浜松のロックシーンを牽引するバンドの一つ、Dog-Magの4曲入りデモCD。 歌唱力の高い女性ボーカル、ザック・ワイルドを彷彿とする暴れるギターが特徴。 アメリカンハードロックを彷彿とさせるが、メロディアスな要素も取り入れ個性を持たせている。 収録曲もバラードあり、へヴィチューンありとなかなか聴かせてくれる。 現在、このデモとオムニバスと音源化されているのは5曲であるが ライヴでは未音源化の曲もやっており、それらも非常にクオリティの高い楽曲であり 今後の音源発表も期待していきたい。 ライヴ活動も精力的で地元浜松では"Burning Live"と銘打ったイベントもコンスタントに主催している。 ステージングも見事な物で、是非とも体験していただきたい。 こればかりは言葉を並べても仕方が無い、百聞は一見にしかず。 熱いDog-Magのライヴに行き、共に「Burning city!!」と叫ぼうではないか! |
帯のタタキの「UK新世代のロックがここに鳴る」ってのとジャケに惹かれ購入。 聴いた感触はまぁまぁありふれたUKロックだなぁ、と思った。 若干オルタナティブっぽさはあるものの、まだぬきんでた個性は感じない。 ポップな歌メロが特徴の1曲目はまぁ置いといて。 2曲目以降がそこそこ面白い。 惜しいのはあっさりしすぎている点だと思う。 もう少し個性を追求し、突き詰めるべきだと感じた。 4,5曲目のライヴテイクのような荒々しさが出てたらいいんだけどなぁ。 アルバムを買うには至らないかな・・・。 ひょっとしたら何年か後にはいい個性が出て売れてるかもしれないけどね。 ちなみに日本完全限定盤らしいですこれ。 |
某Tレコードにニューアルバムを買いに行ったところ国内盤が無く、これを。 去年、再結成後にリリースされたシングルをまとめた日本のみのミニアルバム。 楽曲の方はと言うと初期のワイルドハーツとは全然違いタイトル通りリフ中心に作られた楽曲ばかり しかしながら、歌メロの方は相変わらずジンジャーらしくポップで 楽曲をリフ中心にしメロディを減らすことによって歌を前面に押し出している風に感じた。 ボーカルもオーバーダブし強調しているしね。 「ワイルドハーツらしく無い!」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、ENDLESSNAMELESSの後だもん もう何が出たって驚かないって! むしろ、捻くれて変化しつづけてワクワクし続けてくれる方が嬉しいし、過去の焼き直しなんか このバンドにゃ絶対似合わないね! 俺はこの作品はいい作品だと思うよ。 残念ながらダニーが居ないけど、来日も素直に楽しみにしてるしね。 |
ユースクエイク、2年振りの新作であり、レーベル移籍後第1弾である。 前作「APOCALYPSE」よりツインギター編成になり、楽曲も複雑に絡むツインギターを主軸に HIYORIの歌唱もブルータルかつアグレッシンになり 昨今のへヴィメタル・シーンにおいてメインストリームを担いつつあるデスメタルに準じたものになり その音の変化に驚かさも、作品のクオリティの高さにも心底驚愕させられた。 当時の所属レーベルであったEXTASYレコードが解散し、AMGに移籍 移籍前より製作が行われていた新生ユースクエイクの二作目がついに発売されたわけだ。 蓋を開ければ期待を遥かに上回る出来、前作をまた上回ったアルバムになっている。 前作の方向性を突き詰め、よりアグレッシンになり、音のレンジも広がっている。 ボーカルも前作からのデス声もあり、狂気に満ちたブルータルな叫びといえる歌唱法、ナチュラルボイスと 様々な表現を使い分け、世界観を広げている。 より攻撃的になりつつもメロディックなツインギターもより追及され、ギターの表現も幅を広げている。 北欧のデスメタルと比較してもヒケを取ることはないであろう、文句無しにレベルの高い作品である。 黙って聴かされたら誰も日本のバンドだなんて思うまい・・・。 |
THE WiLDHAERTS/MUST BE DESTROYED 9月発売のザ・ワイルドハーツのニューアルバム。 ダニーが不参加でジンジャーがベースもプレイしている。 収録時間も30分台(ボーナストラック除く)と短く一気に聴かせる。 ワイルドハーツらしい曲展開も、メロディも控えめで軽快さポップさに重点が置かれているようだ。 ロックンロールというよりはパンクやギターポップと言った印象を感じた。 聴きやすいロックアルバムではあるし、素晴らしい作品ではあるがワイルドハーツらしさは後退したように思う。 シンプルでストレート、これこれで素晴らしいんだけど、もうちょっとヒネリを入れて欲しかったかな。 もう一味ほしかったなぁ、と思う。 オススメ曲はなんと言っても「Vanilla Radio」だけどこれはRIFF AFTER〜に入っているしなぁ (別テイクであるが) ジャケットデザインは日本オリジナルのアートワークとのことだけど、海外バージョンの方が個人的には 馬鹿っぽくて好きだなぁ、ブックレットのどこかにでも載せて欲しかったなぁ。 |