踊り音楽とは何か?MPCだけですべて出来るのか?
303606808909とは一体何の暗号なのか?

青空少年隊のリズムヘッドの送る

作ってみよう踊り音楽のページ
 

始まり:踊り音楽とは?

最近よくそこら中で「ダンスミュージック」なんてものについてなんたらぬかしてるのを耳にしますが
アナタにとってそれは一体なんでしょうか?

小室哲也だアムロだといったエイベックス系のポップスでしょうか?

それとも日本ならやっぱりばりばりのヒップホップの人が多いのでしょうか。
それにもブレークビーツものか808などのリズムマッシーン系の物などがありますね。

意表をついてワルツだ盆踊りだなんて人もいるかもしれません。

ほかにもテクノ、ドラムンベース、ビッグビーツ、ギャラージ、ハウス、ギャバ、ハンドバッグ、
ハードバッグ、数えきれないぐらいに日々増え続けていく音楽の種類ほぼすべてがとりあえず
「ダンスミュージック」なんて言葉でひとくくりにされていますが

ただいずれにも言えるのは何言ってるかわかん無くてもとにかくカッコイイビートが
あることが踊れることの最低条件ですよね。そのグっとくるビートは一体何でできているのでしょうか。

「作る側の目線」でそれらの曲を観察すれば明らかですがほぼ統べての踊れる音楽にはかならず
ある程度の法則があります。踊っている側と踊らせる側のコミュニケーションがなければ
あのクラブの雰囲気にはならないはずです。そしてそれは皆が知っているカタチであるがゆえに
始めて耳にする曲でも同じようにノレれるのです。

具体的にはそれは短いフレーズの「繰り返し」です。ヒップホップを例に取ればそもそも
はDJが1枚のレコードの「気に入った部分だけ」を2枚の同じレコードと2台のデッキで
何度も繰り返して演奏しながら上にラップや他の音を重ねていってできていった音楽です。
最近ではサンプラーを使うことでDJの手間を省いていますが。
(MPC2000はまさにこれです。後述するリズムマシーンとしても有能な優れものなのです。)

テクノやハウス、レイブなどもまさに繰り返しがすべてといっても良いでしょう。
こちらはブレークビーツ系のヒップホップとは違い初期のローランドのリズムマシンTR-909や808といった
機械でシンプルな1小節のパターンをなんども繰り返します。その上に何かがのってゆく点では
ヒップホップとも共通します。

Drum'n'Bassだけは唯一の例外のような気がしますがブレークビーツを機械で刻んで
リズムマシンをプログラムするように並べて行くところなんかはヒップホップと
テクノの技術を一緒にしたような音楽なんて見方も出来ますね。このへんは
複数の「技術自体」をミックスした未来の音楽らしい感じですね。
これは踊り音楽のカテゴリから離れるのでここでは扱いません。
 
 
はてさて、この繰り返しの多い音楽、
最近ではもっともポピュラーなシーケンスソフトのなをとって「キューベイス型音楽」なんて
一部で呼ばれていますが(イギリスではいまだにアタリST+キューベイスがスタンダードなんだな)
それらはほとんど4小節のパターンが繰り返し演奏されるうちに徐々に変わっていって
一曲を構成するつくりになっています。

このページはMPC2000を使って音楽を作る基本的な(少なくとも僕はそう思っている)
方法を説明してしまいます。とりあえず統べての音楽に必要な基本のエレメントから
始めますが、そのうち応用編なども追加していくつもりです。それでははじめから
読んでいって下さい。
 
 

  • 献立:
      1. とりあえず自分で演奏してみよう;オービタル式サブトラクティブコンポジション(青空流)
      2. 4 on the floor: 基本のビート
      3. ヒップホップの始まり:ブレークビーツとは?(作り中)
      4. 跳ねたビート:ギャラージの基礎(執筆中)
      5. Cutting up & Recycle:刻み込みドラムアンドベース(中)
     

    MPC2000と青い鳥に戻る