モドルススム
連続ネット小説 ポップの扉
第11話学園生活突入
第12話記憶の風

「おっは〜」 担任のかおり先生の声が教室中に響いた。
「おはっス!」 それに続いて副担任の
K先生が教室に入ってきた。
K先生はいつもの様に赤い薔薇のついたムチを
振り舞わしながら生徒達を挑発していた。
「わぁ〜ちこく。ちこく。」 クラス一番の元気者で
遅刻常習犯のマリが手握り特製ワンパックハムを
丸かじりしながら教室に飛び込んできた。
「アダメシ!」 K先生は雄叫びをあげると
マリのお尻に愛のムチを数十発叩きいれた。
「いっや〜ん。イ・タ・イ」
マリはチョコット色っぽい声を出した。
「アンタ。新学期早々なんですか!
だいたいこんなもの履いてるからいつも遅刻するのヨ。
没収します!」

K先生はマリの大好物。厚底サンダルを奪い取ると
それを履いて得意のダンスを披露し始めた。
「ム・カ・ツ・ク〜」 マリが半泣きでK先生に飛びかかると
「夏だよ。ドッキドキ肝試し大会」が始まった。
「今日のお題はカレーうどんですヨ」
K先生は誇らしげに発表した。
教室内にはトロピカ〜ルなビーチサンダルが
たっくさん用意された。
「早くスクール水着を試着した男子がウィナーですヨ」
K先生はまたまた誇らしげに発表した。
そんな状況を見かねてか知らず
学級委員のマキが突然席を立った。
つづく

「ゴリラライス!」
マキが夏休みの間ずっと考えていたギャグが
教室中にこだますと一瞬静寂がはしった。
普段はクールなマキマキが少し頬をあかくして席に座った。
するとその気まずい空気をうち破るが如く
再びK先生の雄叫びがこだました。
「めちゃ!デジャヴゥゥゥ」
今度はコスモスが標的だった。
K先生の愛のムチがコスモスのヒップライン
右腹部にクリンヒットした。
真紅の花びらが辺り一面に飛び散った。
それでもコスモスはピクリともせず
机の上で目を開けたまま眠っていた。
「しょうがないガキねェ。サヤカ起こしてあげなさい」
K先生はコスモスの隣の席に座るサヤカに命令した。
「マジすっか!」 サヤカはいつもの口癖で軽く答えると
ベアクローを装着したままコスモスの顔面に
強烈な右フックを入れた。鮮血がこだました。
「ごめんなさい」 コスモスが寝ぼけ眼で飛び起きると
1限の家庭科の授業が始まった。
かおり先生はその間も木星と交信をし続け
作りたてのめちゃハイビームキャノンを
尋常じゃない世直し天国の若者に向けロックしつつ
未来日記は1から始まり6で終わる
枯れ木箒な様なアンチテーゼを
繰り返しは連想し繰り返しは連想し
繰り返しは全てを連鎖し続けていた......。
つづく
この小説の主人公
お断り
名前 朝霧コスモス 性別 不明 この小説はフィクションです。この小説に出てくる個人名、団体名、企業名などはすべて架空のモノです。同じような名前が実在したとしても一切関係ありません。
年齢 13才 職業 中学2年生
星座 水瓶座 血液型 不明
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