最初はHipHopアーティストとして聴いてたんだけど、
本当に同じ人が作ったのかというくらい、
初期の頃のHipHopとは
次元が違うアルバムがポンポンと出てくるKanye West。
基本はHipHopだった初期。
初期、3枚目「Gradiation」までは、
HipHopで少しだけPOPな感じで、
歌詞が、少しだけ弱い心を持った
少年のような歌詞で、好きでした。
優しい曲もあって、
「Family Business」という
家族の温かさを描いた曲を
作っていた時もありました。
そういう曲をもっと、
作ってもらってもいい気がするんだけど。。。
やっぱり、自分の表現したいことは、
別の世界なんだろうね。それは、
常人には理解できない域なんだと思います。
3枚目「graduation」は不思議な感じがするジャケットですが、
解説を見たら、村上隆デザインとの事。
♪Stronger、♪GoodLifeのプロモーションビデオでも
日本語が沢山使われてます。
アルバム内容は、本人曰く、
4部作の3枚目らしいです。
2枚目「履修登録遅延」も好きですが、
3枚目も結構好きです。
♪I, I got for mine. I got to shine.
やり残した事もあるし、卒業なんて気分でもないし、
だから、携帯電話のメールアドレスは、
履修登録遅延を意味したアドレスにしてました。
「808s & Heartbreak」
何があったの?ってくらい
極端に暗い曲調のアルバムが出ました。
HipHopではなくて、歌い始めました。
後から知ったけど、母の死と、
恋人との破局があったそうです。
当初、最初のアルバムを出した頃は
Kanye Westは4部作のアルバムを出すと言ってました。
このアルバムは、その4部作とは別だそうです。
Kanye WestはHipHopのイメージがありますが、
このアルバムは歌モノが多いです。
半分以上の曲が
どこか哀しい感じがする曲です。
まさにタイトルとパッケージ通り。
民族音楽を取り入れたみたいなアレンジも
結構あります。斬新なものを感じます。
あと、各所で使われているピアノの音が好きです。
「My Beautiful Dark Twisted Fantasy」
もう一度HipHopに戻ってきて、
あぁ、辛いことだとかは、
乗り越えられたのかもしれないって思ってたんだけど。
暫くKanyeさん、
あまり出てこないなと思っていたら、
どうやら精神疾患で、入院していたそうです。
アルバムが出るまでの間、
2009年のMTVミュージックアワーズで、
Taylor Swiftがスピーチしてる最中にマイクを奪い、
「Beyonce最高」とか言い放ったことで、
社会から疎外されてしまったりで、お騒がせしたけど、
曲を聴いていると、前回の「808s & Heartbreak」よりは、
カニエっぽくなった気がします。
各所にいい感じでピアノが使われています。
で、歌詞カードを見てみるとビックリ。
放送禁止用語が沢山並んでました。
カニエ自身のダークでごちゃごちゃな心中が
美しく音楽になったという感じです。
「Yeezus」
透明なCDケースに、
歌詞カードもなく、CDのみ。
この見た目からは想像できない程、
ダークです。怖いくらいダークです。
KanyeさんがRapするから
HipHopといえばそうかもしれないけど、
単に、聴いてて怖くなるアルバムでした。
一番怖かったのが「I'm A God」。
何かから逃げているような呼吸の乱れと
悲鳴のような掛け声が入っていて。
心の病だなって感じの、
ダークで悩んでてマイナー調の曲、
特殊な曲が多かったです。
これから頑張ろうなんて
前向きに聴こえる大ヒット狙いの甘い曲はありません。
昼の天気の日に聴ける曲もありません。
正直、最初から最後まで聴いた時、
これは一体何なんだと思いました。
衝撃的でした。それでも、
時々、強烈に聴きたくなってしまいます。
7枚目の「The Life of Pablo」は
聴けてません。CDで発売されなくて、
デジタルでのダウンロードだけなんだけど、
どこで手に入れられるかわからなくて。
【2021/8/31 更新】
「The Life of Pablo」はAmazon Musicでダウンロードができました。
「ye」
もう次元が違い過ぎる音楽で、
一体何なんだろう、ってくらい。
「Wouldn't Leave」という曲が好きです。
Kanyeさんの妻について歌った歌で、
ずれた状態のKanyeさんだけど、
ずっと離れなかったことに対する
少しだけ温かい気持ちが描かれた曲です。
歌詞カードを読んでみると、
病院で何を考えていたか、、、
相当、精神的に参っていた歌詞が。。。
歌詞カードを読んでわかったけど、
そういう表現の曲だったのね。。。
何か悲鳴っぽいのも多かったし。。。
この時期は、暫くKanyeさん、
あまり出てこないなと思っていたら、
どうやら精神疾患で、入院していたそうです。
なんて、英語わからないから、
何も考えずに聴いていたんだけどね。。。
しかも、アルバムでランダム再生してて、
曲順もタイトルも確認してなかったし。。。
「JESUS IS KING」
KanyeさんのRapに加えて、
なぜここに来てコーラス隊なんだ!って感じで、
ゴスペルが活用されたアルバム。
で、歌詞には聖書で記載されそうな
神様に関することが沢山記されていて、
日曜日はSNSをやめて家族と話そうとか、
温かい気持ちの言葉が並んでいました。
2013/1/5
「Kanye West Presents Good Music Cruel Summer」
Kanye West と、そのお友達、
G.O.O.D.Musicの方々のCD。
シングルカットもされてるけど、
2曲目と3曲目が好きです。
♪クリーク、クリーク、クリーク・・・
♪****マーシー、****マーシー・・・
思わず真似したくなるようなフレーズ、
軽快なリズム、自然なRap、
聴いてると楽しくなってきます。
こんな風に
Rapができたら楽しいだろうな。。。
アルバムタイトルの
「Cruel Summer」の意味がわかりません。
う〜ん。どれを聴いても、
夏っぽい曲はないのだが。。。
関連日記
・村上隆(KanyeWestのアルバム「graduation」ジャケットを手掛けた) 五百羅漢図展
・世界に薦めたい日本の東京ソング