ベトナムGXトラベラー



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ベトナムGXトラベラー
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この内容で納得する読者は?

発売前にはかなり期待していた本であったが、写真実技書いや写真娯楽本と考えてもあまりの内容の内容の薄さにがっかりさせられた。
「旅に連れ添うためのコンパクトなカメラ全般の本」とジェネラルに考えても写真雑誌のレベルにも達していない。

・巻頭写真:ロケ地の魅力以外、見どころがない
・本文:真新しい内容は何一つない、一個人の自叙伝としては成立するとは思う
・小説:ベトナムの描写ではなく男女関係の描写で、存在意義を疑う

タイトルの付け方以前に、どんなに公平に考えても辛口な批評になるが、この内容で納得する読者というのは失礼ながら今までにカメラに関する書籍を読んだことのない方だけではないか。
至上最悪の書籍タイトルの付け方

この高額な書籍をどう捉えたらいいのでしょうか。

純粋な写真集としては、異国の地というシチュエーションに思い切りよいしょしているおざなり写真ばかりで、あまりに中途半端に感じました。この横木さんというカメラマンの実力のほどは知りませんが、作品集としてはあまりに陳腐。雑誌ロケの仕事の途中で撮影した写真日記程度のものを集めたようです。

GX100に関する記述もほとんどありません。その内容を期待されていた方には思い切り期待はずれの書籍。一般的な撮影に関するエッセーと捉えても、文章が稚拙なことに加えて、おまけの小説は深みがなく三流ポルノ小説級。

許せないのは、全ての写真をGX100で撮影したわけでもないと堂々と書いてあること(キャプションに別のカメラで撮影と明記しているものもあるし、背景のボケ具合などであきらかにそれと違うとわかる写真も多い)。写真の専門書をうたうからには、せめて撮影機材と・データは明記して欲しいところです。

写真も内容もGX100にゆかりのないフォト&エッセー集が何故このタイトルなのでしょう? タイトルに惹かれて買われると絶対に後悔するとおもいます。消費者を惑わせる不当表示のようなタイトルの付け方は、書籍であっても通販購入が当たり前の時代にあって詐欺行為にも値する最悪だとおもいます。

以上私見ですが、この本が実際に販売されている以上よいと思われる方がいらっしゃるかもしれませんので、不快に思われましたらご高配下さい。ですが、2,100円を出すのなら実際に手に取られてから購入された方がよいとおもいます。私は品薄の頃に通販で取り寄せましたが、書店で見たなら絶対に買わない内容でしたので後悔千万です。
逆にいうと初版絶版は間違いないと思いますので、将来は希少本になるかもしれません。

構成・内容共に著者というよりも出版社・編集者の実力のなさが露見しており、このアスコムという出版社の本は今後買い控えようとおもいます。

結論としてこの書籍は、売れ筋カメラの名前を語ったそれとは内容が違う横木さんという方の単なるフォト&エッセー集です。横木さんのファンの方にはオススメできるとおもいます。
貴方の旅・旅行とカメラの話し

著者(写真家)はお気に入りの街に旅をする。
相棒にはコンパクトなカメラ。
自由さは軽快さとなる。
軽快さは自由となる。
気持ちよく旅をし、気持ちよく写真を撮る。
いい写真を撮れれば、きっと気持ちいい旅になるだろう。
それには出来のいいコンパクトなカメラが、ピッタリだろう。
通覧後にそういう気にさせられた。
本書はタイトルから特定の某カメラを想起するかも知れないが、内容はコンパクトカメラの詳細を書いた本ではなく、旅に連れ添うためのコンパクトなカメラ全般の本だと思ってもいいのではないだろうか。
旅先で重いカメラをくたびれたようにかかえる方々をよく見かけたりもするが、せっかくの旅先でわざわざ疲れなくとも、最近のコンパクトカメラはどれも優秀で、十分に撮影を堪能できるという事実も本書から伝わると思う。
本書を買ってからコンパクトカメラとともに3度も旅に出かけてしまった。
そして帰ってきてふたたび本書を開いてみたら、本書がまた楽しく感じられた。
旅・旅行が好きで、自分でも写真を撮るという方に手にしてほしい一冊だ。







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