偉そうなタイトルつけましたが、これはそもそもレイヴの神様オービタルが
アレシスMMT-8で始めたと言われているのでそうなずけられました。
これはなにかといえば、作曲するために百何小節分のデータを作るのではなく
(普通のシーケンスソフトを使うとこうなりますね)
4小節ぐらいのパターン(それには各種ドラムの音、ベースライン、リード、
パッド等全てが含まれる)を事前に作っておき、始めは一部の音以外をすべて
ミュート(演奏しない状態にする)しておき、(ベースドラムとハイハット
だけとかね)区切りがつくごとに音を追加(ミュートを解除)して行くわけです。
音を足していくというよりは完成形から音を引いておいて徐々にビートを
まとめて行くので引き算式作曲法=サブトラクティブ作曲なんて呼んでるわけです。
とりあえず初めから全部自分でやるのはむづかしいので、僕が取り合えず
デモみたいなシーケンスデータを作っておきました。(注:7月6日時点まだアップされてません)
サウンドライブラリから909セットと一緒にあなたのMPC2000にロードしておいて下さい。
でもMC-303やレイヴおリューション309とかにアクセス出来るのならそうゆう人に
あそばしてもらう方が早いかも知れませんね。(基本を学ぶだけですよ。あれらは(特にMC303)
ペシャペシャな音しかでないしなにより自分でサンプル出来ないしある程度以上の事をしようと思うと
より上の機械(ズバリMPC2000のことね)がすぐ欲しくなっちゃいます。入門には良いのだが)
さてさて、そのデータなのですが、MPCの都合上コードやリードとかの音は
入れてません。(外部モジュールにたよらなあかんからね)ので
ドラムだけの組み立てかた(そしてそれは一番大事だと俺は思う)をまず学んで下さい。
そういう人は大抵DJ技はわかっててもその後それを機械でいじってやる方法がわからずに
悩んでる人がおおいみたいです。そんな人は808や909レベルのリズムマシンのいじり方、
っていうかビートの手作りの方法がわかるだけでぐーんと出来ることの幅が広がります。
(あんま極め過ぎると音マニアにしか解からない音楽ばっかできちゃってこまりもんなんですがね)
頭の中でこうなってほしいのにって形を現実化するための機械活用:
ここでロールが入ってとか頭のキックだけ消すとか低音だけアイソレイトしてとか
そーゆー最近のDJミキサでリアルタイムで出来ることはだいたいプログラミングで
自由自在にできます。「DJの方が機械より偉い」とか「やっぱ機械なんかに頼っちゃいけねえ」なんて
議論をするのはもはや時代遅れだとは思いますが両方極めないとジャングル(っていうかドラムアンドベース?)
なんかは出来ないですし、ファットボーイスリムみたいな一言二言のサンプルだけで
組む曲づくりなんかはDJの場の雰囲気にあわせる技っていうかそのへんの
パーティーヴァイブ(恥ずかしい表現だな)が解かってれば技術的にはそこまで
むづかしく無いです(結構強気)。
もしあなたがテクノにハウスなんか嫌いっ!っていう変わった人でも一度ここの
チュートリアル一通り目通してみて下さい。嫌いな物からでも学ぶものはおおいですぜ。
(その結果ハマってくれれば最高なんですがね)
とりあえずMPC2000の基本操作から説明さしてもらいます