音楽製作環境の再組み上げが概ね終わった。 多少ケーブルが足りなかったりするけれども、まあ何とかなるレベル。
Roland JV-880が、本日届いた。\15,000。 JV-1080なんかに比べると、確かに不便なところもあるんだけど、音は結構好み。 元気のある明るいRolandの音といった感じで、 比較的柔和な音のするSCやJV-2080、JV-1010なんかに比べ、独特の存在感のある音質をしている。 ドラムキットも、好みは分かれると思うけれども、結構使い道はあるんじゃないかな。 (JV-1010内蔵の)Sessionボードに搭載されていたスネアドラムの中の、 私が愛用していたやつが内蔵されている気がする(SC-88Proにも一部内蔵されているけど)。
エクスパンションボードが1枚追加できるので、POPのボードを選択。 内容的には、広い範囲の音を浅く追加するもの。 表情に乏しい、換言すればクセのない波形やパッチが多く、 Strings、金管、木管などは、クラシック音楽の「目立たせないパート」にも、使えるかも知れない。 どうということは無い音色が多いものの、存在感や質感はなかなか。 個人的には、ちょうどこのくらいの音が欲しかったんだよね。
てなわけで、いよいよ本格的に製作に取り掛かろう。
いよいよ本格的に機材ラックの整理〜、と思ったんだけど、暑くなりすぎ。 最高気温が35度だって。いきなりの暑気に、1日中だらーっと。 こんな時に機材の出し入れやら、ケーブルの取り回しやらをすると、 ケーブル断線とか、物理的な傷がついたりとか、碌なことにならないような気がした。 だもんで、とりあえずどうすべきか、軽く頭の中でイメージをしてみて、涼しくなってから作業を地味に開始。 おそらく明後日の朝くらいには、重要な部分は稼動可能になっていると思う。
今月17日に書いたラックマウントミキサーは、 入荷未定ということらしかったので、注文をキャンセル。 そのメーカーは、製造において問題が発生して出荷停止中というのは知っていたので、 ある程度予想どおりといったところか。
そういう不確定要素もあったし、あればあったで困らないということで、 実はもう1つ別に、信頼の置けるお店でミキサーの中古を注文して、それが今日届いた。 ETEKのAD1823という小型のミキサーで、\17,800。 mono 6ch, stereo 6ch(mono換算12ch)の、合計18入力を同時に使うことはできるんだけど、 チャンネル用のフェーダー、AUX Send、EQなどのコントロールは、6ch分しか搭載されていないという、 ちょっと変わったモノ。
以下、専門的かつ適当に端折っていますので、専門外の方は、省いた方が無難かも。
オーディオソースを入力したらそのソースを、入力したチャンネルのフェーダー類に割り当てるか、 それともその次のチャンネル(monoなら次のmono, stereoなら次のstereoのチャンネル)にマージするかを、 ルーティングスイッチというのを使って設定していく。 全てのソースを次のチャンネルにマージする設定にしていくと、最終的に、 stereoソースはMAINへミックスされ、monoソースは出力されなくなる。 すなわちmonoソースは、1度は必ずチャンネルに割り当てなくては、ミックスされなくなるわけだ。
ルーティングスイッチの設定に関らず、stereo in、mono inとも、チャンネルフェーダーとは別にGAINが設定できる。 特にstereo inのGAINは、-infに設定でき、音質面も普通のフェーダーとあまり違わないため、 全てのチャンネルをmonoルーティングにしても、stereo inの音量を調整してミックスできる。
mono inはXLR/フォーンのいずれかが利用可能。 フォーンはインサート兼用で、入力にXLRを使った場合には、インサートケーブル(TRS)を使ってインサートできる。 stereo inは、普通はL/RにTSで入力するんだけど、Rジャックのみに入力した場合はモノ扱い、 Lジャックのみに入力する場合には、TRSでstereo入力できるという、ちょっと珍しい仕様。
AUX Sendは3つ。うち1つはStereo Out仕様で、それ以外のものはプリ/ポストフェーダー設定可能。 EQは3バンドでOn/Off可能。monoの場合はHPFも使える。AUX ReturnはStereoが1つ。 TAPE IN/OUTも搭載していて、TAPE INは、MAINへのミックス音量調整も可能。
以上、大きさや値段の割に、かなり高機能だと言えると思う。 まあ、小型で安いものなので、コントロール系は小さくて可愛らしい。早い話が若干ちゃちな印象。 全てのコントロールが、つまみではなく、フェーダーあるいは小さなスライダーで実装されていて、 丈夫さでは若干の疑問はあるものの、操作性、視認性は結構良好なんだよね。
また、音質もかなり気に入った。 若干の音質の変化があって、少し軽くて明るい感じのように思う……思い込みかも知れないけど。 EQの音質も結構いいと思う。
それにしても、機能面を挙げてみると、ホントに複雑だね、コレ。 混乱する人も少なくないんじゃないかな。 説明書にブロックダイアグラムがついていなかったんだけど(もしかして別冊かも)、 たとえついていても、やっぱり分かりにくそうか。
いずれにせよ、やっと役者がそろったので(ケーブル類もすこうし補給がひつようかな)、 さっさといろいろつなぎ直して、製作に本格的に取りかからなくちゃね。
サイトを地味に更新。 「お星さま、きれいだね。」という、古いオルゴール曲で、 七夕の時に作って、サイトのBGMとしてしばらく流し続けていた曲なんだよね。 これを、M1REXのMusic Boxの音に差し替えて録音。何となく音色が気に入ったので。 MUでも、作りこめば大層に立派なオルゴールの音が鳴らせるようなんだけども。
ある依頼について、ほとんど進めていなかったんだけども、 メールにて進行状況を聞かれたので、ちょっとだけ製作を進行。 曲想自体は概ねできているので、本気で作り始めれば、それほど時間はかからないと思う。 でも、わけあって(私だけのせいじゃない、ということは確か)、 機材ラックの整理がどうにも進まないので、今ひとつ本腰が入らないといったところ。 ホント、整理がついたら即刻、本格作業開始の予定だったんだけどねぇ。
いずれにせよ、期限の「秋」の突入直前、8月末までには、しっかりと間に合わせる。 ここら辺の見極めは、私はそこそこしっかりとしているつもり。 こういう中途半端すぎる状況は、あまり日記に書きたくないんだけど、 こんな内容でも書いておかないと、先方に余計な不安を与えてしまいそうなので。
構築したRAID-5アレイは、快適に動いている。 どうやらHDDの初期不良ということも無く、何より。
今後1年間のために機材ラックを整理していて必要になったので、 ラックマウントタイプのオーディオミキサーを注文した。 届くまでには結構かかりそうなので、サブの機材を詰め込んだラックが、 まだ稼動できないんだよね。
久しぶりに、PCをいじる。149GB(160GB)ハードディスクを4個買って、RAID-5アレイを構築。 これで449GBのストレージができたので、音楽製作その他諸々で浪費しても、しばらくは、やっていける。 大きな容量のハードディスクを1〜2台、単体で使うのに比べれば、そこそこの安心感も得られるしね。 使ったRAIDインターフェイスは、以前に買っていたAdaptec 2400A。 そのままの状態では、HDDの容量が1つあたり128GBまでしか認識できなかったので、 カードのBIOSやファームウェアを更新。 いわゆるDOS起動ディスクのようなものは必要なくて、 カードのBIOS設定画面上からFDDにアクセスして更新できるのはありがたいよ。
RAID-5の速度面のパフォーマンスはあまり良くないらしい、ということで測ってみた。 計測ソフトはCrystal Dew Worldで公開されているCrystal Mark。 RAIDを構築してしばらく経ってから速度を測ってみたら、読み出しは意外と速かった。 Sequencialは単体の2倍くらい、Random 512KBは1.5倍くらいかな。 Random 64KBはあまり違いは無いと思う。 書き込みでは、Random Write 64KBがそこそこ善戦しているものの、その他の場合は大きく劣るみたい。
KorgのシンセサイザーモジュールのM1R EXを購入。\19,800とかなりお得。 EXは、標準仕様のサンプル4MB + 別のサンプル4MB、合計で8MBのサンプルという仕様だったと思う。 もちろんM1Rの波形は全て入っていて、M3Rの波形も大体入っている。 操作性はまずまずといったところで、とりあえず音色プログラムを作るのは苦にならないかな、と思う。 ツボを押さえた波形が多く、出音も好みだし、 マシンノイズもきわめて少ないので、今後どんどん活用していくつもり。
M1RとM3Rは、考えていたよりも別モノのような気がする。 あの微妙に窮屈そうなドッシリ感は、M3Rならではなのかも。 あれはあれで結構好きなんだよね。
そういえば、先週の月曜日あたりに、曲を更新したような気が…。 B0021A『ちょっと寂しいね』。 私の曲風の転換期の作品の1つで、感慨深いものがあったりする曲。 今回作成のデータは元々、E-mu E5000 Ultraと標準ライブラリを使うための習作だったんだけど、 わりと出来がいいような気がしたので正式版として公開。
E5000 UltraのCD-ROMライブラリ20枚を全部、ハードディスクに突っ込んでみたら(このE5000は私専用だから無問題)、 4.5GBくらいになった。バンクの数で1387に上る。 重複もあると思うけど、バンクの中には十数〜百数十のプリセットがある場合が多いので、 プリセットはそれこそ信じられない数になっている、と思う。
肝心の音のほうは、最近流行りの大容量サンプルに比べて、小さい容量の波形でやりくりしている音色が多く、 個人的にはそこがいいと思う。 大きくても32MB以下といったところなんだけど、E-muのライブラリの場合は、 大容量のものよりも、1MB〜16MBくらいの音色に秀逸なものが多いように感じる。
個人的には、EIII〜EIIIX時代のライブラリや、Formula 4000シリーズあたりが好きかなぁ。 真っ正直に勝負している音色が多い気がする。 EOS Nativeシリーズのうち、Producer Seriesは、少し技に走っている感じで、いい音色はいいんだけど、イマイチなものも多い。 イメージ的には、多少はこちらの方がパリッとしているものの、PROTEUS 2000の音に似ている気がする。 同じくEOS Nativeの3D Audio Collectionは、一体どういうものかと思っていたら、 汎用的な音色に対し3D定位を使った立体感のある音を作っているといった感じのもの。 こればっかりで曲を作るのは考え物だけど、意外と普通に使える。