、部門別に見ると分かりますが、現代もサムスンも構成している製品群の半分は赤字です。
黒字が出てるものも、輸出の利益は部品代に消えるので2〜8%で、残りの9割以上の利益は国内で内外価格差2〜4倍の販売で稼いでいる。
しかし、内需は縮小する一方なので、この5年間で大体1.5倍から2倍に値上げして、辛うじて利益を上げてます。
残りは、例えば、サムスンの利益は、サムスン・コーニングなど、外資との合弁企業の収益です。<


>その利益が
「海外のファンドや在日系のサラ金業者、日本の部品、素材などの貿易による日本の黒字によって、
主に日本によって、次いでアメリカによって富を持ち出されている、」
わけですか?<

例えば、韓国の大手銀行10行のうち、9行までが海外ファンドが大株主で、配当比率70〜85%で利益を海外に持ち出す。企業では、
45〜60%の利益配当をさせて、富を持ち出します。


>少なくとも従業員の給料にはなってないようですね。<


ここが一番肝心なところ。
韓国は、今でも全労働者の、少なくとも60%以上が非正規労働者で、社会保障一切なし、ボーナスなし、
賃金は正規職の40〜45%程度で、手取り10万円程度です。
正規職も新卒給与だけはいいが、その後の昇給はないも同然。

台湾やシンガポール、マレーシア等に比べても異様な低賃金労働者が過半数を占めていて、これが、低価格のディスカウント輸出を支えています。

さらに、実態として15%近い失業者、さらにその半数程度の就職断念者がいます。
それくらい、国内経済は窮乏してます。
当然、内需は下がる一方。つまり、実態経済がないに等しい国なんですよ。


>サムスン、LG、現代、造船企業などは、ドルで稼いで、韓国国内でウォンに換えますが、
上記のように量的供給量はまったく増えていないので、どんどん上がります。
ドルばかりどんどん増えて、ウォンが稀少、少ないから、ウォンは上がらざるをえません。

ここがよくわからない。<


簡単な話で、輸出で風船のような中身のない経済になっているということです。
皮ばかり大きくなって、アンコは限りなく小さくなっている状態。

需給の関係で、ドルを一杯もってきても、それに見合うウォンの量がないので、ウォンの供給不足=値上がりになっているということです。


>景気悪いのに通貨供給を増やすと、インフレになりますよね。<

とはいっても、エネルギー効率が日本より3〜4倍悪い上に、韓国銀行がウォン価格を下げるために、通貨をだらしなく発行しているため、
インフレにはなっています。

物価は日本よりもはるかに高く、世界一といわれてます。

こんなに国民の不幸せな国もないですね。

そして、金はどんどん日本と欧米が巻き上げるので、GDI(国民総所得)が縮小している、
つまり、国としては小さくなっているわけで、ウォンは必ず上がらざるを得ない。そして、窮乏すると、国も個人も企業も借金せざるを得ない。
対外債務が増える。

さらにウォン高で必ず輸出が減る=経常収支がさらに赤字になる=また、破綻する。


では、誰が一見大きくなっているように見える韓国の富を持っていっているのか?

対日貿易赤字は、ウォン高になればなるほど拡大、まず、日本が持っていき、欧米ファンドが次いで利益配当でもっていく。

韓国は実態経済はさらにマイナスになる、窮乏化する、海外からの借金が増える、この繰り返しで、一流国どころか、二流、三流国にも劣り、
最貧国になると言われているのは、あまりにも当然です。

さらにハングル世代の増大とともに、国民の愚民化が進み、技術力はどんどん低下、製品競争力もなくしつつあります。
もう輸出も崩壊。再建の術もない。

このままいけば、数年以内に、最貧国になります。