ブリッジなのだが弦高がイマイチ。
おまけにこのバネ付きのブリッジは共振するのでサスティンを食われてしまうので昔っから嫌い。
でKEN GUITARSで入手したGIBSON純正のブラス駒に変え、バネを外すことにした。
(ネジ無しなので此処が一番安い様だ) |
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まずバネを曲げないように先の細いマイナスドライバー等で外す。
駒に必ず番号を振っておく。
拘る人はバネの入っていた穴を半田等でふさぐと良いかも。(かく言う私は、塞ごうと思っていって忘れた) |
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とりあえず仮組してみたら、じつは1個1個の駒の高さが違う事が判明。(最近のGIBSONっていい仕事してますねー!て妙に感心してしまった)
4弦がピークになるように駒を選ぶ。(この際、必ずネジを付けて高さを見ないと微妙に高さが変わる)
ホントは弦を張って合わせるのが正しい方法なのだが、元のブリッジと合わせて同じ位置に傷を付ける。(1,2弦はホントに”傷を付ける”っていうくらいの深さで十分)
この際、駒の向きが元の向きと同じになるように合わせること。
又、傷を付ける際は、ヤスリをテールピース側が低くなるようにして削る。 |
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駒が落ちないようにボディーに載せ、ブリッジが水平になるように調整し、弦を張る。
ブリッジの溝の深さは通常のチューニングをしブリッジを挟んで弦を揺らして駒からはずれなければok。
あとは
1弦<=2弦<3弦<=4弦<5弦<=6弦ていう感じで弦高を合わせる。(これは個人の弾き方・趣味もあるので慎重に調整する事。調整時に削るときは1回当たりヤスリを2回以上動かしてはダメって位の感じでやると上手くいく)
ネックの状態にも依るが、私は大体1弦15フレットで1.5mmと決めたら
2弦14フレット
3弦13フレット
4弦12フレット・・・
と言った具合にフレット位置で高さを合わせていく。(単純だが案外この方法がしっくりくる)
尚、弦高を計る際は15cmくらいの曲尺(かねじゃく)があると便利。 |
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高さが合わせられたらオクターブチューニングを行う。 |
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このままだとバネを外しているので弦が切れると駒が無くなってしまう。
で、登場するのが”木工用ボンド”
これで駒を固定してしまう。
何しろ木工用なので乾くと固まるが、ネジを廻すと簡単にはがれ、ブリッジ自体も影響が少ない。(って書いてるのは酢酸ビニル樹脂の為、厳密に言うとメッキを侵す可能性がある)
でもって’56もこれで固定している。 |
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乾く前の画像。 乾くと透明になるため、余程近くに寄って見ない限りは気が付かない。 |
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其の1 |
其の2 |
其の3 |
其の4 |