ようやっと、FTPが再構築。これでまた、通常どおりに更新できる…。 依頼曲の歌詞の公開を頼まれていたので、さっさとやってしまわねば…。
そういえば今月4日に、YAMAHAの古いDTM音源のTG300を買ってみた。 ホントは、とある場所で中古で\7,980で売っていた、非DTM音源のTG500が欲しかったんだけど、 ちょうど音信不通状態になる予定があったので、復帰した後にまだ売っていたら買おう、 と思っていたら、案の定と言うか、無くなってしまっていた。 でも、TG300の方も以前から気になっていたことのに加え、\4,800という値段もあって、今回購入に踏み切った。
さて、肝心の音について。
MUに確かに似てるんだけど、出音が若干ファットで抜けがいい。
鳴っている周波数域が、MUよりも広いような気がする。
よって、MU特有のかなり暗めのフォルマントではなく、明るい出音になっている。
以上の音の傾向から憶測すると、リバーブの質が違うというのもあるかも知れないけど、
他にも、サンプルの圧縮がMUよりきつくないのかも知れない。
あるいは逆で、伸長後のディザリングや倍音生成に凝っていたり、とかかもしれないけれど。
DAの質の違いもあると思うけど、それが全面的な要因では無さそう。
MUのA/Dインプットを通しても、若干の変化はあるものの、
キャラクターは失われなかったからだ。
また、MUの音よりもいいと言える音も無いわけではない(使途に拠るとも言えるが)。 チューバなんかは、TG300の方がまろやかでそれっぽい雰囲気がするし、 ドラムなんかも、使いたい音でMUには存在しない音が、TG300にはあったりする。 心地よいMusicBoxなんかもある。 旧MU(MU50/80等)にはあって、MU90で置き換えられてしまった音(例えばGMバンクのフルート)なども、 TG300には入っているし、シンセ音も、MUには搭載されていない音色がある。
リバーブは、MUのものよりもTG300のものの方が、 エフェクト然としている感じで、かけていて気持ちいいような気がする。 一応SY99相当のエフェクタということらしい。 もっとも、MUのリバーブでないとダメな場面というのも私にはあるから、 一概にどういうリバーブが最高、とも言えないんだけどね。
ユーザー・インターフェイスに関してだけど、ある意味よく出来ている。 MUに比べて精細な液晶で表示量が多く、見やすいメニュー式UIが実装されていて、 混乱しにくく、そこそこ操作しやすい。 また、MUの特徴であり最高の利点でもあるショウエクスクルーシブは、 この頃から限定的ながらも実装されていたらしい。 これらはおそらくTG500の操作性の評判が、 あまりにも良くなかったことに関する反省から来ているのではないかと思う。 但し、バンクセレクトがエディット階層に含まれているため、 音色の選択は若干ややこしく、また、バリューの+-はジョグダイヤルのみで行い、 これの応答性が若干使いづらい。 そこらへんの反省が、MU128等の2UハーフのMUシリーズに生かされているのかもしれない。
ノイズレベルは問題ないレベル。 ちなみに、TG300は、アウトプットがTS標準フォーン、ヘッドフォンもTRS標準フォーンとなっている。 ヘッドフォン端子が標準かミニかで、シンセかDTMシンセの判断ができるなぁ、 と統計付けていた私の考えからいくと、やはりプロ用のTGシリーズのダウンサイジングである、 という雰囲気を強く打ち出したかったのかな、と思ってしまう。
シングルモード(MUで言うパフォーマンスモード)でのエディット時には、 2VOICEまで使えて、音量エンベロープも時間だけでなくレベルも指定できるし、 フィルターにもエンベロープが使える。 また、マルチパートモードでも、 エフェクトはマルチパートのものが使われるので出音は異なってくるが、 エディットした音色を呼び出して使えたりするという、なかなかの仕様になってたりする。 万人に勧められるようなものでもないけど、意外と使える音源だと思う。
やっぱり、久々に日記を書くと、こぉんなボリュームになっちゃうよねぇ…(笑)
ここの掲示板と、MKJ-MAXの掲示板や投票、カウンターが、 今年末で使えなくなるということで、別のサービスを借りるために東奔西走していたり、 サイトの更新を微妙にしてみたりした、今週一週間。正直言って、疲れたよぅ〜。
ま、それはそれとして、なんだっけ。
あ、そうそう。リンクに追加したぢょ〜ん懸巣氏のところの、
「青葉のテーマ」のアレンジに使った音源は、
MU128とPROTEUS 2000とJV-1010とGMega。
快く掲載して下さった氏に感謝するとともに、
以下、参考までに、音源と使用した音色の対応。
自分が曲を聞いて「あの音が出したいな」と思うときに、 こういうドキュメントがあったりすると助かることから、一応書いてみる。 今回、特に特徴的なのは、JV-1010のPowerGrandと、GMegaのPowerSetかなぁ…。
何となく吹っ切れた気がする。実は、軽い作曲スランプだったんだよね。 今回は、最初からPROTEUS2000を絡めて作っていったんだけど、 曲の流れを考えるにあたって、PROTEUS2000を絡めていた方が、どうも負担が軽い気がする。 PROTEUS2000だと、やたらと音を重ねなくても、それなりの圧と質に聞こえるし、 何よりも、依頼されているゲームの雰囲気にある程度マッチしているのかもしれない。 依頼されている曲の内で、一曲以外は全部PROTEUS2000を絡めてあるしね。
とにかく、今回の曲は例の依頼品として、どうにか行けそうな気がする。 あ、今年9月に云々言っていたやつは、没になっちゃったので、 GMに落としてこのページでそのうち公開するかも。 奇しくも、その没になった曲はMU128のみで作っていたりする。 もっとも、何か別の目的で使われるかもしれないけれどね。
今日は多分体育の日。でもまあ、私には関係ないか。
昨日言ってた曲、順調に進行中。 一応、一通りできて、あとは厚みを増すためにパートを増やしたり、音を重ねたり…。 ただ、今回のも、目的に合うかどうかは分からないんだよね…。 まあ、出来自体はいいから、何かしら使い道はあるとは思うけど。
それにしても、この依頼が無かったら、今ごろ私はどんなだったんだろう…。 そもそも、MU128以外の音源やら、オーディオカードのAudiophileやらに手を出したのも、 今回の依頼がきっかけだし、色々な意味で、天の巡り合わせに感謝かな?
昨日まで言っていた曲、完成して無事採用。良かった良かった。 問題のないクォリティで上がっているのは、 厄介なオープニングとエンディングを含む7曲。 手を加える必要のあるのが2曲。新規に作る必要があるのが2曲。 アレンジが2曲+α。 更に、ショートループの曲を幾つか、余裕があれば作る、と。 うーん、大分片がついて来たね〜。
作曲依頼がまた来てしまった。2曲。 依頼してくれるのは非常に嬉しい。 明確に評価/感想を貰うことはほとんど無い私の曲だけど、 私が作曲をする上でのある種のコンセプトが受け入れられているのかな、 と思ったりもする。
がしかし、例によって別件も進行中で、丁度悪いことには、 期限がほぼ重なっているんだよね…。 出来ないなら出来ない、とはっきり言うことも必要なのだろうけれど、 気持ち的にはやりたい。 出来なさそうでもないような気もしないでもないし。 せめて2ヶ月ほど期限が後だったら、ひとまず安心なんだけど、 早い内に返事は出さなきゃ…。うーん、どうしたものか…。
昨日言ってた依頼、結局請ける予定。 大丈夫なのか、と聞かれたら、大丈夫、と答えるよ。 当面の大変な曲を作り終えた安堵というのもあるけれど、 依頼された曲風というのが、私が好きで得意な辺りだというのも、 大丈夫だと思う理由。 更に、前の依頼で分かったことだけど、歌詞付きの作曲というのは、 楽と言えば楽なんだよね。 そもそも、この位の多重依頼で喘いでいるようじゃ、 やっぱりまだまだだと思うし。
今日はちょっと熱っぽくて、頭の働きも悪かったので、作業の類は一切やらず。 体調が悪い時に何かやると、発想的なものにおいては良いものが浮かばなかったり、 理論的なものにおいてはミスを犯したり、と、あんまりいいことは無いからね。 こういう時は、この日でなければいけないという事以外は、 やらない方がいいというのは私の持論。 もっとも、病気の具合が丁度良いぐらいに悪い、という不思議な状態において、 曲が思いつきやすいということも、たまにはあるんだけど。
例の新しい作曲依頼は、引き受ける方向で話は進めてるけれど、 今日は返信は無し。うーん、書き方、まずかったのかなぁ…。
それにしてもこの日記、昔に比べるとずいぶん、 愚痴も鬱なことも書かなくなったものだなぁ…、と思ったりする。 もともとは、私ってどんな人かというのが、 誰にもまるっきり分からないだろうし、かといって、 自分で自分をさらけ出す勇気も無かったから、 日記を付ければ雰囲気くらいはわかるかなぁ、 と思って付け始めたものなんだけど、 結局、日記を見てもどんな人なのかはあんまり分からないかもね。
とりあえず、新依頼の方の引き受けが決まったので、 一曲目のメロディだけ一気に通してつけてみた。 早いと思うかもしれないけれど、 スランプでもなく自分の苦手なジャンルの曲でもなければ、 歌詞ありの曲のメロディは、根気さえあればすぐに作れる。 と、それはそれとして、出来上がったものは、 …うーん、なんか、平坦だなぁ。
おおよそ語り口調の自由形式で長く続くような歌詞なので、 もともと山といえる山もなく、 一応同じような歌詞は数度繰り返してはいるんだけれども、 明確に1番・2番などという区切りも無い。 要するに、もともとが即興詩っぽいんだよね。
で、歌詞の中身を考えても、曲自体割と平坦でいいのかも知れないけど、 これをアカペラで通しで歌うと、 恐らく聞いているほうは退屈してしまうかな、と思う…。 伴奏をつければ、工夫もしやすいんだけど、メロディ側でも、 もう少し工夫が必要かなぁ…。ちょっと研究せねば。
二曲目曲の方は、やはり語り口調なんだけど、短いし、 山らしい山もあるので、一曲目よりも作りやすそうかな、と思う。
関係ないけれど、アニメなりドラマなりの再放送や、 ちょっと前の歌付きのゲームなんかをやると、 歌の流行が推移していることが明確に分かったりする。
一曲目、残すところは前奏のみかな?
もっとも、先方がこれで納得するかどうかは分からないから、
なんとも言えないんだけど。
曲全体の出来としては、悪くない方だと思うので、
何とかなって欲しい。私の実力にも限界があるし。
ところで、私より作曲能力があって数時間で一曲作る人もいれば、 作ってみたけどなかなか完成させられない人、 まったく作曲なんてものを思いもつかず、やってみたことも無い人、 いろいろな人がいる。 難しいことだけれど、自分の作曲能力を卑下せず奢らず、 ありのままで精一杯実力を使っていくのが、 やっぱり大切だと思う今日この頃。
とりあえず一曲、完成したけど、これでOKが出るかどうかは分からない。
例の同人ゲームの依頼の方は、納期が遅くなった。 色々と事情があるのだろうが、私からすると、 より時間が作曲にかけられるようになったので、 かえって助かる面もあるにはある。
昨日完成した曲、もう少しダークな雰囲気に、 とのことだったので、作り直し。 今、乗ってるから、作業が比較的気持ち良く進む。
思い立って、とあるゲームをやってみたところ、動作が非常に遅かった。 グラフィックカードのFire GL1は、名前からも分かるとおりOpenGLカードで、 Direct3Dの描画メソッドに対しては、あまり最適化されていないんだよね。 1280x960と1152x864をサポートするのに加えて、 画質が非常に良いので使っていたんだけれども、 そもそもOpenGL系3Dアプリケーションを使うことはほとんど無いので、 思い立って、グラフィックカードを差し替えることにした。
まず適当にHerculesのGeForece2系のカードを指してみる。 画質的には…うーん、あまり切れは無いけど、ディスプレイのお陰で、 それほど悪くは無い画質と言った感じがした。 しばらく使ってみようと思ったんだけど、肝心のそのゲームをやっていると、 冷却が甘いのかドライバの出来のせいか、いずれ必ずハングアップしてしまう。
次にSiS315のカードを挿してみる。
このカードは平均的なディスプレイで、かなり好感のもてる画質が出るし、
GDI系APIのパフォーマンスも、MatroxのG400MAXに次ぐくらいは出るので、
結構気に入っていた。
試してみた結果、VGAモードでは動くんだけど、多色環境に入った途端、
スクリーンがブラックアウトして動かなくなってしまう。
Win2000sp3での動作実績はあるみたいだから、
マザーボードP6S5AT(チップセットSiS635)のAGP 4xとの相性かなにかかな。
強制的にAGP 2x等のモードで動作させる方法は、BIOSに設定項目が無く、
マザーボードやグラフィックカードのジャンパなどの設定でできるのかどうかも分からなかった。
また、マザーボードのBIOSの更新は、面倒だし未だに恐くて苦手なので、やっていない。
あるいは、使ってない間にグラフィックカードに何らかの損傷を与えてしまったかもしれないが、
それを別のシステムで試すのも、諸事情により大変なので、十分な検証は見送った。
結局、このシステムを最初に組んだ時に使った、
BladeXPのカードを引っ張り出してきて使っているけれど、意外と快適だったりする。
画質、フォーカスともそこそこ良く、発色もかなり良い。
GDIのパフォーマンスは、WaveSpectraという、
スペクトラムアナライザーの描画速度を基準とすると、
FireGL1よりも悪い気がする。ちなみに、このアプリケーションで、
G400MAXを超える速度で描画ができるカードは、未だに所持したことが無い。
問題点と言えば、描画に処理を奪われすぎて、サウンド関連やその他の処理に、
支障をきたすことがあるということ…。
実は大問題かもしれないけれど、重たいCubaseなんぞを使わなきゃ、
大した問題じゃないから、まあ大丈夫かな。
BladeXPは、そのままでは、他のカードでは決して描画されない妙なものが描画されたりするので、
アクセラレーションレベルを下げて使っているんだけど、そうすると、当然ながら、更に遅くなる。
この理由としては、GDI関数にLineToという関数があって、これは、終点として指定した座標自体には、
描画されないのが本来の仕様なんだけど、恐らく、
その最後の座標のピクセルが描かれてしまうのだろうと思う。
そうそう、SiS315で試行錯誤しているとき、 "\WINNT\SYTEM32\CONFIG\SYSTEM" というファイルが壊れてしまった。 起動しなくなってしまって、修復セットアップでもOSの存在自体を認識できないため、 初めて、回復コンソールというものを使うことに…。 WinNTのシステムまで深くいじれるコマンドが付いた、DOSのようなものなので、 基本的な作業をするには、扱い自体は難しくは無い。 でも、直る見込みもあまり無いため、とりあえずそのディレクトリに移動してみたところ、 同じサイズ(必ずしも同じとは限らない)で、 "SYSTEM.ALT" という名前があったので、これを "SYSTEM" というファイル名に変えて、再起動。 で、見事復帰を果たすことができたんだよね。 久々に肝を冷やすような出来事だったなぁ…。
ちょっと思うところがあって、SB AudigyとDelta Audiophileの聞き比べ。 幾つかのWAVEファイルや、MP3ファイル、 MP3ファイルにいったんエンコードしてからデコードしたもの、 など色々と聞き比べてみたけど…、Audigyって、やっぱり音悪いかも。 どうも、Audiophileに比べて、深みが足りないような気がする。 生演奏を録音したものを聞いてみたとき、特に顕著に感じた。
とまあ、ここで終わればどこにでもある、 胡散臭いとも取られかねない戯言なんだけれど、 その他にもAudigyにおいて、 TR-909系バスドラムの音が鳴った瞬間に、 ストリングスが妙に強調されて聞こえたりするソースもあったから、 エンファシスかエキサイターのような効果で、 自動的に音作りされているのかな、と思って、とりあえず、 SoundPlayer Lilith(ver 0.990)で再生させ、WaveSpectra(ver 1.20)でスペクトラム解析してみた。
結果としては、44.1kHzソースを再生すると、 高域が顕著に持ち上げられたようなスペクトラムになっている。 これは、16kHz CutされているRoland音源の音を録音したソースや、 MP3などで低いビットレートを指定した時の急激なLPFの効いたソース等で、 視覚的に顕著になる(サンプル画像1)。 他方、ソフトウェアで48kHzのWAVEに変換してから再生させると、 そのような特性は全く生じない (サンプル画像2)。 これは、内部処理が48kHzというのが影響しているのか、と思ったんだけど…。
結論から言うと、そうじゃなかった。 実は、48kHzのソースを再生させた直後にデバイス初期化の隙を与えず、 44.1kHzのソースを再生させる (Lilithで停止ボタンを押さずに別のソースを再生させる)と、 先のような特性は示さない (サンプル画像3)。
以上より、44.1kHzという多用される周波数帯において、 予定通り(つまり、バグなし)の動作をしている時、 積極的な音作りが行われていることを伺わせる。 そして、この音作りの特性から見るに、 128〜160kbpsあたりのMP3が多用される、 最近の音楽市場のニーズを睨んだものではないかと思われる。
無論、音作りそのものが悪いことではない。 デジタル機器で音作りを全くしていなくても、 最終的にアナログに変換されてスピーカーから音として出てくる段階で、 必ずその機器それぞれの特性で変化するのだから、 デジタル段階である程度出音の指向性を持たせても、 あるいは効果的かもしれない。 肝心なのはAudigyのそれが場合によっては、 音質をかえってダメにしているような感じすらあるということだ。
そしてこれは、聞くためのサウンドカードとして使う分には、 使う人の好みに合えば問題は無いんだけど、 波形編集/マスタリング段階のモニターカードとして使うと、 他での再生と比べた時、無視できない違いが出てくる可能性もあるから、 止めた方がいいかもしれない。 あるいは、音声圧縮の時のビットレートや各種フィルタ、閾値などの具合を調整する時も、 他のサウンドカードとは違って聞こえるはずだから、一般公開するためのMP3作成などの時も、 ちょっと気をつけたほうがいいかも。 もっとも、それほど音にうるさいリスナーが、どれほどいるかというと疑問だけど。
計測に使用した環境は、Windows 2000 Professional service pack 3 日本語版、
Single Processor Kernel、Audigyのドライババージョンは、
e10kx2k.sys : 5.12.01.0131-1.20.0000
ctoss2k.sys : 5.12.01.0131-1.20.0000
Audiophileはバージョン5.10.0.5027。
ちなみに、SB Audigyの録音コントロールで選択したソースは、
"What U Hear"ではなく、"Wave/MP3"である。
なお、計測に使用した音声ソースは、著作権が絡むので割愛する。
えと、一応昨日の続きで、SB Audigyのドライバを、現在一般入手可能な最新のバージョン "5.12.1.253" にしても、 48kHzソース再生直後では、44.1kHzを再生しても高音域持ち上げが発生しないことが判明。 これは仕様と捉えてもいいものなのだろうか…?
もう一つAudigyの話。内部のエフェクタを組み合わせて、 ラジカセや安物コンポ的な「ドンシャリ + 簡易サラウンド」を再現したエフェクトを作ってみた。 設定は下の表を参照。 結構悪くないかもしれない。 こうやって再生させれば、他の聴環境でどのように聞こえるか、 というおおよその予想ができるし…。 Audigyってもしかして、こういう使い方する人のためのものなのかなぁ…。
Effect | Type | Play into | Amount |
---|---|---|---|
Reverb | Forest1 | - | -20dB |
Chorus | Default Chorus | Main | -32dB |
Echo | Grand Canyon | Main | -20dB |
P-EQ | New Age | Main | 0dB |
それはそれとして、一応、今年4月の分全部と、今年3月15〜31日までの日記のログを編纂完了。 …技術的情報が皆無とまでは言わないけど、余程の興味と暇が無ければ見ない方がいいと思う。 今の私と違って、ずいぶんと傍若無人なことも書いてるし。
昨日までのAudigyの話の中で、 「マスタリングその他に使うのは止めた方がいいかも」と言うのは、 自戒の意味を多分に含んでいたりする。 実は私は、ただ単に「ソフトウェアミキサーの設定が面倒だから」と言う理由で、 Audiophileをモニター用に使ってなかったんだよね。
で、なんでサウンドカードの話なんかをいきなり始めたのかと言うと、 知人が、それまで使っていたSE-120が破損してしまったので、 1万円以下でなるべく高品質なサウンドカードを欲しがっていて、 候補は、Creative SB Audigy、Philips Acoustic Edge、 TurtleBeach SantaCruz辺り (SE-80は、SE-120のドライバサポートの悪さから敬遠していた)だったので、 私が持ってるSB Audigyについて、少し客観的な情報を書いてみようかな、 と思ったのがきっかけ。
ちなみにAudigyには、目立ったところで最大の欠点として、 ゲームの効果音としてたまに使われる極低ビットレートのソースを再生したとき、 異様なまでに補完されてしまい聞き苦しくなることがあり、 また、極短い音を特定のAPI経由で連続で鳴らすような効果音の使い方をしたゲーム (カードゲーム類の配る音やシャッフルの音などにあったりする)などでは、 音がほとんど再生されなかったり、といったものもある。 いずれもWin2000上の症状で、Win9xではどうなるのかは分からないけど、 覚えておいた方がいいかも。
悪い点ばっかり見つけて言っちゃったけど、一応フォローしておくと、 多機能だし質も悪いわけではないし、最近はドライバも安定してきている。 サウンドフォント遊び、EAX遊びとも楽しいし、暇と根気さえあれば、 フリーのサウンドフォントと内蔵エフェクトの組み合わせで、 一枚で高品質なDTMだってできるので、安ければお勧め。 但し、最上位モデルをあの金額を出して買う価値があるかどうかといえば、 結構疑問なんだけどね。
ああ〜、なんかここ最近、ヘビーな内容の日記が続いてるなぁ…。 ということで、気を取り直して、いつもの調子に戻しましょ。
えと、アフレコサークル依頼の方の一曲目、 作り直して伴奏をつけてみたんだけど、 結構良い感じに出来てると思う。 特に、前回のは前奏がイマイチだったんだけど、 今回は前奏が結構いい出来になったと思うんだよね〜。
って、ここでこんなこと書いても、聞かせられるわけじゃないから、しょうがないけど。 私は、今までに作った曲を聞いてもらえば分かるとおり、 前奏を作るのが結構苦手だったりする。 まあ、終わらせ方もそれほど上手いわけじゃないんだけど、 前奏ほど下手じゃないはず。
今頃になって、PROTEUS2000の良さにどんどん気づいていく今日この頃の私…。 今回作った曲を別の音源に置き換えると、かなり圧が足りなくなるはず…。 何せ、エレクトリックピアノのみで、大部分は2音しか出していないからね。
だいぶ昔に使っていて、放置してあったノートPCを久しぶりにつけてみたら…、 失った作りかけの曲のうち、幾つかバックアップがとってあった。 で、聞いてみて正直な話、ありゃないよ〜、っていう感じだったので、 嬉しいと言うより恥ずかしかった。
他にも、クリアしかけてあったゲームがそのままの形で入ったままになっていたし、 なんかタイムスリップでもしている気分にさせてくれる。 更に、私ってそういえばあの頃は、よくゲームしてたんだな〜、と思ったりもする。 プロフィールに趣味の一としてゲームを挙げている割に、 最近全然ゲームしてなかったんだよね〜。
日記は、今年3月の分まで編纂完了…。 3月前半は全体的に危険だから、読みたいなら注意して読んで下さいませ。
SB Audigy...また欠点を見つけてしまった。
22kHzサンプルのソースを再生させると、LPFのカットオフ周波数が、18kHzくらい。 そして、11kHzくらいを境に、高周波域の方が音が小さいものの、左右が対称に動いていた。 これは、量子化したPCMを復元する時に、サンプリング周波数の半分の整数倍を境に、 対称にスペクトルが出るという性質が表れている (ここら辺は、詳しく書くと自分でも混乱するので割愛)。
即ち、補間と思っていたものは、本来サンプリング周波数の半分である、 11〜12kHzカットオフくらいであるべきものを、 思い切り周波数を上へとずらして聞かせていた、という話だったみたい。 どうりで、全く綺麗に聞こえず、高音がキンキンになるはずだよ。
そして極めつけが、44kHzサンプルのソースを再生した直後、 デバイス初期化のプロセスを経ずに、22kHzサンプルのソースを再生させると、 カットオフ周波数は24kHzを遥かに超えたところに位置しているらしい、ということ。 綺麗に24kHzまで、ほとんど減衰を見せずにスペクトルが出てるし、 11kHz、22kHzと、左右対称の中心が存在していて、なんともひどい状態…。
全く同様に、11kHzサンプルの場合、LPFカットオフ周波数は9kHzくらい。 22kHzサンプル再生直後では、カットオフは18kHz、 44kHzサンプル再生直後では、48kHzより遥か上にカットオフが存在。 ここら辺になると、誰が聞いても明らかなくらい音質が変化するので、 やってみると楽しいよ〜。
どうやら、〜〜再生直後という場合、 より上のサンプル周波数再生直後に下のサンプル周波数再生をさせると、 LPFカットオフ周波数がそのまま維持されるらしい。 但し、その逆に下を再生後上をやると、しっかりと周波数は移動する。
同じようなノイズ現象は、Roland SC-55STでもあった。 もっとも、向こうは本来32kHzサンプリングで、 16〜17kHzカットオフにすべきものを22050だから、 それほどノイジーには聞こえないし、 ある意味高音まで出ているような気になるので、 悪い効果ではなかった。
実は、この補間した音も綺麗に聞こえるのが、 ONKYO SE-70(ISA/Win9x専用)や、M-AudioのDelta Audiophile。 両者を同時期に使っていたことは無いから、どっちがどうとはいえない。 いずれもAudigyとは違って、多分D/Aの段で綺麗に聞こえるようにされているのだと思う。
ところで、SE-120は録音S/N比は確かにSE-70より向上していたけど、 再生の音質はSE-70の方が良かった、と個人的には思う。 マザーボードがISAバスを持っていて、尚且つOSにWin9xだけ使うPCで、 ディジタル入力を使うつもりが全く無く、再生専用のカードとして使うなら、 ドライバの完成度もSE-120よりは高いSE-70は、いい選択かも…。 中古価格もずいぶんと安価になったし。
いい加減、寒くなってきたよね〜。 体調崩さないように、気をつけなきゃ。
とまあ、それはそれとして、アフレコサークル依頼のほう、一曲目のOKが出た。 良かった良かった。あともう一曲、こっちの方も頑張らなくちゃ。
あ、そうそう。私は「頑張れ」と言って励まされるの、好きだよ。 無責任に感じるという人がいるけれど、だからと言って、 「頑張れ」と言った人が、対象に対してどのような手助けが出来るのだ、 と思うと、無理でしょ?
もし既に頑張ってる時に、「頑張れ」と言われたとして、 「もう頑張ってる」なんていう反論する人がいるけど、 第一、そう言われて気分を害して反論が出るってことは、 まだ頑張る余地が本当は残ってるんじゃないかなぁ…。 私だったら、本当に頑張ってる時に「頑張れ」と言われたら、 「もちろん」と答えると思う…。
とりあえず応援してくれてるんだから、悪い気がするはずも無い。 今頑張ってるなら、それを継続しろという意味にもとれるし、 字面通りに「頑張れ」という意味ではなく、 応援するという意味に取れると思うから…。 字面ではなく、気持ちを汲み取ろうよ、もっと。
中には自分の利益を見て応援してくる人だっていると思うけど、 どんなケースだって、 自分の価値が何らかの形で認められているということだと思うので、 ありがたいこととして受け止めたいな。
実は、プロフィールをちょこちょこといじったり、そこから行ける、 音源の評価なんかを内緒で書き加えたりしている。 私のプロフィールは、面白いかどうかは別にして、このサイトで唯一、 ネタ(とはいえ真実)を仕込んでいるところでもある。 わざわざ更新情報に乗せないのは、 そんなこと別に来訪者は知りたいわけでもないだろう、 ということで。
でも、音源の評価に関しては、いわゆるレビューに近いものなので、 それなりに存在価値はあるかもしれない。 まあ、主観に思い切り左右されたレビューなので、 情報に惑わされない勇気のある人向けなんだけどね。 本当なら、軽いプレビューサウンドでも載せたいところだけど、面倒なので割愛。 …でも、GMegaのオーケストラヒットは載せたいなぁ…。
10月も残すところあと1日。 …いや、だからどうこうと言うわけじゃないんだけどね。 趣味で音楽やってますという程度の機材の揃え方でもなければ、 そういう立場でもないような気がしてきた、今日この頃。 レベルだって確実に上がっているはず。
とうとう10月最後の日が終わったよ〜。 いや、重ね重ね、だからと言ってどうというわけじゃないんだけど…。
今日の食事はカジキのソテーなんか作ってみた。 まあ、単にカジキが安かっただけなんだけどね。 味付けは、醤油に赤ワイン、豆板醤、コショウ、オールスパイス、 バジル、オレガノ、ナツメグ。 味醂の代わりにワインと大量にスパイスを使った、 変り種の照り焼きってだけのような感じもするけど、味的にはなかなか。 本当は、コチュジャンなんかを入れると、また味が違ってくるんだけどね〜。 あと、魚料理なんだから、本当はバジル&オレガノ&ナツメグよりも、 タイムを使った方がいいのかも知れないけれど、 タイムを使う機会って、私の場合あんまりないから、常備はしてないんだよね。
それはそうと、Audigyの、"SB Audigy Sw Synth" という名前のMIDIデバイスは、 かつてのEnsoniq Audio PCIシリーズのMIDI Synthの音色データが使われているんだけど、 音色データが2MBのものなので、その音はイマイチ。 純正音色データは、2MBと4MB、そして、 ごく一時期だけ配布された8MBのものがあるんだけど、 その8MBの音色データを持っていれば、"default.ecw" にリネームして、 System(あるいはSystem32)フォルダにある同名のファイルに上書きして再起動すれば、 Audigyでも使えるんだよね。 あ、但し、ライセンス問題含め、自己の責任の元にお試しください。
で、この音がなかなかいいような気がする今日この頃。 既存曲を演奏させたいだけなら、バランスとか出音が違うから、 違和感を覚えて「良くない音」とされてしまう可能性もあるけど、 音色自体は結構Ensoniq味で、特にドラムなんかが、かなり小気味良く鳴ってくれる。 Audigy標準添付のE-mu製のGM/GS/MTサウンドフォントは、 割と日本産の音色に近づけているような雰囲気があるんだけど、 それに対してこっちは、いかにもUS産の音色ですといった感じ。
なんか、この音だけでも、Audigy買って良かったな…、と思ってしまうんだけど、 これがやりたいだけなら、別にEnsoniq Audio PCIでも事足りたはず…。 う〜ん、やっぱり、サウンドフォント遊びしかないか、 Audigyの最大の有効活用といえば。