1年ぶりのginzでのライブ。ゲスト多数の贅沢メニュー!〜

 

5月3日と4日の2日間にわたり、調布のginzにて、ライブが行われた。このginzというお店。光田氏が大変慕っている、小川氏の店で、食事を楽しみながら、ライブを堪能できるという所だ。お店の内装は、半円状のステージを、客席が囲む形。ステージは、客席より下にあり、上からステージを見下ろすスタイル。光田氏いわく、「下手すると、お客さんに見下されている感じだよね。」というような状況だ。ステージの後ろは、鏡張りになっているので、鏡に映る姿を見て楽しむということも出来る。

 

今回のライブ。タイトルにも有るように、食事をしながらライブを楽しむというもの。フリーフードに2ドリンク付きのチケット。おいしい食事と、おいしいお酒(個人的なことだが、友人と共に2日間にわたり、ワインボトルを注文した)に囲まれて、非常に贅沢かつ楽しいライブを堪能。今回は、これらの模様をお届けする。

 

 

1. 5月3日

 

(1) 第1部

 

5時半会場オープンで、7時開演。開演時間まで、時間もあるので、お酒を飲んだり、食事をしながら歓談。また、入場時にリクエストカードも渡されていたので、それにも記入。その間のちょっとしたこぼれ話。トイレに行った時のこと。衣装に着替えて、トイレから光田氏登場。洗面台の鏡に向かって、髪の毛を整えだした。しばし、トイレ待ちメンバーと会話することに。内容は、女性に囲まれていても違和感ないとかそういったこと。光田氏は、「なんかトイレで井戸端会議って感じ?」などと言う。また、「髪の毛痛んじゃってさぁ」とも言っていた。そう、まさに井戸端会議状態に近かった。結局髪の毛は、上手くまとまらなかったらしく、サングラスで、前髪もすべてあげることになったようだ。

開演時間になり、光田氏登場。MCを繰り広げる。内容は、「よく女性に間違われるんですよ」ネタ。この時、先ほどのトイレでの出来事が、影響しているのだろうか?と個人的に思った。光田氏は、トイレで用をたしている時に、後から入ってきた人に驚かれることがよくあるらしく(女性だと思われて)、そんな時の対処方法などを話していた。「どうしておしっこの話なんかしてるんですか?」と最後に言っていたが、光田氏が出した結論としては、「まあ、それほどリラクックスしているってことですね。」ということだった(結局自問自答になってしまった光田氏)。この話の後、リクエストカードに目をやり、カードを読み上げる光田氏。その内容に対し、いくつかコメント。誤字に対しては、揚げ足をとるといった行動も見せていた。そして、選ばれたのは「秋の日に」。リクエストカードには、「フルコーラス、アルバムでは聴けないので。」と書かれていたようだ。そういわれてみればそうだと、思わずその言葉に納得。自分自身、生で聴いたことなかったように思う。弾き語りで、フルコーラス披露。再びリクエストカードに、目を向ける光田氏。「本当は1曲だけだったんだけど、感謝の意味を込めて」ということで、「Change〜」も演奏。そういえば、この曲を弾き語りで聴いたのは、初めてだった。

 

2曲弾き語りで演奏した後、光田氏は、楽しいMCを織り交ぜつつ、メンバーを紹介。新メンバー田中氏の紹介と、バンド名変更のお知らせも合わせて行った。光田氏が紹介した順番で、メンバーがステージに降り立ち、メンバー勢揃い。GOLDEN GENTLESメンバー(以下Gメンバーと称す)にて、ユーミンの「曇り空」、TOTOの「Georgy 〜」、「ROSANNA」が演奏。TOTOの曲は、2曲ノンストップで行う予定だったようだが、杉野氏の都合により急遽変更。どうも楽器のねじが緩んだそうで、ねじを留め直し「ROSANNA」が演奏。ドラムとベースの見せ場があり、盛り上がった楽曲。光田氏は、間奏でベースを弾く真似をしたり、ドラムソロの時にしゃがみ込んで杉野氏を見つめたり、いすに腰掛け、田中氏のベースを聴き入ったりと、ステージの中を動き回っていた。この後、河野氏を残し、いったんメンバーはステージを去った。ステージを去る時、改めてメンバー紹介する光田氏。今度はメンバー1人1人の年齢を言っていた。

 

ステージに残った、光田氏と河野氏。光田氏は、友井氏を紹介。ステージに、友井氏登場。友井氏の喋りに、客席から笑いが起きた。さて、この3人。今回、鍵盤3兄弟(長男は友井氏、次男は光田氏、三男は河野氏)と称し、まずはピアニカ片手に爆笑トークを繰り広げ、 「だんご3兄弟」を1フレーズ演奏(最後は「クール宅急便」と締めていた。)。「兄の言うことに従う」ということを前提に、やりとりをする3人。河野氏の対応が、結構笑えた。そして、臨床実験(輪唱)と称し(このネタ。結構個人的には受けた)、ピアニカ3台で、「ほたるこい」を演奏。ステージから客席に上がり、生音で、3人がそれぞれ別方向に向かって演奏。この曲は、女声3部合唱の譜面を利用したもの。私自身、実際にこの曲をア・カペラで何回かステージで歌ったことがあったので、ステージで歌った時の遠い過去のことを思い出した。非常に懐かしい思いがし、印象に残った場面。そういえば、譜面にサインをし、抽選で3名にプレゼントと光田氏は言っていたが、その後この話はどうなったんだろう(特に抽選はしていなかったし)。演奏後、再びステージに降り、中央のピアノで、しりとり大作戦が開催。友井氏・光田氏・河野氏の順で、タイトルによるしりとり大会。友井氏がまず、ピアノを弾く。「ぶんぶんぶん」をいきなり弾いた。「だめだ、終わっちゃうよこれじゃ!」と、自分に突っ込みをいれた友井氏。気を取り直して、「ムーンリバー」を弾いた。勿論このしりとり。1曲丸々、演奏するわけではない。途中、曲のタイトルを無理やり決め込んでしまう光田氏や、色々悩む3人を見ているのが楽しかった。友井氏が、「煙が目にしみる」を弾くと、「この曲を演奏しよう!」と光田氏が言い、最後はこの曲を3人で演奏。友井氏はピアノ、光田氏はピアニカ、河野氏はキーボードとまさに、鍵盤3台の共演。3つの音の重なりに聴き入った。鍵盤3兄弟のコーナーの後、門嶋氏が紹介され、ステージに登場。彼女は、「HERO」を熱唱し、場内に声を響かせた。

 

友井音楽事務所の2名が、ステージを去り、Gメンバー再び登場。リクエストにあった「帰郷」を演奏。ここで、第1部が終了した。

 

 

(2) 第2部

 

第1部終了後、15分ほどの休憩。9時10分頃、第2部がスタート。第2部では、光田氏は、衣装を替えて登場。といっても、ラフなTシャツスタイル。第1部では、ちょっと洒落たシャツを着ていたが、楽な体勢になりたいということで、着替えたようだ。

 

第2部の幕開けは、第1部同様、リクエストカードの読み上げからだった。選ばれたのが、「Honesty」。「英語で書けないのが情けない(というようなことだったと思う)。」と書かれたカード。このコメントを読み上げ、「こう書かれるとなんか読んじゃうんだよね。」と光田氏。ワンコーラス弾き語りで演奏した。

 

光田氏が、小川氏をステージに呼び、彼を紹介。小川氏は、ラッツ&スターでSaxを吹いていたそうだ。また、光田氏に100万円以上の大金を貸し、「キーボード弾けるならこれで楽器を買え!」と言ったそうだ。続いて、藤井氏とCICO氏を除いたGメンバーが登場。このメンバーを、「金魚スクエア」と称し、田中氏が昔所属していた「THE SQUARE」のナンバーから、「NIGHT〜」を演奏。演奏が終わると、田中氏は「みんなすごいな。本人達が20回やっても上手くできなかったのに。」と一言。残りのGメンバーもステージに登場し、「Just the〜」を演奏。Saxの音色が、店内に響きわたっていた。小川氏は2曲演奏し、再びお店のオーナーへと戻った。続いて、Gメンバーもステージを去り、ginzの歌姫、NORIKO氏登場。彼女は、光田氏お気に入りの、ヴォーカリスト。ginzで、「NORIKOのボーカルレッスン」を開催しているそうで、これらのネタを中心に、2人のやりとりが続いた。「For〜」を、歌い上げるNORIKO氏。光田氏のピアノと、彼女の声に聴き入る客席。

 

NORIKO氏がステージを去り、河野氏と斉藤氏が登場。光田氏含め3名で演奏されたのが、「風に〜」。河野氏のリクエストということで、選曲。Gメンバーが再びステージに登場。ビリージョエルの「MY〜」を演奏し、藤井氏のメインボーカルにて、井上陽水の「氷の〜」が演奏された。藤井氏が歌うということで、客席からは歓声が。ノリにのって歌う藤井氏に刺激されてか、メンバー各自が、非常に楽しそうに演奏。そのままの勢いで、「Long〜」へ。各メンバーの見せ所がちりばめられた、この曲。非常に盛り上がっていた。盛り上がりすぎたせいか、河野氏のキーボードのセッティングが崩れ、本人少々びっくり。客席から見ていた私も驚いた(席が河野氏のすぐ目の前だったため)。この曲の後、向井氏ステージに登場。スタッフから、ドラマーになる。また光田氏は、「アニキ(友井氏のこと)適当でいいから“C”でピアノ弾いてくれないかな。」と言い、友井氏もステージに呼んだ。光田氏は、「ディナーショーのように歌うよ。」と言い、マイク片手に立ち、このメンバーで、「僕は〜」が演奏され、本編終了。

 

アンコールでは、先程のメンバーに,小川氏、池畑氏も加わり、スタンダードJAZZナンバーの、「Blue〜」が演奏された。アンコールだけに登場の池畑氏も、非常に楽しそうに参加。藤井氏がドラムをたたいたり、友井氏がベースを弾いたりと、メンバーは、自分が演奏できる楽器を思い思いにあやつっていた。最後は、見事にごちゃまぜステージとなり、大いに盛り上がりを見せた。そして、大変楽しい雰囲気に包まれ、初日のライブは終了した。

 


54日分

付録

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