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artist : YOSHIDA hideko 【吉田日出子】
title : 『 上海バンスキング 吉田日出子・first 』
release : 未確認
label : SHOW BOAT
tracks ( cd ) : (1)ウェルカム上海 (2)月光値千金 【GET OUT & GET UNDER THE MOON 】 (3)スウィート・ジェニー・リー 【SWEET JENIE LEE】 (4)セントルイス・ブルース 【ST.LOUIS BLUES】 (5)サイド・バイ・サイド 【SIDE BY SIDE】 (6)ダイナ 【DINAH】 (7)貴方とならば 【I'M FOLLOWING YOU】 (8)上海リル 【SHANGHAI LIL】 (9)レイジー・ボーンズ 【LAZY BONES】 (10)リンゴの木の下で 【IN THE SHADE OF THE OLD APPLE TREE】 (11)海ゆかば〜幻想 (12)スィング・スィング・スィング 【SING SING SING】 (13)ウェルカム上海
tracks ( analog ) : side A...(1)〜(7) / side B...(8)〜(13)
reguler members ( “オンシアター自由劇場” 団員 ) : (1)〜(3),(5)〜(7),(8)〜(10),(13) :吉田日出子,vocal.(1)〜(7)、(11)〜(13) :串田和美,clarinet ; 小日向文世,clarinet ; 笹野高史,trumpet ; 斉藤理,trumpet ; 原田修司,trumpet ; 大森博,sax ; 大谷亮介,sax ; 真名古敬二,trombone ; 長内秀次,trombone ; 佐藤康治,banjo.
guest musicians : (1)〜(7)、(11)〜(13) : 大川洋,guitar ; 久冨ひろむ,piano ; 三浦孝英,bass ;長柴正司,drums. (8)(10) : 鈴木重男,clarinet ; 能坂明,piano ; 三浦孝英,bass ; 岡山和義,drums. (9) : 安田文男,piano.
producer : 徳光英和
arranger : 越部信義
condudter : 越部信義
related website : 『 自由劇場 Fan Club Internet version 』(「オンシアター自由劇場」のファン・サイト)




 本盤は、基本的にはディキシーランド・ジャズのマナーに則った演奏と、吉田日出子の脱力感満点の歌によってカラーが統一されているので、(11)での演出上の効果音以外は殆どサウンドの基調に変化なく進行される。よって、サウンド的な特徴が乏しいため、書くことがちょっと少なめ。かなりの部分を瀬川昌久さんのライナーを参考にさせてもらっております。ご了承下さい。


(1)ウェルカム上海  ▲tracks
 中国語の話し声の中始まる、軽快なオープニング曲(1)。吉田日出子の柔らかい歌いまわしもさることながら、イントロのフレイズがとてもキャッチーでずうっと頭に残る。外国の曲かと思いきや、この舞台のために書き下ろした曲と知ってビックリ。


(2)月光値千金 【GET OUT & GET UNDER THE MOON 】
(3)スウィート・ジェニー・リー 【SWEET JENIE LEE】  ▲
tracks
 今度はアメリカの古いジャズのカヴァーの(2)(3)。日本ではディック・ミネ(2)(3)やエノケン(2)もカヴァーしたという。(2)では日本語詞と英語詞の両方で歌っている。(3)の日本語詞は「蒲田行進曲」の作詞でも知られる堀内敬三。


(4)セントルイス・ブルース 【ST.LOUIS BLUES】
(5)サイド・バイ・サイド 【SIDE BY SIDE】
(6)ダイナ 【DINAH】
(7)貴方とならば 【I'M FOLLOWING YOU】  ▲
tracks
 ムードたっぷりに演奏されるブルーズの名曲(4)、江利チエミもカヴァーしたという(5)(この曲も日・英両語で歌っている)、ディック・ミネはおろかあきれたぼういずまでがカヴァーした(6)(ここでのトランペット・ソロは俳優の笹野高史)に続いて、A面最後の曲はスロウなテンポのジャズ・バラード(7)。明るい生き生きとしたトランペット・ソロがいい。


 ここまでは“オンシアター自由劇場”の団員によるホーン・セクション(バンジョーも1人いる)と、スタジオ・ミュージシャンによるリズム・セクションの演奏。
 以下、(8)(9)(10)はスタジオ・ミュージシャンだけでバックを担当。(11)以降、再び“オンシアター自由劇場”の団員が加わった演奏となる。


(8)上海リル 【SHANGHAI LIL】  ▲tracks
 今までのホンノリとした明るい雰囲気とはうって変わって、うらぶれた裏通りといった感じの(8)。トボトボと寂しげなクラリネット・ソロもいい。歌謡曲「上海帰りのリル」はこの曲がヒントとなって作られたそうである。


(9)レイジー・ボーンズ 【LAZY BONES】
(10)リンゴの木の下で 【IN THE SHADE OF THE OLD APPLE TREE】  ▲
tracks
 作曲は「STARDUST」や「GEORGIA ON MY MIND 【我が心のジョージア】 」の作者として有名なホーギー・カーマイケル、日本語詞は堀内敬三のユッタリとした(9)の次は、コマーシャルでも使われた(10)。
 昔からどこかで聴いたことがある曲なので、漠然と日本の曲だと思っていたのだけれど、実は作られたのは20世紀初頭で、ルイ・アームストロングやデューク・エリントンが演奏したことで有名になった曲だそうだ。日本ではこれまたディック・ミネがヒットさせ、それからというもの日本の曲であるかのように親しまれるようになったのだそうだ。


(11)海ゆかば〜幻想  ▲tracks
 軍人の強制で演奏させられているという設定の(11)。しかし、隙を突いてジャジーなアレンジで演奏し始める。それもジャズマンの儚い夢ということか、次第に再生速度そのものが速くなり、シンセサイザーの音の中へと消えていく。次第に軍靴のような音が響き渡る。


(12)スィング・スィング・スィング 【SING SING SING】
(13)ウェルカム上海  ▲
tracks
 前曲での重苦しさを吹き飛ばすように軽快で生き生きとした、スタンダードの(12)に続いて、ラストを飾るメイン・テーマの(13)。
 一応(1)と同じ曲だが、始まりは朗々としたトランペット。その後、クラリネット、サックス、トロンボーン...と繋いで、皆が出揃った所にイントロを持ってきて仕切り直し、吉田日出子の歌が入ってくる。2コーラス目では共に皆で歌い、歓声や口笛まで入っての大団円。


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