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いろはにこんぺいとう その4

 「懐かしのTV」について考察する機会がありましたので、ここでも少し・・・。

 今ではもうTVを見る、と言っても深夜番組か探偵ナイトスクープしか好んでは見てません。深夜番組といっても再放送アニメや映画なんですが・・・、あっ「最後の晩」は見てます。中島らもが目当てですが、彼の放送禁止ぶりが楽しいです(もしかして、この番組、関西ローカル?)。それとダウンタウンの「ガキの使いも」・・・、年末スペシャル、お腹よじれるほどおもしろかったです。クリンゴンの木村氏も絶賛してましたー。ビデオに録ったものを、何回も見ているそうです。

 オカルトものが好きな私は、「Xファイル」、「トリック2」(こちらは、オカルトというよりコメディー、他のドラマには有りえない演出がたまりません!生瀬勝久、今ではすっかりメジャーな俳優ですが{元は芸人}やはり大好きだなぁ〜。)も見てます。

 オカルトもの、と言えば、私は小学生の頃は自分で買う漫画というのはオカルトものばかりでした・・・。楳図かずお、古賀新一、伊藤潤二等の作品をマイ・フェイバリット(そんな小学生恐い。)にしてました。しかし、姉が2人居るので少女漫画も併読してましたよ、ちゃんと。

 でももちろん見る映画もオカルト&スプラッタ&サイコサスペンスもの。お父さんに、せがんでビデオをレンタルしてきてもらい、「ゾンビ」シリーズ(「バタリアン」、「死霊のはらわた」など、その系統の作品)は、全て見つくし、B級以下のもの;冷静に見るとコメディーか?と思う作品も。例えば、「サンゲリア」の中では、海底(しかも浅い!)で、ゾンビがサメと戦っているシーンがあるのです。ゾンビ、ちょっぴりサメにかじられてましたー。:まで拝見してました。

 現在ではウッディアレン作品、デビットリンチ監督作品、スティーヴンキング原作作品などなど、が好みです。お気づきかと思いますが、恋愛映画はあまり見ません・・・。が、たまに見るとおもしろいものです。そういえば、「恋愛小説」は一切読まないなあ。少女漫画は読みますが、陸奥A子、岩館真理子作品が多いです。

 話はそれて、リュックベッソン、新しい作品を出す度に、ワールドワイドに俗っぽくなっていってますね。広末涼子の「WASABI」では、「あっ、痛ったー」とおでこをペシッと叩きたくなるような、見境いの無さぶりを発揮してますが・・・。知ってますか?91年作品の「冷たく冷えた月」は、モノクロ映画で、とても素敵なストーリーです。1つの、美しい女性の死体に恋する、冴えない2人の男の、おはなしです。結末の方で、あの死体は人魚だったのでは・・・!?という、少しファンタジーめいた感じを残してくれてます。(決してお子様と一緒に観賞できる映画ではないので注意です。R指定です。)

 さて、最後になりましたが、私にとって特別な(今はもう見れない)TV番組は、「アルフ」、「アーノルド坊やは人気者」です。幼い頃から、かぶりもの・ぬいぐるみが好きだった私は、「アルフ」を見るのが生き甲斐(そんな小学生って・・・!?)でした。どちらもアメリカンホームコメディーです。こんな番組を見て、声を出して笑っていた、あの感覚を同じように味わえるのは、もはや「探偵ナイトスクープ」中でも、「パラダイス」ネタ、「桂小枝の小ネタ集」を見て、でしか有りません。あぁ、求ム、再放送。深夜、「アルフ」を見て笑い、もしくわ、ちょっぴり涙した(?)後で、心地良い眠りにつきたいものです。先日、TVを付けたまま、寝てしまって、夜中2時頃に、ふと、目を覚ますと、稲川淳二が怪談してて、びつくりしました。こわいよ、一人で見るのは!

(文:さわだともこ)


:この文章は澤田さんから送られてきた原稿を当HP製作者が、できるだけ原文に忠実に再現することに留意してHP上に掲載しているものです。なお、今回は原文にあまりにも改行が少なかったので、勝手ながら一部改行させて頂いています。禁無断転載。


last updated 2002.1.30


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