17.
Nicht wandle, mein Licht, dort außen
Im Flurbereich!
Die Füße würden dir, die zarten,
Zu naß zu weich.
歩き回らないでくれ、ぼくの光よ、
外の野原なんかを!
君の足が、細い足が、
ひどく濡れて、汚れてしまう。

All überströmt sind dort die Wege,
Die Stege dir;
So überreichlich tränte dorten
Das Auge mir.

そこではすべてが水びたしだ。
道も、小川の小さな橋も。
ぼくの目があんなに果てしなく
涙を流したのだから。

18.
Es bebet das Gesträuche;
Gestreift hat es im Fluge
Ein Vögelein.
In gleicher Art erbebet
Die Seele mir, erschüttert
Von Liebe, Lust und Leide,
Gedenkt sie dein.

茂みが震えている。
小鳥が飛び立つ時に
かすめていったのだ。
同じように、ぼくの心も
愛の喜びと悲しみのあまり
激しく震えている。
君のことを思いながら。

(一橋厳徳・藍原範道 訳)

- 12 -


前のページ 次のページ