ユーフォニアムの持ち運びについて楽器の持ち運びは演奏者にとって、もっとも苦労する問題のひとつです。ハードケースとソフトケース 楽器を安全に保管・運搬する為にはハードケースと呼ばれる楽器購入時に楽器本体が収まっている頑丈なケースを使用します。このケースは相当な衝撃から楽器を守ります。各メーカーによってケースの形状や材質が異なりますが、最近ではスマートさと耐久性を兼ね備えた軽量の物も登場しています。とは言っても、ハードケースでの楽器の持ち運びは辛いです。重いですし、手にはまめができてしまいます。 航空機への機内持ち込み、受託手荷物について 航空機そのものがテロの標的となってしまった不幸な事件以来、特に米国やヨーロッパの便については、機内持ち込みの大きさの制限、持ち込める荷物の総数の制限が厳しくなり、以前であれば持ち込めていたソフトケースの機内持ち込みは不可能になりました。したがって、ハードケースによる受託手荷物とするか、もう1席分を購入して機内持ち込みをするしか方法がなくなりました。 電車での移動電車の移動において、ソフトケースは網棚の上に収まります。例外として、在来線のグリーン車等の2階建て車両や、通勤用のドアの多い車両等の網棚はスペースが狭く、ソフトケースが収まりません。外国の鉄道で車体のサイズが大きい国の場合は問題なく網棚に収まります。長距離を移動する場合は、車両の最後尾の座席を指定し、座席の後部と車両の壁の間のスペースに楽器を収納する事も可能です。 バスでの移動 長距離バスの場合は航空機と同様に、ハードケースを車体下部のトランクに預ける事になります。近距離や座席が空いている場合はソフトケースを車内に持ち込んでも大丈夫です。空港からのリムジンバス等は大きな荷物を車内に置くスペースが確保されている車両もあります。 (C) Sotaro Fukaishi, All rights are reserved. |