4.MILLON MIRRORS
<対談形式です。c=CAIE、h=hydra>
c:はい、そしてXEOレーベルに移籍ですね、いいレーベルでしたね。
h:そうですね、SOFT BALLETにBRAIN DRAIVE、M-Age…ま、それについては長くなりそうなんで、また…。
c:で、移籍してですね、なんか、ゴスっぽくなったって感じ?
h:ま、ファッションとかメイクとか。音楽的にもマニアックというか、 ダークになりましたね。
c:遠藤さんの顔が…。
h:そ、それは…。で、で、「Million Mirrors」! これは僕一番好きなアルバムです!断言します。
c:僕「Million Mirrors」って、あんまり思い出せない…。
h:確かに、賛否両論、好き嫌いがハッキリと分かれてしまうでしょうね…。
c:僕が好きなのは…「Threshold」なんですけど、なぜか藤井さんの曲なんですね。
h:あぁ、なるほど。
c:で、Yellow-Mixが好きなんですよ。これは多分、森岡さん派の人でも結構いけるだろうという…。
h:僕はHead-Mixが一番良いと思っております。これは、シングルのカップリングでしか聴けないんですよね。このミックスはかなりギターのリフがヘヴィーですが。
c:で、僕がアルバムで惹きつけられたのは、あのイントロなんですよ…。
h:あぁ、「Fractal」でしょ?1曲目の。
c:あれ、「white red white red…」ってやつ、あのひくーいシンセの音、あれは…いずれパクっちゃおうかと…。
h:また、ですか?(爆)
c:…なんか弾こうと思った時に、意外とあのフレーズを自然に弾いてしまったり…。いくつかそんなのがあるんだけど、その内の一つ。理由はわからないけど、
耳に残ってしまった、という。
h:確かに、あのイントロは僕もすごくイカしてると思いますよ。
c:で、このアルバム、全体的にダークですよね…あの時のライヴの映像を先日、きみに見せたんだよね。
h:そうそう。あの時はライヴ見に行けなくって…。
c:生では、僕も見てません。で、映像は荒れてたんだけど見てもらって…。
h:あれは、ちょっと、興奮しちゃいましたね。当時生で見たかった…ホントに。前半はメンバー3人だけがステージに立って、なんだかすごく演劇的な印象を受けましたね。それもアングラな感じの…。
森岡さんも、なんか抑えた感じでしたね。
c:後半からサポートのドラムが入って、森岡さんも踊りだしますよね。サポートドラムは、しかもツインドラム!このドラマーのお2人がしっかりとシンクロしててね…。
h:あれは本当に動きが揃っていて、見ていて気持がイイ。
c:2人とも痩せててルックスもいいし(笑)。
h:(笑)いやぁ、本当にね、当時見れなかったことが悔やまれてなりません。
そういえば、「Million Mirrors」には今井寿さん(BUCK-TICK)が参加してましたね。
c:そうそう、この前後だろうけど、確か「DANCE 2 NOISE」にもね。藤井さんといっしょにやってましたね、SCHAFT。
h:そうそう!でもそれもまた長くなるんで別の機会にでも…。
でね、あの時はソフトバレエの皆さんもなんだかインタビューとかで 「日本を駆逐してやります」とか、大胆な発言をしてましたよね。
c:かなり、やる気マンマンだったでしょうね。レーベル的にもビクター傘下だし、お金もかけられる、と。
h:それは確かにあるでしょうね、実際。XEOレーベルのメイン的存在でしたし。
c:でもダークなんだよね。この時のルックスって…。
h:藤井さん、オバQみたいだったし、森岡さんも坊主頭だったし。
c:森岡さん、「二子多摩川から乗ってくる大学生のように、爽やかな青年になりたい」みたいな発言もあったよ。
h:森岡さんは一時期黒髪になさってたこともありましたね、そういえば。坊主頭になさる前だったと思いますが。
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