Soundtrack
I AM SAM
2002 V2/BMG |
1. Two of Us - Aimee Mann & Michael Penn 2. Blackbird - Sarah McLachlan 3. Across the Universe - Rufus Wainwright 4. I'm Looking Through You - The Wallflowers 5. You've Got to Hide Your Love Away - Eddie Vedder 6. Strawberry Fields - Ben Harper 7. Mother Nature's Son - Sheryl Crow 8. Golden Slumbers - Ben Folds 9. I'm Only Sleeping - The Vines |
10. Don't Let Me Down - Stereophonics 11. Lucy in the Sky with Diamonds - The Black Crowes 12. Julia - Chocolate Genius 13. We Can Work It Out - Heather Nova 14. Help - Howie Day 15. Nowhere Man - Paul Westerberg 16. Revolution - Grandaddy 17. Let It Be - Nick Cave |
「自分の好きな人同士が一緒にいるのを見るのは楽しい。」 某所でそういうフレーズを見かけて、これだ!と思いました。世の中いろんなカップルがいますよね。中には 「どうしてこんな素晴らしい子があんな男なんかと…」 っていう組み合わせだってあるでしょう。男女のことなんて本人たちさえ良けりゃ外野は口出しすべきものじゃないけれど、それでもやっぱり気になってしまうのは、彼あるいは彼女あるいはその両方のことを良く知っている友人であればこそ。その点自分の好きな男友達と女友達が仲良く一緒にいる状態には、嫉妬心なんて湧きようもない。この2人が一緒で本当に良かった。パーフェクト・カップルの2人に祝福あれ。伝えたいのは、それだけです。 自分にとってのエイミー・マンとマイケル・ペンの2人はまさにそんな夫婦。もちろんどちらも友達なんて言える間柄じゃありませんが、エイミーは 'Til Tuesday 時代から、マイケルも90年の "No Myth" (US#13) 以来一貫して好きだったアーティストです。もともとは特につながりのなかった2人が、たまたまレコーディング人脈が重なり合って知り合い、愛し合って結婚に至る。こんな偶然ってあるんでしょうか。まるで自分が彼らの縁を取り持ったような、ちょっぴりワクワクする気分。仲の良い2人が息の合ったところを聴かせるこのサントラの1曲目 "Two of Us" を聴く度に、この夫婦を心から祝福したくなるのです。 *** あちこちで書いてるような気もしますが、僕はビートルズに過度の思い入れがありません。1970年5月に生まれてみたら、もうビートルズは解散してしまっているし、80年代になって洋楽を本格的に聴き始める前にジョン・レノンも死んでしまっている訳で。洋楽を聴くにあたってリアルタイム性を重視する自分としては、これは大きい。要するに、彼らは「有史以前」の音楽なのです。 というわけで、ビートルズ本体の録音にはあまりこだわりがないのですが、彼らの曲には覚えやすくていいメロディが多いなあとは思います。ポピュラーなだけあっていろいろなアーティストがカヴァーしますし、そこに現れる様々な解釈を聴き比べるのは楽しいことです。そんなポストビートルズ世代にこそお勧めしたいサントラが、この "I AM SAM"。ご覧のとおり、ジャンルもへったくれもない様々なアーティストによるビートルズ・カヴァー集です。これだけとっ散らかっていると、飽きようと思っても飽きるヒマもありません。曲は知ってるものばかりだしアレンジは様々だしというわけで、かなーり楽しめる1枚。 お気に入りベスト3 1. Two of Us (なーんにも飾らない、淡々としたエイミー&マイケル。こんな夫婦になりたいものです。) 2. You've Got to Hide Your Love Away (エディ・ヴェダーにはやっぱりこれが一番合ってるみたい。) 3. Blackbird (ビートルズを歌う女性って素敵。特にそれがサラ・マクラクランとあればもう。) |