今日、いきなり友達のHPのBBSを見てて気付いた。
グレアム脱退の噂。

今まででも、何故、彼があそこまでblurにこだわるのか、残念ながら正直わからなかった。
けれども、彼はそこに居続けている。今のところ、正式な声明は彼の口からは出ていない。
私は正直それに賭けたい。

テンダーは奇跡の一曲だ。
ビートルバムの暴発寸前の音をはらんだ危険さを、なんと、柔和さで包んだ上で、
彼らなりの回答を我々に与えてくれた。それも、最高の形で。
あの曲は、1990年代を代表する名曲になるに違いない。
ブリットポップ。という言葉に縛られた、一つ間違えたらピンナップスター並みの扱いしか受けていなかった
バンドがおこした、それが奇跡だったのだ。

彼らは非常に凡人のバンドである。
デーモンはカッコイイし、でも、常識人だ。
他のメンバーも、そんなに非常識なふるまいはあまりしていない。
オアシスや、他のUKバンドとは全く違う。
政治的な意見を特に持つバンドでもない。
本当に、”一般人のバンド”なのだ。
私は普通に、トムだのリアムだのアレックだのと、となりで仕事をするのはいやだ。
一緒に酒を飲むなら、まだイイだろうが、
(それでも近くにコリーだのエネミムが居ればそっちの席に行くに違いない。)
ステージで見るからこそ、彼らはスゴイ人たちなのであって、
仕事をするとなると、また、話は別の次元のことになる。
しかし、blurのメンバーなら、安心して仕事が出来そうだ。

その中でグレアムの一般人的な…
でも、絶対そうでありたくない?的な(上手く言葉で表現できないが、なんだろう?)
本来なら、会社で隣の席に座っててもおかしくない青年が、
こうして、世界の第一線で頑張ってるぞ?的な一生懸命さが、
本当にすきなのだ、私は。
彼のソロのセカンドのアートワークは彼が仕切ったし、
その”感じ?”も好きだ。
プロに任せたら、きっともっといいものが出来るかもしれない、
それでも、彼は頑張ってしまう。
そこが好きだ。

もしかして、ミーやんでもそうなれてしまうのではないか?
同じ感覚で、物事を捉えてくれてそうな、そんなバンドだ。
いや、その中でも絶対グレアムは。
だから、彼を良く知るものの中での人気は絶大なのだ。
でも、彼は彼のとんでもない苦悩を乗り越えているに違いない。
周りはとんでもない天文学的な数字の確率の中で生きてる。
もちろん、彼は違うのだ。
100%は100%の確率で生きている。
だからこそ、苦しいし、だからこそ、やっぱり、ミーやんは彼のそんなところが好きなのだ。

なんで、今、突然、グレアム、blur脱退!なんて噂が飛ぶんだろう?
新作を撮っているスタジオになんで、グレアムが、居ないんだろう?
だめ!絶対!
グレアムがいないblurなんて。
なんだか、ショックだ〜。