3.LOVE + PEACE 愛と平和
<対談形式です。c=CAIE、h=hydra>
h:じゃあお次、「愛と平和」ですか。
c:「愛と平和」は、なんか急に遠藤さんの思想性とかが割とむき出しになってきたような気がするんだけど、それまでよりももっと。
で、藤井さんの存在がひっこんでしまったような…どうでしょう?
h:そうですか…だからかもしれませんが、僕、「愛と平和」はあまりひっかかってこなかったんですよね…。
一般的にはすごく認知されたアルバムだと思うんですけど。
c:僕ね、「America」が苦手なんですよ、なんでライヴとかで必ずやるのかが分からない。あまりに、あからさまじゃない?タイトルも…。
h:それは、あのころの世界情勢とかもありますからね。「湾岸戦争」という。
c:そう、その直後なんですよ。
h:だからでしょうね。
c:僕、どっちかって言うとソフトバレエのポップサイド寄りなんですね。 おっそろしくポップサイド寄りです。それはもうしょうがないと思ってください。
h:「Ego Dance」はどうです?森岡さんの曲ですが、僕、かなり好きです。
あのPVも素晴らしかったと思います。これ、ホントに好きだなぁ。
c:「Ego Dance」いいですね。
h:そうそう、「Texture」もいいと思います。これも藤井さんなんですが…作詞も藤井さんなんです。
c:あ、そうなんだ?
h:ええ、文語体というのかな?、昔の文法で書いてありますよね。 他は「Optimal Persona」とか…。
c:「愛と平和」のころって、凄くテレビなんかに露出してることが多かったよね。バンドコンテストにゲストだったりとか。
h:そうでしたね。僕、この頃からライブ見に行くようになったんです。
ま、きっかけはと言うと、CAIEさんはお分かりでしょうが上領亘氏がサポートに入ったからですね。
c:(笑)そうでしょうね。
h;でね、2回目に見に行ったソフトバレエのライブについていたタイトルが…これなんですけど…。 <おもむろにバッグから当時のチケット半券を取り出す。>
(↑画像をクリックしてください)
c:フリフリ…(苦笑)、まぁ、らしいと言えばらしいけどさぁ…。
あと、この頃のライブであの曲、けっこうやってるんですよね…君にいつぞやの正月にお年玉ってことでMDに落としてもらった…あの……。
h:あぁ「something around」ですね…インディーズのオムニバス盤に入っていたスタジオレコーディングヴァージョンの…。
c:あの中に「border days」の英詞ヴァージョンも入ってるんですけど…ほんとにそのまんま、ファーストには歌詞違うだけって形で入ってたし、「something
around」もねぇ…本当に…。
h:あぁ…あまりアレンジは変わってませんでしたね。
c:デビュー前なのにそこまでは行き着いてしまってるっていう…。
それとライブものの番組って事だと、p-modelの平沢進大先生と共演ってのが あって…よかったんですよ、あれも。なんか、今また見てみたい気がするんだけど。
h:あるんですか?ちゃんと。
c:いや、もう例によって……(笑)。
h:「お約束」ですね(笑)。僕も印象深い番組がありまして…、某音楽番組でね、「鍋を作る」という企画コーナーが設けられて…。
c:それ、見てないんすけど。
h:「ソフトバレエ鍋」なんですけど(笑)。で、藤井さんがメインでお作りになるのです。
c:なんか料理とか好きそうだね。
h:でね、肉をブロックで用意します、と。そしてその肉をとりあえず叩く (笑)。ひたすら(笑)
c:メタルパーカッションが肉に変わってるってわけやね(笑)。キャラそのままですね。
h:そうそう、それがね、すごく面白かったんですよ。で、まぁ、その鍋ができました。 その時に一緒にゲストだったブルーハーツさんがですね、鍋を召し上がるわけなのですが…なんだかですね、森岡さんが甲本ヒロトさんのお母様に似ていらっしゃるとのことで(笑)。
c:なんか、それ割と説得力あるなぁ(笑)。
h:そこで森岡さんが機転をきかせて言うわけです、「ヒロトや、よく噛んでお食べ。」 ってね。多分、僕の実家にそのビデオテープあるんですよ、探せばね…、探せば。
c:あなたも「お約束」ですね(爆)。
h:で、アルファ時代が終わってしまいますね。
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