お薦めの逸品を紹介!

0020 Maria Rita / Maria Rita

 

<list>  

エリスの愛娘マリア・リタのファースト・アルバム
 ブラジルでのライヴチケットは常に即完売らしい。声も母、エリス・レジーナに激似という評価。ブラジルでは発売1週間で10万枚のセールスを記録し、ブルーノート公演の為10年ぶりに来日したミルトン・ナシメントとバンドメンバーも激賞。そのミルトンの書き下ろしや、名曲「出会いと別れ」の他、 母の親友であったヒタ・リー、MPB最前線のリーダー役レニーニ、ロス・エルマーノスのリーダー、・マルセロ・カメーロら選び抜かれた選曲となってます。

<personnnel> Maria Rita(vo)
 
 
 
 
 
[お薦め度] ☆☆☆☆
 

 またも2世か....と思って通りすぎかけたんですが、なんとなく立ち止まって聴いてみたら、なかなかいいです!
 
上にもあるようにエリスの娘タです。
 
で、内容は中頃で普通っぽいバラードなどが続いてだれるかも知れないですがそれ以外はなかなかいいす。前半2.3曲目あたりはとくにイイ味出てます!ボッサと言えばメジャーな進行で角のとれたリズムというイメージを持ちがちですが、2曲目はそういう期待を裏切ってくれます。イントロからウッドベースが激渋で始まりダブルストップを決めたら、これまた渋いマリアの歌声へという展開で、エッジバリバリで始まります。このまま行くと見せかけワンコーラス目で控え目だった生ピが2コーラス目の頭からいきなり神秘的なリフを刻み出しベースもそれにあうパターンに変わり雰囲気一新!でも、そこにのってくる歌は基本的な1コーラス目のイメージを保ったまま...と、憎い! 憎すぎる展開です!ちょっと絶賛しすぎかも知れませんが、そんな印象を受けます。バックトラックは全編生バンドで一発でやったような感じでとてもいいし、マリアの歌も正当派ではあるけど、声質はちょっとハスキーで所謂正当派とは違い、少々低めで演奏ともよくあってます。なので普通にうまいブラジル歌手(ガルやジョイス)としての楽しみ方もできるし、またモンチの楽曲までネタ繰りはしてませんが、そういうフレーバーも楽しめるいいアルバムです。冬の夜あったかいお部屋で、照明をおとして、おいしいお酒と共に聴けば最高!でしょう。

 
 

 


0019 Miroslav Vitous / Magical Shepherd

 

<list>  

ウェザー・リポートに在籍していたベーシスト、ミロスラフ・ヴィトウス(いいにくい!)が76年に放ったフュージョンの傑作??が初CD化! ハービー・ハンコックが全面参加、思いっきり変態ブラックなシンセを聴かせてくれます。怪し気なスペイシー・フュージョンです。

<personnnel> Miroslav Vitous(b)
ハービー・ハンコック (syn)
 
 
 
 
 
[お薦め度] ☆☆☆☆
 

 この人ぼくの中では結構“謎”なんですが、このアルバムは笑けました!
 
ヘッドハンターズっぽいフュージョンだなあと思いながら聴いてると、確かタイトル曲?と思いますが、格好いいイントロの曲が始まって「あ!!これっ!」と思ったら、最近R&Bで流行ったAMERIEという韓国人と米人のハーフの女の子のアルバム「ALL I HAVE」の「need you tonight」という曲のバックトラックにサンプリングされてたのです!このAMERIEのアルバムが出た時に解説で彼女がプロでユーサーをベタ褒めしてて、中でもこの曲は特に格好いいなあ!と思ってて、こんなトラックを作れるってすごいな〜と思ってたんですが、実はネタあったんや..という安堵感を得たっmですが、同時に、でもほんま良くこんなアルバムを聴いてるもんや..と感心もさせられた訳です。
 
中身の話以外が長くなったけど、要はヘッドハンターズがさらにスペイシーで変態っぽい感じ(ってようわからんかな...?)でも、そのへんが好きな人なら、ある意味失敗やとしても「あり!」と言えるかなと思います!

 
 

 


0018 Amy Winehouse / Frank

 

<list>  

なんと19歳でギターもこなすらしい!サラ・ボーンやダイナ・ワシントンが好きらしい。しかし19には見えん....。ところでタワー難波以外ではブラックのコーナーにもJAZZのコーナーにもない....、いったいあんたらは、これを何と解するのか!?!?しかと応えよっ!って感じか〜!
2 Stronger Than Me、8 [There Is] No Greater Love が有名DJのジャイルス・ピーターソンによってヘビープレイされているそうです。

<personnnel> Amy Winehouse(vo)
サラーム・レミ (produce)
 
 
 
 
 
[お薦め度] ☆☆☆☆
 

 また格好いいのが出てきましたよ!!!!!みなさん!!
 
基本的にはJAZZなんでしょうが、トラックはチープな打ち込み系でループっぽく作られており、その中で一際個性を放つエイミーのボーカル圧巻です!!
 
あんまり情報がなくよくわからんのですが、UKの人でクラブ(日本もかな???よくわかりましぇん)では先攻曲がかなり話題になっていたそうです。日本盤はよ出んかな〜〜〜〜!!

いや〜久々に大物の予感です.......。無理矢理例えたらメイシー・グレイっぽいって事になるんかな....、でもサウンドはJAZZっす。

 
 

 


0017 Dexter Gordon / Xxl

 

<list>  

 ボルチモアの「LEFT BANK JAZZ SOCIETY」で、1969.5.4にLIVEレコーディングされたアルバムです。曲は3曲しかないですが内2曲が20分を超える長尺です。

<personnnel> Dexter Gordon(ts)
Bobby Timmons (p)
Victor Gaskin (b)
Percy Brice (ds)
 
 
 
[お薦め度] ☆☆☆☆
 

 さらに私用もあってデックス2連発!こっちは1曲がなが〜〜〜い...、しかしこれぞデクスターなんすけどね....。
 
実は「Misty」を聴きたかったんですが、「Misty」と言えばエロール・ガーナーもしくは歌の人とか多いですよね、ぼくは楽器がやってるのを探してて、そう考えて頭に浮かんだのが、やはりこの人やった訳です。いかにもでしょ!?(反対意見もあるかな????)まあまあ、それはさておき)
 
やっぱ勉強になる、なんせ延々吹いてくれますからね、それでもって飽きさせない展開...(当たり前や!!!とデクスターファンに怒られそうですが...(汗))、やはり傷みいります。おちょくってるように聞こえるかも知れんですが、でもデクスター好き好き度が、この文から溢れてるのは、真のデックスファンなら必ずわかるはずです。

しかし生前にLIVEを見れなかった事が非常に残念す......オロロ〜ン。

 
 

 


0016 Dexter Gordon / Live At The Both And Club San Francisco - August 7 1970

 

<list>  

 1970年8月7日、サンフランシスコでの未発表ライヴ演奏。トリオ編成でワン・ホーン。クラブ名はBoth And Club。“Blue Monk”“いそしぎ”“There Will never Be Another You”など7曲を収録!

<personnnel> Dexter Gordon(ts)
George Duke (p)
Donald Garrett (b)
Oliver Johnson (ds)
 
 
 
[お薦め度] ☆☆☆☆
 

 私用もあってここに来てデクスターをば...です。いや〜実にいいっすよ、相変わらず。こんな爺になりたい...!そう思わせます(感涙)
 
確かではないですが、この音源はジョージの私物やったみたいですね、コロコロしてるんでお腹にでも隠してたんでしょう(笑)。しかし、通称「Another You」は中でもとてもいいすよ!でも残念ながらDonald Garrett (b)が、かなり微妙なソロをかましてくれてます、何なんでしょうこの人は....。情報お持ちの方はBBSにお願いします

細々した事でいらいらしてる時には是非聴いてみて下さい!そんな自分があほらしくなります。

 
 

 


0015 マンディ満ちる(Monday Michiru) / Moods

 

<list>  

 前作からほぼ1年、通算14枚目にあたるアルバム!全11曲収録。全編にJAZZニューヨークのミュージシャンを起用した作品。

<personnnel> Monday Michiru(vo)他
 
 
 
 
 
 
[お薦め度] ☆☆☆☆
 

 マンディ姉さん新譜でました!
 
やはりよくできてます!一聴してうける感覚としては、すこし「precious poison」っぽいですが、それ以降のラテンフレイバーもクラブもうまく消化して完成したという感じが伺えます。あいかわらず読めない展開の飽きさせない曲作りも健在で、旦那の アレックス・イイニクイ(ほんとはちゃんと名前あります) さんの影響もあるのかな?とか思えます。勇んで試聴しにいったので、最初は斬新さには欠けたように思いましたが、妙に期待しすぎてたのと、今回メンバー全員ニューヨークのJAZZ界精鋭という触れ込みもあり、思いが暴走したと思われます
 ま、多少暗めの曲が多いかな???って感じは残りました

エリ・ゴラよろしく、4ビートにも1コードファンクにも飽きた方、少々、小難しい系はいかがでせう!!なんちって!?

 
 

 


0014 Eli Goulart E Bando Do Mato / 45°

 

<list>  

 ドイツで活動するリオ生まれのブラジリアン・アーティストELI GOULARTの2ND。ブラジル/リオ録音、現地ミュージシャンを参加させての音作りとなっており、リラックスしたホーン・アンサンブルが心地よい内容です。

<personnnel> Eli Goulart (vo & g)
 
 
 
 
 
 
[お薦め度] ☆☆☆☆
 

 0001 で、デビュー・アルバム”BICHO DO MATO”を紹介したエリ・ゴラーの2作目。1枚目よりは多少生楽器度が減ったけれど、あいかわらず『グルングルン』これでもかっ!と言わんばかりグルーブしてます。ホーンの入り具合も前回を超えて全編入っているし、打ち込みもあり、新しい試みがそこここに見られます。
 
しかし、あの生ギターの弦とネックとの炸裂音や、そして当然のように、拍子抜けしたようでそうでないようなボーカル、さらに1曲1曲の飽きさせないアレンジは見事なものです!FUNK好きやけど、あまりのワンコードや、コテコテさに疲れたり、ブラジル好きやけど、なんかファンキーさに欠ける とお嘆きの貴兄に是非おすすめします!!

ちなみに日本版は11月末頃発売だそ〜〜〜です! チェキラッ!!!!

補足)先月末に待望の日本版出た模様...。しかし輸入盤のパッケージの隅にちょろっと何か貼っただけって感じ、中は見てないけど、値段で決めてよろしいかと....。
 

 


0013 Miles Davis / Complete Jack Johnson Sessions

 

<list>  

 映画『ジャック・ジョンソン』のために録音され発売されていたレコードで、マイルス・デイヴィスの作品中ロックの影響を受けた演奏を中心としていました。今回はさらに、その演奏が生まれるまでのマイルスを中心とするミュージシャンたちのドキュメントを含んだと言える内容のアルバムとなっています。当時ロックの台頭で、覇権を奪われたジャズ界において「マイルス」の見せた先鋭的な視点と、ジャンルを超えたギタリストととなりつつあったジョン・マクラフリンを始めとする多くのミュージシャンのセンスとテクニックを引き出した「音楽監督マイルス」の面目躍如のアルバムとなっています。

<personnnel>

マイルス・デイビス(tp)

スティーヴ・グロスマン(ss)
ウェイン・ショーター(ss)
ベニー・モウピン(bcl)
チック・コリア(elp)
キース・ジャレット(elp)
ハービー・ハンコック(key)
[お薦め度] ☆☆☆☆
 

 0008に引き続きマイルスであります。例によってBOXであります。しか〜〜〜し、これは!!!凄すぎる!!かっくい〜〜〜〜〜い!!!初心者の方には当然同じ曲のバージョン違いが一杯入ってるきつ〜〜〜〜イアルバムですが、ファンにとっては涙ものもの!フィルモアウエストで泣いた人も、GET UP....やDIRECTION持ってて買うの悩んでる人も、是非買いましょう!私はまだ買ってませんが必ず買う予定です!!!!
 
これ以上筆舌につくし難いので最後に一言!「何で、ウイリー・ネルソン???」こんな事も知らんと語ったらあかんのかな!?!?うわっ!やばっ!しもたっ!

 

 
 

 


0012 Jazzinho / Jazzinho

 

<list>  

 Da Lata、Kyoto Jazz Massiveの作品のボーカルGuida De Palmaの新ユニット。既に輸入盤12インチが渋谷界隈のレコードショップで記録的なヒット、DJにも大きな注目を集める中発売される本作は、共同プロデュースにChris Franck(Da Lata)を迎え制作。ブラジル音楽〜クラブ・ジャズ・ファンまで満足の内容!

<personnnel>  

Guida De Palma

 
 
 
 
[お薦め度] ☆☆☆☆
 

 これはお洒落です!この一言で片付けると怒られそうですが、まさにクラブを意識しまくった楽曲になっており、クールな内容になってます。ボーカルがかわいい声で、それとバックトラックのアレンジとの対比も受けて流行ってるのでしょうが、ぼくとしてはもう少し声がいかつければ...と思います。でも重ね重ね言いますが充分お洒落で格好いいアルバムです。
 
多分OREO氏は購入済みでしょう....。

 

 
 

 


0011 Catia / Saudage De Paris

 

<list>  

 プロデュースは、「カフェ・アプレミディ」、「フリー・ソウル」でお馴染み橋本徹氏。ブラジル生まれフランス在住のブラジリアン女性シンガーCatia(カチア)が日本デビュー!タニア・マリアらとの活動で知られる彼女ですが、今回、橋本徹(SUBURBIA)のプロデュースで待望の日本デビューとなります。ジプシー・キングスやスティーヴィー・ワンダーなどの名曲の素晴らしいカヴァーを含む全16曲。

<personnnel>  

catia

 
 
 
 
[お薦め度] ☆☆☆☆
 

 引き続きブラジル路線でこのコーナーいきますが、今回は9月12日発売のアルバムです。いい声です。ま、ちょっとカバー多い気はしますが、プロデューサーの力量もあるのかも知れないですが、それにもまして歌が正当派でいいのです。
 
ま、ガルやジョイスやモンチなど(すいませんメジャーどころしか知らんのに、こんな文書いてます。)の路線と言えばそれまでですが、しかし、うまい人どんどん出て来るもんです。脱帽...。

 

 
 

 

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