日記INDEX

みかみかなの日記 2003.05

<<前の月 次の月>>

2003年05月28日(水)

音源機材用に、16Uの19″ラックを買った。…って、今までラックを使っていなかったのかというと、実はそうなんだよね。 あれだけの数の機材を、ラックにも収めずにただただ積み重ねた部屋…、思い出すだに恐ろしい。 で、実際に機材類を取り付けてみたら、見た目にしっくり来るし、物理的な安定性も向上した。 とりあえずK2000Rはラック耳無しで買ったので、ラックの上に乗っけてある。 で、ラックの残りスペースは3U。ハーフラック機材類は大部分が積み重ね状態。 改めて、恐ろしいほどの数の機材があったんだな、なんて思ったりして。

2003年05月27日(火)

スーパーで、水道の蛇口につける簡易フィルターみたいなのが100円で売っていて、 見た感じ作りや仕組みがしっかりしていて立派だったので買ってきた。 もともと私の今住んでいるところの水は、まずい方ではないんだけど、それでも気になっていたんだよね。 実際、ぬるくなった状態の水のにおいや、炊き上がって少し置いた時のご飯においとかが気になっていたし。 今回のこのフィルターを使ったら、はっきりと改善した。で、ほんのちょっとの幸せを感じていたりする。 昨今は100円のものでも捨てたものじゃあない。まあ、それでも贅沢な買い物ではあるのかもしれないけれど。

2003年05月26日(月)

RS232C延長ケーブル(オス-メス、全結線)を手に入れたので、MOTUのMidi Express XTとPCのパラレルポートをつないでみたら、ちゃんと使えた。 結構安定しているし、あの値段で8ポートのインターフェイスが手に入ったんだから、結構お得な買い物だったと思う。

Alesis Q20のインターナルメモリ内に最初から入っているエフェクトを、間違って上書きして、 リセット操作が無いものかあれこれいじっていたら、全部吹っ飛ばしてしまった。 まあ、中古で売ろうと思ってはいないので、そういう意味では問題は無いし、 もともと、プリセット100、インターナル200ものエフェクトを逐一試したりする気概も無かったので、 200のインターナルが消えてすっきりといえばすっきりなんだけど、無くしてしまうと寂しい気がする。

それにしても、ファクトリーインターナルプログラムが呼び戻せないなんて、なんというか…。 QSRはAlesisのサイトでSYXファイルが公開されてるから、まだいいんだけど、 海外の人は、ファクトリーインターナルのSYXに関してAlesisに問い合わせても、無視されたとか書いてた。

ついでに、ちょっとしたバグみたいなのを発見した。 あるプログラムを呼んだ後、別のプログラムを呼ぶと、先に呼んだプログラムによって、 掛かり具合が奇妙に変化することがあるというもの。まあ、電源を落としてすぐまた入れなおせばいいんだけどね。

2003年05月24日(土)

一週間たっちゃった。えへへ。

それはそれとして、エフェクトプロセッサーのAlesis Q20が届いた。 新品\44,800で、実は、私の買った機材でも3番目に買値の高い機材。 定価で考えると、\180,000なので、2番目に高いことになる。 実は、QSRを買うときに、先にこのエフェクターを買ってしまおうか、と少々悩んだこともあったんだよね。 で、WEB上でLexicon PCM80と一緒に遜色なく使っているという人もいたし、 良いリバーブが欲しかったので、ちょいと奮発してみた。 主に、ミキサーのメインアウトからマスターリバーブとして利用する予定。

試しにMU128にプリセットのBright Roomを掛けて鳴らしてみたら、 イマイチなスネアドラムが使える音に変貌を遂げたりと、 なるほどコレが本物のルームリバーブか、と、妙に納得。 とにかく気持ちいいんだよね。

内部の構成は、ステレオバスが1つだけのシンプルな構成で、まさしくマスターエフェクターにしてくれと言わんばかり。 その1つのバスには、DSPパワーやメモリの範囲内で最大8つまで配置できるんだけど、 その結線がグラフィカルに視認できるほど精細なLCDパネルを持っているのも、ポイント高いと思う。 操作性も、そこそこ良いと思うし。

中古のEnsoniq SQ-R PLUSを\14,800で購入。少し前から気になっていた機材だったんだけど、噂に違わぬ太い音や、パッドやキラキラ系が充実。 サンプリング周波数が30kHzくらいなのか、折り返しノイズっぽいのが15kHzあたりを境に発生しているけど、 それで特に不快に感じると言うことは無かった。ドラムもしっかりと、使える音質に仕上がっているし。 まあ、私は音に鈍感だからなんとも言えないけど、ノイジーならノイジーで、そういう音として使えばいいか、と思う。 「使える音は使え。使えない音は、文句たれてる暇があったら工夫するか、さもなくば使うな。」かなぁ…。

それともう一つ、中古のMIDIインターフェイス、Mark Of The UnicornのMidi Express XT(Serial/Parallel)を入手。 …したんだけど、とりあえずAT互換機では、パラレルケーブルを入手しないと使えないので、まだ動作検証していない。 一般的には25ピンパラレルの周辺機器は、RS-232C全結線ケーブルが流用できるようだけど、 何せ説明書が無く、どの結線のケーブルを使えばいいのか実際のところは分からないので、ちょっと冒険っぽいかも。 なんだか久しぶりだねー、こういう冒険じみたこと。

オマケで、友人が欲しがっていたYAMAHA MU2000をとりあえず押さえておいた。 任された動作チェックのために、ちょっと使ってみたけど、特に問題は無かった。 MU2000で追加された音は、確かに良い音をしてるとは思うんだけど、私がMUに求めてる音は、 そっけない無表情な音だったりするから、ちょっと複雑かも。 豪華な音なら他の音源で、より豪勢に出せてしまうことも多いので…。

2003年05月17日(土)

最近、軽い悪夢に見舞われる。理由は、頭の中が音楽関係のことで一杯になる時間が多いからだと思う。 軽い悪夢というのは、ほんのちょっと嫌な夢、といった程度なんだけど、 根を詰めるとこういう風になるのか、と、なるほど改めて納得した気がする。 まあ、ここ最近のはホントに軽いから、そのせいで眠りが浅くなるということは無いみたいだし、どうということは無いんだけど。 ちなみに私は小さな頃から、夢といえば悪夢を見る方が多い。 夢を覚えていることはあまり多くないから、いっつも悪夢を見るのではなく、たまたま夢を覚えていれば悪夢が多い、ということ。

2003年05月15日(木)

人為的ミスで、打ち込んだ曲データを一個、別のデータで上書きしてしまっていたので、 最新版にする一つ前のデータから、もう一度作り直し。 まあ、ドラムやら何やらを別の音源に割り当てたりする他は、 ほんの少ししか違いはなかったからよかったものの、 やっぱり根を詰めて作業をすると、ろくなことがないかも…といいつつ、 更に根を詰めて、数時間を費やして朝方までかけて、何とか作り直し作業完了。 よって、今日一日、なんだかぼーっとして、何かをやる気分じゃなかった上に、 メールに長々と返信して、妙に疲れてしまった…。

2003年05月14日(水)

随分と日記を書いていない気がしたけど、そんなに経ったわけでもなかったか…。 やっぱり、忙しいと、時間を圧縮して生きている気がするんだね。

新しい依頼が来て、無料での依頼だったんだけど、納期に余裕があったから受けた。 そもそも、依頼に応えるなり、贈りものなりという、「人のために曲を作る」形だと、よほど気合が入る。 ちょっと前、贈りものに凝っていたのには、そういう理由もあったりする。 さすがに今は忙しいから、それは儘ならないのだけれど。

ヘッドフォンを買ってから、曲のミックスのしかたが若干、良い方向に変わったと、 今携わっている同人ゲームの曲をマスターアップ用にブラッシュアップしながら思った。 まあ、こういった感性は時々刻々と変化するのが、当たり前といえば当たり前なんだけどね。

2003年05月10日(土)

KAWAIのキーボード、K11を\10,000で購入。 K11は、内蔵音源がGMegaで、4レイヤー/スプリットのできるパフォーマンスモードを付けたようなもの。 簡易的なものなんだけど、それを実装しただけでも、十分キーボードとして成り立つ音がする。

音質は、GMegaより若干ハイが出ていて、質が良いように感じたけど、個体差かもしれない。 GMegaだと常に乗っていた低音部のノイズは少ない。 出力レベルが若干低いため、それより上の音域は、ノイズが微妙に大きくなってしまうけど、全く気にならないレベル。

01/W FDより鍵盤のタッチが柔らかくて好み。 01/W FDは、強打したときの衝撃がほとんど吸収されない感じなので、指が痛くなるし、 ちょっとうるさかったけど、K11の方は、そんなことは無い。 その代わり、K11の方がタッチ自体軽いような気はするけど、 それでも弾いた感じは安っぽくないし、 私はもともと重いタッチを求めているわけじゃないから。 まあ、ここら辺はまさしく好みなのだろうけど。

2003年05月04日(日)

5月最初の日記。

今は亡き(有)日本ENIAC(今ある同名の株式会社とは別物のはず)販売で、 鈴木楽器の製作の、BH-1000というハーフラックのGSっぽい音源モジュールを導入。\2,100。

シーケンサCherry用の定義ファイルなんかを入力していたら、オルガンの番号付きバリエーションが26あって、それぞれドローバーの設定まで書いてあった。 また、コーラスエフェクトのバリエーションとして、レスリーエフェクトが搭載されていて、 スロー/ファストの切り替えがCC#92に割り振られていて、切り替え時には徐々に速度が変わって聞こえるという仕様。 さすがは ハモンド鈴木 …と思いつつ調べてみたところ、海外では、HAMMONDの名前で出していたもののようだし、 言われてみれば、モジュールの名前自体も、ややHAMMONDっぽい気がする。 更に、ハーモニカのバリエーションとして、メロディオンがあった。メロディオンっていうのは、鈴木楽器製の鍵盤ハーモニカの名前。

他にも、ドレミファソラシとノートに合わせてしゃべるトーンが、各調用にあった。 更に、ドラムセットの上のほうに「ドレミで歌います」「階名で歌います」と喋るノートが…。 前者はまあ分かるとして、後者は一体、何に使えと言うのだろう…。音楽教育用テープの製作、とか???

ちなみに、肝心の音の方だけど、実に良い出音をしていると思う。 出音が他のシンセと比べても遜色なく感じるし、ノイズも低音部分に若干乗るものの、非常に少なく、出力レベルも問題ない。 まとまりのよさと圧の出方は、RolandとKurzweilの中間といった感じかな。 ちなみに、わざわざ書くのもどうかと思うけど、サンプリング周波数は44.1kHzくらいのよう。

音色については、全体的には、SC-55のおいしい所は押さえつつ、 弱いところや、もっと強力な音が欲しいようなところは積極的に置き換えて、 まんべんなく使えるようになった音源といった感じで、なかなかに強力。 特に、トロンボーンの低域やチューバの割れた音や、ティンパニの音なんかが秀逸。 グロッケン、ビブラフォン、チューブラーなんかのベル系統の音も結構好きで、 特にチューブラーベルの音は、聞いていてゾクっとしてしまった。 木管も全体的に使える音だと思う。 あと、スネアの音も好みだし、Brightnessも、求めていたものに実に近い音が出せる。

肝心のドローバーオルガンは、よく使う音が一通り揃ってしまうし、音の方もなかなか心地いいと感じる。 まあ、私はオルガンに関してはほとんど良く分からないから、ライブ演奏に耐えうる音かどうかは分からないんだけど、 結構存在感の強い音だから、使えないということは無いと思う。 とりあえず、QSRのオルガンと近いレベルと感じた(どっちがいいかは判断しかねる)。

今後、積極的に使っていきたい音源。 思い切りマイナーだというのもあると思うけど、使いたいと思わせるだけの威力と、 GS音源ならではの軽快さがあるように感じるんだよね。正直、かなり衝撃的だった。

ちなみに、シーケンサCherryで、127を超える定義番号に定義(MTB)を割り当てると、どうも不具合を起こすらしいことが分かった。 未定義のコントロールチェンジは本来黒のはずなのに、別の色になるということがあったので、Cherry自身が他の目的に使っているメモリ領域に侵入している可能性が高い。 もともと何番まで使ってよいかというのを知らずに、とりあえず255まで使えるようだから使っていただけだしね。 よって、なかなかに窮屈なデフォルトの設定群を頭の方に押しやって、それまで200番以降を使っていた独自定義部分を、127以内に持ってきた。 しばらくは、古いデータを読み込んだときに訂正する必要が出てくるけど。

ところで、Cherryでマイナスの数を扱うとき、桁あぶれを利用しなくてはいけないという人がいる(というか、ある特定の個人)んだけど、 数値入力(画面左側)ではマイナスは自由に入力できるし、ゲートの変更もステップの変更もできる。 '/'キーでコントロールチェンジの挿入、CDEFGABキーでノートの追加と変更、Insキーでノートの挿入。 ノート関連では、CDEFGABの後に+でシャープ、-でフラット、その後に数字をつけるとオクターブ指定が出来る。 具体的には、Cherryの操作の例(強制的に新しいウインドウで開きます)参照。
操作例には無いけれど、'Ctrl + ↑'、'Ctrl + ↓' でそれぞれ数値を1上下させることが出来るし、 'Ctrl + Shift + ↑'、'Ctrl + Shift + ↓'、なら、10上下させることができる。 他に、ノートに限った場合、Gate以外の部分に合わせてから、'F1'で全、'F2'で2分、'F3'で4分、'F4'で8分、'F5'で16分、'F6'で32分、 の音符長にステップ長が変えられるし、Gateに合わせておけばゲート長が変えられる。 'F7'では、ステップ長(Gateに合わせればGate長)を今の値の1.5倍に変えられる。 また、'Shift + F1'といった具合に、Shiftと一緒に押せば、ステップ長とゲート長の両方とも一度に変えられる。 前々から、言った方がいいかな、とは思いつつ、その文章の書かれた時が大分昔だったため、 もう気づいているかもと思っていたところ、ついこの前、まだ気づいていないらしいということが分かったものの、 なかなか機会が持てず…。ということで、たまたまCherryの話題を出した今日の日記に付記しました。


<<前の月 次の月>>

日記INDEX