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みかみかなの日記 2003.03

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2003年03月29日(土)

ちょっとだけ久しぶりの日記。あったかくなってきたと思ったら、また少し寒くなったような…。

それはそれとして、とりあえず知人からSC-88Proなんかを借りて使ってみた。 …堕落するね、この音源。これ以外いらないって気になる人が多いのも分かる。 これが初シンセだったら、今ごろ私がどうなってたか、ホント分からないよ。

出音について、いつもの通り簡易解析すると、32kHzサンプリングを鳴らして、LPFをかけないタイプ。 良いの悪いのと言われているDAC性能だけど、低音域から高音域にかけて、 サンプリング周波数を対数でなくリニアでとっていくと、ずっとなだらかにレベルが下がっていくから、 あまり良いとは言えなさそう。あるいはサンプリングや圧縮・展開の段階でそういう音になっているのかもしれないけど、 音の張りはSC-55系統の音源(CM-500で確認)より、圧倒的に無いように感じる。 LPFがかかっていないので、SC-8820よりは、こもっていない感じがするのも確か。 でも、16kHzより下のラインだと、SC-8820の方が音がしっかりと出ているような気がするので、 外部加工前提だと、SC-8820の方がトータルで上となるかも知れない。 まあここら辺は、使う人の目的や使い方、そして腕次第だし、 何より実際に聞いてみるのが一番なので、間違っても、私が文字にした性能だけで、 画一的な見方をしてはいけない。

音源の操作に関しては、同時押しの必要なケースがあまりに多いのがなかなかに大変なところ。 正直、操作性はもっとも悪い部類と感じた。 あれだけのボタンがあって、しかも1.5Uハーフラックという変なサイズにしてまで、この操作性って…。 でも、インディビデュアルデータアウトで、エフェクト等のエクスクルーシブデータを一個一個送信できる (このときも2つのボタン同時押し…)ので、慣れてしまえば、案外MUなんかと変わらない雰囲気で使えるのかも。 マルチパート全体のみ、とか、エフェクト全体のみ、とかを一気にダンプアウトする機能があれば、 もっとシンセっぽくて個人的には扱いやすかったんだけど、 何せこの音源、説明書無しで格安で購入したそうなので、 できるのかどうかはまったく分からない。何となくできないような気もするし。

音色の取り揃え方はツボが抑えてあって、当時の流行の曲を作るには、さして困らなかったであろうといった感じがする。 それと、歪みギターはなるほど使いやすいかも。あと、ドラムもいかにもRolandだから、使えると言えば使える。 個人的に感激したのが、「ぽよ〜ん」とした(って意味不明だけど、ホントそんな)音のオルガンやシンセリード。 こういう音はこの音源がいいな…というか、こんな音が入ってるPCMシンセ、多くは無さそう。 よく言われる、SCとMUは両方持つのがいい、というのも、あながち外れではないかも。 ある一定のレベルより上の音を出したい、という要求についてこられるかどうかは別にして、 ホント一通りの音は揃うし、得意分野もかなり住み分けできていると思うからね。 邪推に過ぎないけど、シェア獲得の策略として、Rolandが苦手な分野をYAMAHAが攻めていった結果かも。

他、基本的には、私がRoland JV-1010で良く使う音色は、大体あるように感じた。 確かに、SCの方が音が軽く丸いし、ドラムの金物はJVに比べてかなり弱い気がするんだけどね。 でも、私がJVでよく使うものは、目立たないパートとして使うことが多いので、別にどっちでもいいやって気がしてくる。 タムなんかはむしろ、JVよりいいような気もするし、歪みギターのためだけにJVを叩き起こすこともあったから、むしろSCの方がいいのかも…。 また、SCならば、前述の「ぽよ〜ん」とした音が使えるから、また別の使い道もありそう。

実は、私はSC-88Proを少々見くびっていたんだけど、それは改めなくちゃいけないと思った。 もちろん、単体で仕上げると、奥行きはそこそこ出るものの、メリハリが無い仕上がりになることが多い。 でも、どんな音源でもそうであるように、使い道などいくらでもある。 歪みギター音源として、変わった飛びモノ音源として、ほんのりとした柔らかい雰囲気を出すための音源として、 影からの支援者として、どうしても見つからない音を出せるかもしれないという保険として…。 うーん、実は、JVの方こそ、それほど良くないんじゃないか…? なんて大胆なことも思う。 リアルな音なら拡張ボードを使えば、SCより平均的には得意だろうとは思うけど、 JVの拡張ボードよりも別の音源の音の方が、個人的に好きだったりするから…。 それに、私は結構な数の音源を持っているせいで、むしろSC-88Proのほんのりこもった感じの方が、 独特なキャラクターといった気がするんだよね。

JVに関してある人に言われた、いっそのことASIAボードでも、という提案も実は結構、的を射ている気がする。

2003年03月26日(水)

YAMAHA UX256のドライバが、今月6日に更新されていたので試してみたけれど、 やっぱり不具合は直っていなかった。詳しくは、先月3日あたり〜の日記を参照のこと。 但し、アプリケーションが立ち上がらなくなったりする不具合は解消されたみたい。

話は前後するんだけど、ドライバ更新の前に思い立って、 YAMAHAのMIDIインターフェイスのUX256を、 MIDIスルー/パッチベイとして使ってみたところ、 問題なく動作した。

と、これだと何がなんだか分からないからちょっと説明すると、 YAMAHAのUX256は、USBを通してMIDI INx6、MIDI OUTx6、 音源のシリアル接続へ接続するための端子(TO TG - 1In5Out相当)を提供するインターフェイス。 そして、ドライバ上で設定する簡易パッチベイ機能を搭載している。

通常、このパッチベイ機能は、USB to MIDI OUT、MIDI IN to USBの信号の流れを変えるために使える。

    Windows上のポート → 物理的なポート
    out1              → out4             (経路の指定)
    out2              → out2,3           (分岐)
    out3,4            → out4             (結合)

    物理的なポート    → Windows上のポート 
    in1               → in4              (経路の指定)
    in2               → in2,3            (分岐)
    in3,4             → in4              (結合)

とまあ、このような具合に使って、 例えば、アプリケーション側でOutポート数が制限されているときにOutを分岐して解決したり、 MIDIデータダンプをするときに、シーケンサ側のInポートをいちいち変更せずとも扱えるようにInを結合したり、 といったことが出来る。

ここまでは、私が今までにやってきた使い方。 で、今日試してみたのは、パッチング画面にもうひとつあった、MIDI THRUという機能。 これは、UX256のMIDI Inに入れたデータを、指定したMIDI Outから出力できるという、 まさしくパッチベイのような機能。

    物理的なポート → 物理的なポート
    in1            → out4             (経路の指定)
    in2            → out2,3           (分岐)
    in3,4          → out4             (結合)

このような経路が可能になる。 そして、注目すべき点は、このような使い方をした場合は、 256Bytesを超えるパケットを送っても、データが落ちないということ。 もちろん、outから取り出したデータは別途、 他のインターフェイスやシンセなどのMIDI Inに入れてやる必要があるのだけれど。 これで、今はほんの少ししか音源をつないで居らずお寒い状態のUX256も、 もしかしたら日の目が見られるかも。 とはいえ、パッチングを複数記憶しておく機能が無いから、 専用のパッチベイには太刀打ちできないと思うけどね。

2003年03月25日(火)

最近、ハードディスクのデータが1byte単位で微妙に化ける。 いつぞやのOS再インストールも、実はそれが原因なんだよね。 基本的には、チェックディスクによる修復で回復することがほとんどなんだけど、 今日は修復不可能というか、異常無しと見えてしまうデータ化けが出来てしまっていた。

時期としては、MIDISport導入、WMA9 Codec導入あたりと大体重なっていて、 他にもミキサー導入や機材類の配置とかケーブルの位とかが変わったとか、 そもそも機材自体が増えてるとか、思い当たる節がいくつかあるし、 もしかしたら、単純にIDEケーブルのトラブルかもしれないんだけど、 とりあえず原因は特定できていない。 まあ、今のところ、本当に必要なものだけはバックアップ出来てるんだけどね。

2003年03月24日(月)

注文していたKAWAI K1rが届いた…って、またシンセ買ってるし。 でもでも、今回のは普通のPCMシンセじゃないし、説明書付き、アダプター無しで\4,800だったし、KAWAIが好きだし…。

アダプターは、XD-5のもの(12V)を流用可能だったから、とりあえずそれで鳴らしてみて、 次にファミコンのアダプター(10V)を使ってみたところ、 ノイズや出音の問題も無く使えたので、このまんま使っていくかも。古い機器らしく、許容の大きい設計なのかな。 状態は、ボタンがちょっとへたってたけど、とりあえず歪みを外部から少し直してやったら、 普通に使えるくらいにはなった。

出音は、うーん、よく分からないけど、可能性を感じる。 太いっていう人もいるけど、まだセッションは組んでないから良く分からない。 非常にノイズが少ないのも特徴だと思う。 1989年の機材なのに、家にある機材の中でもまさにトップクラスのノイズの少なさで、出力レベルも十二分にある。

シンセサイズはPCM+VM音源で、D-110なんかのLA音源と比べて、より今風のPCMシンセに似てるかなぁ…。 VM波形という、倍音加算合成された風変わりな倍音の波形を、足し合わせて一つの音色を作っていくという倍音加算方式シンセ。 よって、波形が風変わりなことを除けば、PCMシンセと似た感覚なんだよね。ちなみにAM変調も使える。 上手くシンセサイズすれば、LA音源の代わりにも、FM音源の代わりにもなりそう。もちろん、到達不可能な部分もあると思うけど。

この音源はマルチモードでも鳴らせるんだけど、各パートにチャンネルを割り当てていく画面があって、 その操作はマルチモードを設計するというより、 レイヤーを作ったりスプリットを作ったりしていくのに適しているような感触。 現に、プリセットなのか前のユーザーが作ったものなのかはまだ確認していないけど、 複数パートでCh1だけを使った設定のマルチパートが大量に保存されてるし。

ちなみにその操作体系は、1Uにしては扱いやすい方だと思う。 説明書を見なくても、とりあえず一通り操作できたし。 少なくともPROTEUS 2000やQSRなんかよりは洗練されている。いわんやD-110をや。

2003年03月21日(金)

01/W FDのシーケンサ、もともとデータは保持されず、FDでの保存が標準だという話。 だとすると、FDD次第ってことなんだなぁ。 もしかしたら2DD仕様というところでひっかかって、 店の人には動作しないと見えたのかもしれない。 まあ、使えなくってもプログラムのダンプは出来るからいいんだけどね。

例のピアノ曲は、OKが出た。 仕上げなければいけない曲も、残すところあとわずか。 期限も割とあとわずか(汗)

2003年03月20日(木)

キーボードでいろんな音源を鳴らしてみた。

PROTEUS 2000はキーボードで鳴らすと良さがよりわかるなぁ、と改めて思った。 自然に鳴るように手が動いて、その手の感触に違和感がほとんど無い。 打ち込みで鳴らすよりも、ずっと良い感じに聞こえる。

他、QSR、GMega、MU128(パフォーマンスモード)などは、なかなかに良い感触がした。 K2000Rは、シーケンサー上で単音で鳴らすと物足りないんだけど、 実際に手弾きすると、アフタータッチの反応も楽しいし、なかなかにいいと思った。 意外とGZ-50mが、しっかりした音をしているのにびっくり。ピアノがQSR、K2000Rに次いで良く感じたり…。

JV-1010は、良いと感じるものもあれば、大して良くないと感じるものも結構多かったように思う。 電気ピアノ、複数ブラスはかなり秀逸かなぁ。全体的にベロシティの効き方はイマイチな感があった。 でも、久しぶりに鳴らしてみて改めて、最近あまり使わないのが惜しいような気がしてくる。 全然リアルな感じはしないんだけど、使える音ならいくらでもあるといった感じ。 せめてパネル操作で変動パンが切れたら…と思う。

SG01kは、イマイチに感じる音色が多いものの、文句無しといえるものも結構ある。 CM-500やTG300は、ごく一部の音なら何とかだけど、やっぱりキーボードの音源としては厳しいものがあると思う。 ちなみに、SC-55STは出音に関してはCM-500未満って感じだから、D-110はケーブルの接続の類が面倒だから、 といったことで試していない。

でもホント、キーボードあるっていいことだね。 気軽に音を作って鳴らしたり、適当に思いついた曲を即興で弾いてみたり (良さそうだったらそのまま打ち込み〜)、なんて、 やっぱりあると無いとじゃ音楽を楽しむ感じが全く違うよ。

2003年03月18日(火)

とうとうキーボード(楽器の方ね)を入手。Korgの01/W FDの、部分的に壊れたやつを、説明書無し\8,900で。 シーケンサーとフロッピーディスクドライブが正常動作しない、とのこと。 シーケンサー部分は、電源を落とすとソングが全部消えてしまう(プログラムパッチなどは消えない)みたい。 フロッピーは面倒なので試していない。

音源部は完全に無事で、ボタン類は、利きづらいものもあるものの、一通り反応はする。 鍵盤は、一番高い鍵盤だけ非常に返りが悪くて、他に1〜3つほどほんの少し返りが悪いのがある程度。 壊れる部分としては、一番端の鍵盤というのは不幸中の幸いと言えると思うし、 ちゃんとベロシティ、アフタータッチも正常に働くので、異様な程お買い得だったと思う。 これで、作曲が少し楽になるかもしれない。

出音の方は、ノイズは少なく、存在感があって、これぞキーボードといった感じをしていると思う。 実際に入っているプリセットは、X5DRのものとあんまり変わらないような気がするんだけど、 やっぱりずいぶん違う気がする。内蔵エフェクトの質も違うかなぁ…。 まあ、X5DRは貸し出し中で、手元に無いから比べられないんだけどね。 ちなみに、音について細かいことを言えば、例によって32kHz位のサンプリングレートの波形を、 ほぼそのまま出している感じで、これはX5DRとおんなじ。

シンセサイズは、操作性がかなり良いと思う。…ボタンがちゃんと利けば、の話だけど。 また、この機種最大のウリであるウェーブシェイピングという機能で、かなり音色を変化させられる。 実際に入手する前から知ってはいて、難しそうな機能だなぁ、と思ってたんだけど、 実際はメニューで選んで、必要ならエンベロープを設定するだけ。 それだけで過激に音が変わるから、楽しくて楽しくて。

鍵盤の弾き心地は、まあ悪くないかな、とは思う。 弾いてて「がこん、べこん」と派手な打鍵音が鳴るのは、 あんまり気持ち良いとは思わないんだけど、タッチ自体はまあまあ。 前に触ったことのあるベロシティ対応鍵盤は、 YAMAHAのEOSの何か(大分昔なのではっきりとしない)なんだけど、あれはもっと軽かった。 でも、軽くてもほんのり重くても、シンセってのは、本物のピアノに比べて、 強い音を出そうとすると指が痛くなるなぁ、と思う。私だけかな。 まあ、ベロシティセンス関連を変えればいいだけか。

演奏に関してだけど、私の能力は思ったよりも衰えていなかった。 まあもともと、ピアノを始めて1ヶ月の人にも劣ると思われる程度の腕だったんだけど。 右手は…やっぱり厳しいねー。左手は、最後に鍵盤楽器を弾いた時より器用になっているような??? ま、今のままでも、単純なメロディをゆっくりとリアルタイム入力する程度なら平気なんだけどね。

最大の問題は、置き場所。「ミュージックワークステーション」と銘打って売っていたものだけあって、 結構大きいんだよね。ちょーっと考えないと、どうにもこうにも…。

2003年03月17日(月)

昨日、日記に書いたピアノ曲、一応は出来たんだけど、事情によりまとめ役に渡せていない。 出来の方は、要求に照らすとかなりイマイチかなぁ、なんて思ってるんだけど、 じたばたしても始まらないし、残すところあとわずかだし、とりあえず他の曲でも作って待つことにする。

そのうち暇が出来たら、TG300、SG01k、CM-500、GZ-50mの4つを使って何か曲でも作ろうかな、なんて思う。 それぞれ定価が\75,000、\39,800、\115,000、\26,800で、定価総額だと\256,600にもなるけど、 買値だとそれぞれ5千円以下。\4,800、\5,000、\4,100、\1,500で、買値総額たったの\15,400。 どれもこれも、普通の人に言わせるとチープで出音が悪く全体的にしょぼい、 といった音源だけど、結構侮れない気がするんだよね。

XD-5も\4,800で買ったんだけど、これは定価が調べられなかったから、今回は仲間はずれ。好きなんだけどね。 あと、D-110も\4,000で買ったんだけど、これはまだ全く使えていないから、とりあえずこれも仲間はずれ。

それにしても、買値が思い切り安い音源が大量にあるんだなぁ、なんて改めて思った。 買値が5万円を超えた音源は、実はPROTEUS 2000しか無いし。

2003年03月16日(日)

ここ最近は、例の同人ゲーム用のピアノ曲を作ってるんだけど、なかなか進まない。 何日もかけて一曲を作るのなんて、結構久しぶりかも。 設定上、半端なものを作るわけにも行かないんだよね。

出だし16小節はそれなりにできたんだけど、後はどうしよっかなー。 使われるのはせいぜい1分〜1分30秒くらいで、フェードを使って省いていいことになっているので、 そんなに長く作らなくてもいいとは言われてるんだけど、それでもなかなかに難しいんだよね。 私も大分作曲の腕を上げたとはいえ、まだまだ未熟だなぁ…。

ちなみに、私が「腕を上げた」と主張するのは、 過去に比べて確実に階段を上に向かって踏みしめていることを、 自分に向かって言の葉にして発することで、自分自身の今後に檄を飛ばしているつもり。

私は自分を貶めることによってより、自分を誉めることによって成長するたちだし、 そもそも、今の私は、一つ曲を作る度に実力をつけているのが、自分ではっきりと分かるから、 未来を考えれば全くもって陰気なことを考える気にはならないんだよね。 それに何より、自分が作曲するときには、できるだけ陰鬱な気分にならないほうがいいということが、 はっきり分かってるから。

2003年03月14日(金)

CM-500に関してだけど、もちろん不満もある。大きさが〜〜〜。 1Uより微妙に高さが高く、幅は2/3ラックサイズ…。なんたる中途半端! これからちゃんと使っていく予定だし、どうにかしなきゃあねぇ…。

あと、Kurzweil K2000Rの液晶に関してだけど、これはそもそも結構暗いものらしい。 よって、購入時の状態は万全と言えるのかも。 そして、これが万全だとすると、購入金額は、ホント信じられないほど安かったよ。 \49,800…。ほんとです。

2003年03月12日(水)

Rolandの音源、CM-500を買った。GSデータ作成時のリファレンスとか、色々と兼ねて。 この音源は、CM-300=SC-55(無印)相当の音源と、CM-32L相当の音源を組み合わせた構造で、 ほぼ完全にSC-55と同じ演奏ができる上に、CM-32LのLA音源を組み合わせた面白い演奏も可能。

これらのアサインは、モード切り替えスイッチで切り替えることができる。

mode A:
CM-300とCM-32LをMIDI THRU経由でつないだようなもの。
mode B:
CM64をシミュレートするもの。
mode C:
CM-300=SC-55(無印)と同じ動作をするもの。
mode D:
Ch.1-10にCM-300を、Ch.11〜15にCM-32Lを、 Ch.16にCM-300とCM-32Lを直列につないだものを配したもの。

といった感じになっているみたい。

説明書無しで買ったものだから、ここまで調べるのも結構大変だったし、 もしかしたら間違っているかもしれないけどね。

音に関しては随所で言われているとおり、SC-55とmkII/STでは、似ているようで色々と違う、ということが分かった。 SC-55STにもいいと思えるところはあるにはあるんだけど、基本的にはSC-55の音の方が、 ぱりっとしていて他の音源にも負けにくい感があるかな。

で、CM-500は聞くところによると、DACの質がそこそこいいらしい。 音を聞いてみると、それも何となく頷けるような気がしないでもない。 出力レベルも比較的高いし、ノイズもあまりのってはいない。 高級感というのとも違うけど、それなりの説得力もあるような気がするし。 もしかしたら、Roland音源で本当に気に入ったのって、これが初めてかも。

2003年03月09日(日)

スタジオヘッドフォンのHPS3000のエイジング……スピーカーとかで直接振動するあたりの部品類の固さなんかが、 使用している間にこなれること……が、ちょうどいい具合に進んだみたい。 使い始めたばっかりの頃は、音が結構こもり気味だったんだけど、 今では中音域から高音域にかけてが、以前に比べて大分のびやかに聞こえる。 モニター用途として私的には、いよいよ申し分の無い音になった。 爽快感のある音質では無いから、広くリスニング用におすすめはしないけどね。

ちなみに、このヘッドフォンを使うようになってから、MP3とかWMAとかOggの圧縮後の音質劣化が、 ずいぶんとはっきり分かるようになった気がするし、 前までは「凄い」と思っていたMU1000/2000の使われた曲も、音質的な限界が見えた気がする。 無論、得意なことをやらせている限りでは粗は無いんだけどね。 井の中の蛙大海を知らず、だったんだなぁ…。

ちなみに、このヘッドフォンにする前から、実はMUの弦がそれほど強くないということには気づいていた。 特に管弦楽以外のジャンルで、他の音源を交えつ、弦はすべてMUといった使い方をすると、 高音の弦が突出してへらへらと浮く。 ある意味面白い雰囲気ではあるんだけど、率先して使いたいとは思えない、なんともいえない雰囲気。 これはリバーブの雰囲気じゃなく、多分波形とD/Aのキャラクターのせいだと思う。 ある曲をいじっていてこれに気づいて、それがMUの役割を極端に削ろうと私に思わせたんだよね。

ちなみに、音源を混ぜて使うときに混ぜやすい弦と言えば、PROTOZOAボードの弦とGMegaの弦、 そして用途は選ぶものの、PROTEUS2000の弦も。 まあ、経験則ってだけなので、どうしてもMUの弦ってこともあると思うけどね。

2003年03月06日(木)

WEBブラウザ用のプラグインである、MIDPLUG for XGが配布停止になっていたことを、今日初めて知った。 別に、このプラグインの機能が特に気に入っていたということではないんだけど、 ソフトウェア音源を持たないMIDIプレイヤーとして動作する、 手軽な国産プラグインというのが他に無かったから、貴重だったんだよね。

IE、NNではプラグイン標準添付だから単にEMBEDで、OperaではBGSOUNDタグでそれぞれ問題なかったんだけど、 NS6〜はプラグインが標準添付されていないので、なかなかに頭の痛い問題。 一番簡単な解決方法は、MIDIをページ自体に埋め込むのではなく、普通にアンカーでリンクすることかな。 うーん、でもそうするとなると、デザインの洗い直しが必要になるか。

2003年03月05日(水)

色々あった。いい思い出とは言わないけど、きっと将来において、悪い思い出じゃあない。 人生においては、性懲りも無く、何度と繰り返してきた行動だしね。 …綺麗に書いてしまえば。

はてさて、しばらく日記を休んでいたんだけど、それなりに最近は色々とやった。 実は、日記を休んでいた理由は、例の件のためじゃなく、他に色々なことがあったりしたからなんだよね。 1日にはOSの再インストールをしたりもしたし、ここ最近では、K2000Rでの音作りの勉強とかもしてみた。

K2000Rでの音作りは、簡単に済まそうと思えば簡単に済ませられるし、 手の込んだことをすれば、訳の分からない変な音もできる。 でっかいだけのことはあるな〜、なんて思ったりした。 ま、総合すれば簡単とはいえないんだけど、楽しいのは確か。

エディット最中にエンベロープがグラフィカル表示される機種は、実は初めてなので、結構感動。 まあ表示が無くても、勘で何とかなるにはなるんだけどね。 改めて、持っている機材に偏りがあるんだなー、なんて思ったりする。

2003年03月02日(日)

2003/03/03より一両日中に、BBSを新調します。

まず、文章を訂正できない、スレッドごとの削除しかできない、といった仕様から、常々不便と感じていました。 このBBSのままでは、変な広告が既存スレッドのレスとしてつけられただけで、スレッドを丸々消すか、放置せざるを得ないので。

その上、今回の件。自分が馬鹿だというのも重々承知です。 他人から見た場合、不快の要因がほぼ私であるというのが、尚のこと心苦しいです。 それでも頭にくるものはきます。 どのくらい頭にきたかというと、頭がくらくらして、めまいを感じて一瞬視界が暗転するくらい。 あれがもっと酷くなると、憤死ということになるのだな、などと思えるほどでした…。

新調後、現在のBBSの過去ログは非公開とさせていただきます。 卑怯と思うかもしれませんが、しっかりと私の心の中には刻まれて、決して無かったことにはならないです。 本来は当事者間でのみ争うべきであった事柄を、衆目にさらすことのほうが問題だと思いますので。


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