4月最後の日〜。ま、それはそれとして…って、なんかいつも通りの決まり文句だね。
既に作ってしまった曲の音源を、別の音源で置き換えるというのは、場合によっては、アレンジといっても過言じゃあない。 更に、そんなつもりが無くても、他人にはアレンジに聞こえるというケースもある。 JV-1010は今となっては、TG300、QSRにその役割の大半を委譲したものの、 既に作ってしまったデータに関しては、置き換えるのが適当でないケースがある。
特に、ドラムやリズム楽器に関しては置き換えにくいケースが多い気がするので、 いっそのこと、各社のドラム音源を集めてしまえば、気分的にすっきりするかもしれない。 あるいは、ドラムみたいな旬のあるものに関しては、サンプラーと音ネタの組み合わせもいいのかも。 K2000Rはプレイバックサンプラーとしても使えて(AKAIなども読めるらしい)、 音質もかなり良いらしく、E-muのものと比肩するほどという人もいる。 まあ、その真偽の程は分からないけど、とりあえずサンプラーとしての実力も高めらしい。 ただし、グループ化の概念が無いから、例えばハイハットで、オープンを叩いてからフット、 とした時にオープンの発音を止めるのは、面倒らしいんだけどね(内蔵波形でドラムキットを組む場合も同じ)。
関係ないけど、MU100とMU100Rって、結構音質が違う??? D/A周りの質が良いという噂は、よく目にしていたものの、 最近、ある人の作ったMU100使用のデータとMU100R使用のデータを音を聞き比べたら、奥行き感、質感が全く違った。 まあ、曲データ自体も別のものだったし、作られた時期も違うだろうから、実際のところはよく分からない。 MU100Rはラックマウント型なだけに、外部エフェクタが使われているかも知れないし。 でも、ちょっとMU100Rが欲しくなってしまった。今となってはフルラックサイズの方が都合がいいし。 何だかんだ言っても結局、私はMUシリーズも好きなんだよね。 音質で言えば、MU1000をディジタルアウトするのも手なんだけど、その音質があんまり好みじゃないし、 そもそも、うちのシステムのディジタルイン系統は空きが無いしね。
どうも、MSN MessengerでMSNにログオンするというのが、HDDがデータ化けを起こすきっかけの一つのようなので、使わないことに決めた。 うーん、我ながら、めちゃくちゃなことを書いているとは思うけど、MSN Messengerでログオンしていないと、 データ化けを起こすことがほとんど無いみたいだから、そう判断するしかないんだよね。 ということで、もし私とチャットしたい人がいましたら、掲示板なりメールなりで連絡ください。 もともと私はIRC中心だったので、IRCで別途部屋を用意するなり何なりしてどうにかしたいと思います。
とまあ、こんなところで…。
私はもともとE-muの音源では、PROTEUS 2000よりも、Planet Earthや、意外かもしれないけど、 Xtreme Lead、Mo'Phattに惹かれていた。 結局、PROTEUS 2000は拡張ボードが3枚搭載できるし、とりあえず評判も高かった上、安く見つけたから勢いで買った。 今だったら、やはり拡張ボードが3枚搭載できる、VintageProを買っていた可能性もある。 また今でも、Planet Earth相当のボードはいずれ買いたいな、と思うし、 Mo'Phattは、本来の用途以外の色々な用途に使えそうな音、ムーディでオトナな音楽を作るのに使えそうな音が揃っていて、 E-muのアンビエント感に富んだ出音とばっちり合っているので、少し欲しいかも知れない。
さて、評判は良かったPROTEUS 2000だけど、買った当初は、ぱっとしないと感じることが多かった。 私にとってPROTEUS 2000は、本格的なシンセとしての初号機だった上に、 その頃の私は、腕が非常に未熟で表情付けのある打ち込みをほとんどしない人だった、というのもあると思う。 けど、それより何より出音が難しかった。 いい音過ぎるというのとも違って、とにかく音が暗めでしっとりとしていて深くて、曲を作る際に、よく持て余してしまった。 でも、頑張って使い続けて、今となっては、手放せない愛機になったのは、なかなかに感慨深いものがある。
PROTEUS 2000は、使い込んで、味を感じるようになるまで結構かかる音源だと思う。 「どこがいいのか分からなかった。だから手放した。」という人も結構いたみたいだけど、それも分かる気がする。
ちなみに、PROTEUS 2000以外の音源は、特段苦労しないで使えるようになった。 まあ、シンセ慣れしたのと、音源を混ぜるのに慣れたのとあると思うけど、 PROTEUS 2000が出音的に特に難しい音源だったとも思う。
あるものが存在するということは、それがもともと当たり前のように存在するものでない限り、 誰か考えたり作ったりした者がいるってことだよね。 まー、当たり前だけど、たまにはそういうことを、じっくりと考えてみるのもいいかも。 そう考えると、意外と蔑ろにできないものってのもあるんだよ。
ま、それはそれとして、ようやっと落ち着いてきたので、K2000Rをのんびりといじってみた。 PCMシンセは波形命…、まあ、そうといえばそうなんだけど、実はそんな単純なものじゃあない、 と思わせてくれる仕様は圧巻。 …まあ、自分の思い描いた音を、それ相応のクォリティを達成しつつシンセサイズするのは結構大変なんだけどね。
CM-500を使うべきやつは、とりあえず終了。微妙にノイズが強いけど、出力レベル自体も結構強い気がする。
そういえば、中古のKAWAIのオーディオミキサー、MX-8SRを\4,300で買った。 今まで使ってきたBehringerのミキサーと比べると、若干ノイズは強いけど、それでも気になるほどじゃない。 また、Behringerの出音は、大変に素直でミキサーを通しているのを忘れるほどだったけど、 MX-8SRは、音が微妙に明るく柔らかくなって、密度も少し上がる感じがする。 でも、これらは良し悪しが付けがたいという程度かな。 これでしばらくは、ライン入力数の不足に悩まされることは無いはず。 それに、Stereo AUX Sendがついているので、いざエフェクターを導入するとなった場合もちょっと安心かも。
あとは、MIDIパッチベイが欲しい…というより必要かも。 私が愛用しているシーケンサーは、4ポートまでという制約があるから、 インターフェイスの追加よりパッチベイを利用する方が、現状ではローコストかつ便利になるはず。 実際問題、64チャンネル以上使うなんてことは、当面は無いと思うし、K1rとかDM5とかXD-5みたいに、 1チャンネルだけで必要十分な音源というのも少しながらあるしね。
「疲れた」…。WEB上の個人ページでこういう言葉を良くみるけど、何が楽しくてこういう言葉を書くのだろう。 「疲れたけど楽しかった」とか、「いろいろあってちょっと疲れた」とか、合間合間に挟む言葉としてなら、別に問題は無いと思うけど、 心底疲れたというようなことを、中身をはっきりさせないまま、「だらだらと不特定多数の人に」訴えても、意味の無いことだと思う。 まあ、その不平不満も、公表のしかたが面白ければ(少なくとも書いた人間に対して不快感を覚えなければ)いいとは思うけど、 そうでなければ大変に鬱陶しいだけで、建設的な部分がほぼ皆無となってしまう。
何らかに対し怯え、何らかに対し辟易し、何らかに対し不満を抱き、何らかによって疲れ…。 明確な意思はあるし、考えることも人一倍するのに、誰かに対して発表したり、意見を言ったり、 甘えたりするのが苦手で、自分一人で消化しようとする。 一人で消化するから、あらぬ方向へ考えが暴走したりもする。 あるいは自分一人で消化しきれずに、少し遠い人間から見れば意味不明の不満をぼろぼろとこぼす。 …今の若い人(私もだけど)って、こんな感じの人が多い気がする。 …こういうのって、周りが話し下手だったり聞き下手だったりするのかな…、わかんないけど(無責任発言ですので、考えるきっかけ程度に)。
…まあ、私も昔の日記で色々と書いてきたような気がするから、人のことは言えないんだけどね。 と、しょっぱなから「疲れる」話を書いちゃったかな(笑)
で、今日は…、何やってたんだろ。 あ、そういえば、かつてリンクしていたサイト「N・P・C」さんが、 「N・P・C'」となって、装いも新たに復活されました。てなわけで、リンクを更新☆ …そのくらいかなぁ。
それにしても、私の文体も、かなり自然体になってきたなぁ。 昔、文体がはちゃめちゃだったのは実は、「頭が悪いようには見られたくない。頭が良いようにも見られたくない。」 という微妙なラインでさまよってたせいだったんだよね。 それが今では、普通に書いてりゃ私相応に見られるだろうなー、って思えるようになった。 それというのも、多分本人は意識して居られないと思うけど、Terry氏(リンクしているTerry's Home pageの管理者)と知り合ったお陰だったりする。 貫禄のある文章に当てられて、変に取り繕った文章を書くのが滑稽に思えるようになったんだよね。
今は、とりあえず例の同人ゲーム用の曲のマスターアップ版の作成に勤しんでいる。 特に初期に作ったものに関しては、感性が今とは違ったんだな、と思う。 道具に関しても、PROTEUS 2000の扱いに慣れてもいなければ、QSRやTG300、SG01kなどを持ってもいなかったしなぁ…。 特に、SG01kとTG300は、私の曲風を大幅に拡張したと思う。 …無論、MU128だけでやってやれないことも無かったと思うけど、なにぶん不精者なもので。 ちなみに、今後、CM-500をBrightnessのために使う予定が、一曲分だけあったりする。
MU128のドラム、結構いいなー、と改めて思った。 いわゆる生ドラムっぽい音に関しては、もっと上位のXG音源にならないと厳しいけれど、 そういうのを目指さない限り、エフェクトをうまく使えば、かなり使えるといった感じ。 HipHop KitとかSkim Kitとかのスネアがお気に入りで、Analog Kit類も結構使うかも。 そもそもテクノとかヒップホップとかダンスとかといったジャンルの場合、 音をいかに[うまく/面白く]使うかであって、どんな音でも工夫次第でどうとでもなると思うんだよね。 で、今の音楽というのの多くは、その手のジャンルを微妙に受けているから、いろんなドラムの音が使える可能性があるわけで。 それと、MUでドラムを使う上では、単体でコンプレッサーやゲートリバーブが掛けられる、というのがやっぱり強いと思う。
前々回、前回に日記で書いた「最後の一曲」は、依頼された同人ゲーム用の曲。 扱いは保留だけど、多分没曲になると思うので、そのうちココで公開すると思います。 私にどういう曲が作れるのか、という参考になると思うので。 あと、PROTEUS 2000 + PROTOZOAボードだけで作っているので、そういう意味でも参考になるかなぁ…。
QSRを入手してから、ピアノを打ち込むのが楽しくなったし、ちょっとはうまくなったような気がする。 相変わらず、リアルタイムでもステップでもなく、ピアノロールで打ち込んでるけど、 自分でも、よくピアノロールでここまで細かく打つな、と思うほど…。
で、最近とんと思うのが、ギターを覚えないとなぁ、ということ。 コードだけなら代表的なもの程度は分かるので、 そのコードをギターで演奏したときに通常どの音域になるのかさえ分かれば、 打ち込みくらいならまあ何とかなるとは思う。 もっとも、世の中にはギターの特殊な調弦なんてものもいっぱいあるので、 標準的な調弦で演奏不可能だと指摘されたとしても、逃げ道なら用意できるのだけど。
そういえば、音が逆位相になると、ステレオヘッドフォンとステレオスピーカーといった違いも無視できなくなってくる。 まあ、そこらへんは「自分の作りたいもの」を「どのくらい多くの環境の人」に聞いてもらいたいか、というバランスの問題なんだけどね。 でも、これだけは言えるのは、楽曲自体を本当にしっかりと作れる人間なら、空間くらいは作れるものだと思うってこと。 3D定位を求めるなら、音量とパンとフィルターとエフェクトで、それっぽいものは作れる。 本当に正確な3D定位を求めるなら、それ用のソフトウェアや道具を使えばいいと思う。 でも、これってテクノみたいに変動させて使ったり、なんかの効果音を鳴らすのは楽しいけど、 オーケストラみたいな楽器を3D配置して固定したとして、音量・パン・エフェクトで作った空間に対して、 どれほどのアドバンテージがあるかなぁ…。
それにしても、歌モノのカラオケ版のループ再生を延々と聴きながら、 そのリアルタイムアナライジングを見つめつつ、 体を動かしたり適当になんか叩いてみたりとノリノリで聴いてる私は、 多分、誰の目にも「勉強中です」とは見えないだろうなー、なんて。 でもねでもね、やっぱり勉強は楽しんでやらなくっちゃ。
最後の一曲は、とりあえず不要ということになった。 うーん、最大に難儀で1年ほどずっと頭を悩ませてきた曲が、意外な形で終結。 妙な感慨だけが残るといったところかな。まー、それはいいんだけど。
ボーカルを邪魔しないで、存在感のそこそこある音が出せる音源というと、やっぱりRolandのJVシリーズだと思う。 他のメーカーのシンセに比べて、一種独特なミックス感があるけど、 この独特なミックス感が、ボーカルを浮き立たせるのに一役買っていると思うんだよね。 それに、左右交互に音を鳴らす設定(Altanate Pan)にすると、同じパートをを左右に割り振って重ねてステレオ感を高める、 などといったことをしなくても、リサジューを縦に保ったままステレオ感を高め、なおかつボーカルを邪魔しない、なんてことができる。
ちなみに、これの音がリアルかとなると、全体的にはあんまりリアルじゃないと思う。 ボードの音も、まあこんな感じかな、と思う音はしているけど、デフォルメ感の拭えない音も少なくない気がする。 しかしまた、それが悪い音かというと、そうじゃないと思う。 私は、望む曲を作るための音が出せれば、それでいいんだよね。 まあここら辺は、聞く人次第だと思うけど、Rolandシンセの音が巷にあふれているせいで、 人によっては、その音を生楽器だと信じているという場合もあると思う。
JV-1010に対する愛着というのが結構薄いので、変わった方向から独断で、評価をしてみた。 肯定点は結構多いし、否定点はどんな音源にも多かれ少なかれ存在するので、愛着が薄いのは、やっぱり操作体系のせいかなぁ…。
ついでに、知ってる人は知ってるだろう情報。 JV-1080なんかのSuperJVシリーズ(SysEX Model-ID:6A)より、 旧機種のJV-880なんかのシリーズ(SysEx Model-ID:46)の方が、 出音や抜けが良く、ブライトだそうで、実際に少し聞いてみた感じ、私もそうだと思った。 まあ、マルチティンバーパート数、同時発音数、エクスパンションボードの搭載可能枚数や使いやすさといった点で劣っているけれど、 ちょっとJVの音が欲しいという程度なら、JV-880という選択肢が、かえって良い可能性もあるかも。
最後の一曲も、なーんとかなりそうな雰囲気になってきた。…まあ、気がするだけかもしれないけど。
私がよく、過去を懐かしんだり、失われた些細な何かに思いを馳せたりするのは、 何らかの「せつなさ」を求めているからかも、と、とある歌を聴いていて思った。 あ、歌詞の内容がそうだったってわけじゃなく、その歌自身が、失われた些細な何か。 そういったせつなさは、私が何らかを生み出すための灯を与えてくれる気がするんだよね。
ちなみに、感傷に浸ったりするのと同時に、私が音楽を聞くときは、結構分析が伴う。 例えば、こういう風にドラムはループさせればいいのか、とか、FX的なシンセ音はこう使えるのかとか、 あとは、歌モノの場合は、ボーカルを妨げないパートの配置はこうだとか、ボコーダーはこういう風に使われるのか、とか。 そういう個々を考えつつ、曲全体がどのように作られているか、という技術や感覚を、自分の中に「何となく」取り込む作業。 あんまり詳しく取り込むと、その作品にとらわれてしまって、自分のオリジナル性を発揮するときに障害になるんだけど、 いい加減そこらへんの一線には慣れた。
で、そういうことを感じながら聞くと、なるほどいわゆる業界系プロの人間は、見事に仕上げるものだな、と思う。 広さが無いわけではないのに、総じてリサジュー(そういう分析方式です)は、しっかりと縦型(中央方向)になっていて (聴環境側を配慮しているんじゃないかな、と思う。)、それでいて、あらゆるパートをうずもれさせず、 メインパートはしっかりと立っている。 そして、モノラルの場合や、位置的に適さない場合(家族でテレビを見たりすると、何人かこういう人が出るはず)など、 あらゆる聴環境に耐えうるようにできている。
昨今ごく一部で大人気の、とあるグループ(音楽集団?)や、とあるメーカーのゲーム音楽の一部とかは、 そこらへんの音の「場」の作り方が、私にはちょっとだけ間違ってるように思えるんだよね。 端的には、音声をモノラル化して聞いてみると、どのくらい聞き苦しくなるか、みたいなので判断できると思うけど、 ちょっと空間へ意識が傾倒しすぎていて、いざ聴環境によってそれが壊されると、途端に聞き苦しくなる気がする。 堂々と、コーラス隊で逆位相まで利用している個所があったし。
全体に音が迫って、取り囲んでくるほどの空間は、ぱっと聴き確かにかっこいいし、浸りこめる感じもあるのは分かるけど、 歌を完全に「包摂」してしまうような空間を感じさせる音楽というのは、果たして正しいのか…。 まあ、実は、私も嫌いというわけではないんだけど、それでも、 こういった音楽の信者になったり、目指そうとしたりする人が大量に出てくるのは、微妙に痛い気がする。
私はまだそういったことを大々的に言ってしまえるほど、立場的にはもちろん、実力的にも達していないわけだけど、 それでも私の最近の曲の仕上げ方は、微妙に業界系を意識しているか、本来の生演奏的な配置にしているつもりだから、 最近の曲の大部分は、モノラル化してもそれなりに聞こえるんじゃないかと思う。
…なんだか小難しいことを書いちゃったかな。 結局、前々から常識的に知っていたことではあるのだけれど、 広い聴環境が想定される場合は、なるべくモノラルでも違和感の無いように仕上げる方がいいな、と。 それと、ある一定以上音楽を齧ったアマチュアには軽視されがちなJ-POPなんかも、 やはりかなりの技術で作られているもんだよ、と。
私の音楽活動の主は作曲なので、楽譜を作ることに情熱を傾け、 MIDI機器を利用して適切な表情付けをして、完成系を発表することに喜びを感じる。 音を作って演奏に表情をつけることそのものは、単に完成形を作るために必要な作業の一部と思っていて、 それ自体が好きなわけでも、それ自体を評価して欲しいわけでも無かったりする。
自分で作曲して打ち込むときは、自分の手のひらの上で、すべてを躍らせる感覚。 そして、最大の目的は「結果としてできたもの」。 よって、オリジナル曲に関しては、明らかな問題がある場合や、 要求される使途に対して不適である場合、 あるいは作った人自身が不満を訴えていたり、 他人に何らかの特定の意見を求めていたりする場合を「除いて」は、 作った本人がそれをやりたかったのだと評価するのが当然だと私は思っている。 何らかのわずかな不快感を訴えたいなら、あくまで外側、 聴く人の立場から評価してきたつもりだし、逆に私の領域にも、 それを踏み越えて入ってきて欲しくない。
…付き合っていればすぐわかると思うけど、私は外では、 意思表示は割と明確にしているつもり。 明示していない限り、感想をもらうのは嬉しいには嬉しいんだけど、さほど必要としていない。 よって、特に何も書いていないのに関して、「暗に感想を求めているんだ」なーんて思ってはいけない。 言い難い感想を無理に言わせても、自分にとっても相手にとっても嬉しいものでもないし、ね。 そもそも私の曲は、「何らかの目的(主にWEBページやコンピュータソフトウェアのBGM)」に使ってもらうためと、 作曲依頼の指針のために、公開しているものだし。
ちなみに、一番嬉しかった感想は、「今聞きながらメール書いてます。」だったかも。 「飽きにくい。不快感が無い。何度も聞ける曲。」って評価は、 BGM用の曲としては、まさしく最大級の誉め言葉で、すごいことなんだと思うんだよね。
既存曲を、楽譜を見るなり、耳コピーするなり、アレンジするなりして、それを打ち込むときは、 完成形がすでに存在する。よって、演奏者として、アレンジャーとして、 原作者の手のひらの上で踊り、あるいはそこから飛ぼうとするのを楽しむ世界。 テクニック本位であって当然だと思うし、私自身も多分、打ち込みとかそこら辺の評価を求めていると思う。
多分、私が人の耳コピーに対して感想を書くときや、あるいは私がオリジナル曲について人から感想を受けるとき、 何らかの違和を感じていた主な原因は、そういう認識の違いなんじゃないかと思う。
…何度か書こうと思って、なぜか書けなかった事柄。 あと一曲になって、何となく心が軽くなって、 こういう重ったるい話題もかる〜く言えるようになった感じがする。
例の曲が出来たので、聞いてもらったところ、ほんの少しの訂正でおっけーが出た。 良かった良かった。これで、残すところあと一曲。
MOドライブが壊れた…。クリーニングしてもメディアがきちんと認識されない。 修理は…、結構お金がかかるものらしい。うみゅみゅ。 結構壊れやすいものらしいし、中古で買ったものだし、仕方が無いのかね。 もう少し扱いに気をつければ、もう少しだけ寿命を長くできたのかもしれないけれど。
えっへっへー、かなちゃん絶好調〜☆ …うーん、ま、こんなのが私の地だもんで。
で、何が絶好調かというと、作曲が絶好調。 とりあえず、コレを仕上げれば採用になるんじゃないかなぁ、といった出だしが作れた。 まあ、仕上げるまでは、時間は若干かかりそうだし、打ち込む内容も骨が折れそうなんだけどね。
あらためて、Alesis QSRは使いやすいなぁと思った。 それに、これがあると、何となく、曲を作るのが今まで以上に楽しいんだよね。
えと、いっこ前の日記に関してだけど、私がああいうことを書くきっかけは、 結構些細なことだったりします。
それはそれとして、最近は、あったかいなーなんて油断してると雪が降ったり、色々といやな具合の気候。 その気候のせいか、そうでないかは分からないけれど、何となく落ち着かない。 まあ、例の依頼曲に関しては、話をして気負いが大分減ったから、何とかなりそう。
餅は餅屋。諺だけあって、まさしくそのとおりだと思う。 でも、この言葉は、そもそも才能の無い人を想定していないかも。
才能なんか関係ない、努力次第、というのは幻想だと思う。 まず、根本的なこととして、能力を身に付けるためには、才能が無ければ人一倍努力をする、それに大量の時間がかかる。 その能力を身に付ける時間が十分に持てなければ、能力が少ないのであるから、実行段階において一定以上のことをするのに時間がかかる。 逆にいえば、時間が無限であれば、ありとあらゆる人にあらゆることが可能なのかも知れない。 ある意味才能というのは、時間コストを大幅に削減するための根源的な力であるとも言えるか。
時は金なり。そういうことか。
例の同人ゲーム用の曲は、作らなければならないのは、具体的に言うとあと2曲なんだけど、やっぱりつまづいた。 もともとここら辺は、仕上がりがかなり遅くなるだろうと予測していた曲なんだよね。 実はどっちも、適当に作ってそれなりとも言えるのかも知れないけど、どうもピンと来ない。 かといって焦っても、できるどころか、余計に詰まっちゃうだろうし。 うみゅみゅ…。
他に書くことも無いので、ちょっと。 最近は私は、MU128の音色をエディットすることが少なくなった。 フィルターやエフェクトを使って、原音から派手に変化させて作ることは、 やることもあるような気がするけど、既存の音の「聞こえ」を良くするためのエディットは、本当に少なくなった。 結局、録音後にマスタリングしさえすれば、素のMUの音も結構良く聞こえると思うし、 あまり繊細に作りこんでも、どうせマスタリングで壊しちゃうわけだから、 他の音源に負けないように、そして理想的なミックスに近づくように調整する程度…って、 それだけでも結構エディットしてると言えるのかもしれないけど。
ちなみに、SC-88系統でも、マスタリングすれば、それだけで出音が良くなると思う。 出音がよいと言われているPROTEUS 2000なんかでも、マスタリングでハイを上げないと、今流行りの音質には程遠い。 こんな風に、いわゆるDTM音源でもそうでない音源でも、どっちみちソフトウェアでの外部加工あってこそ、 になっちゃってるんだよね。
4月最初の日〜。すなわち、エイプリルフールというやつだけど、別に何も面白いことは思い浮かばなかったので、な〜んにもなし。
SC-88Proに関して。 ディレイのラインが最初から設けてあって、CCだけで調整可能なのは、曲風によっては便利と思った。 もっとも、曲風によってはディレイなど全く使わない、なんてこともあるんだけどね。
それと、インサーションエフェクトだけど、所詮こんなものか、といった感じ。 Panpotがどうもエフェクト入力の前にあるらしくて、モノラルエフェクト(ディストーションとか)を通すと、 エフェクタ自身の設定によってパンが決められてしまう。 これじゃあ、せっかく複数のパートにエフェクトがかけられても、ちょっと…ね。 エフェクタの質そのものは、可も無く不可も無く、といった感じだとは思うけど、面白みや派手さにはちょっと欠けるかも。
SC-88ProからK2000Rのリターンへと信号を通して、K2000Rを外部モノラルリバーブとして使ってみたところ、 クリアで透明感のある音質(これはAlesisの得意技)ではないけど、なかなかに感じた。 古いリバーブというのも、味があっていいのかもなぁ…。YAMAHAとかSONYの古いリバーブは、好きな人はかなり好きみたいだし。 それと、ドライラインとウェットラインのバランスが調整できるものは、 モノラルでエフェクトをかけた方が雰囲気が出るケースもあるのかも、なんて思ってしまう。 リバーブでなくコーラスでは、もともと割とモノラルも使われるしね。