(12球団東西対抗戦、東軍2−3西軍、3日、東京ドーム)名古屋以西のチームで組んだ西軍が九回、柴原洋外野手(ダイエー)の左翼線決勝二塁打で、日本ハムと首都圏5球団で構成された東軍に3−2で逆転勝利した。出場選手は12球団選手会長、今季タイトル保持者、アテネ五輪代表らの中から選ばれ、会場には新潟県中越地震のチャリティー募金箱も置かれた。
★西武・松坂MAX147キロ気合の無失点!
松坂(西武)が先発で2回3安打無失点。先月25日に日本一を決め、その後に柴田倫世さん(日本テレビアナウンサー)との婚約を発表。投球練習なしのぶっつけ本番で「みんなから、キャッチボールみたいといわれた。よく抑えられた」。それでもMAXは147キロ。5日からの日米野球に向け「遠投とランニングをして、もう少しいい状態で投げたい」と気合を入れた。
★ダイエー・柴原が決勝打
西軍を勝利に導いたのが柴原(ダイエー)。同点の九回二死一塁から代打で左翼線にポトリと落とし、一走・井端(中日)の好走塁もあって決勝二塁打に。「(状態は)まだまだだけどね。まあ、東京ドームとは相性がいいわ。巨人がうらやましいくらいだよ」。ファン感謝デーとあって表彰はなかったが、満足顔だった。
★西武・和田先制二塁打「フルスイングできた」
4番・和田(西武)が四回一死二、三塁で河内(広島)から先制の中越え2点二塁打。「自分がフルスイングすれば、ファンにも喜んでもらえると思った。そのフルスイングができた」。先月27日に第1子(長男・壮太朗くん)が誕生したばかり。「とにかく、かわいいんですよ」と笑顔を振りまいていた。
◆八回に五十嵐亮(ヤクルト)の152キロ速球を同点二塁打した西軍・嶋(広島) 「直球にタイミングを合わせただけ。試合の最後で感覚が戻ってきた」
3日、東京ドームで行われた東西対抗戦の試合後のセレモニーで、新規参入球団に楽天が決まったことが紹介されたが、ファンからはブーイング。落選したライブドアに同情する人が多かったようで、堀江社長の名を呼ぶ“ホリエ”コールも飛び出した。司会者が場内に「ご声援をよろしくお願いします」と呼び掛けたものの、拍手は少なかった。
<12球団東西対抗:西軍3−2東軍>◇3日◇東京ドーム
12球団対抗の東西対抗戦が3日、東京ドームで行われ、西武松坂大輔投手(24)が結婚発表後、初登板した。調整不足ながら2回無失点で抑え、5日開幕の日米野球では登板日変更を申し出て全米打線に立ち向かう。今季のタイトル保持者、12球団選手会長、アテネ五輪代表から選出された試合は西軍が8回、広島嶋の適時打で追いつき9回にダイエー柴原が代打決勝打を放って3−2で逆転勝ちした。
表情は正直だった。マウンドで打者と真っ向勝負をする松坂の表情が、いつもと違う。「もう少し投げられると思ったんですが」。コメントが示すように繰り出す直球は140キロ台前半で剛速球は、影を潜めてしまっていた。
先発2イニングを無失点も被安打は3。シリーズ後は、結婚発表など公私に多忙な日々でほとんど練習をしておらず「シーズン中ではありえないスピードでした。肩が飛ばないようにと思って投げました」と苦笑いするしかなかった。
日米野球は第2戦(6日)の先発が内定しているが、回避の意向を全日本監督のダイエー王監督に直談判するつもり。プレーオフで激投してきただけに「疲れがあるというか、軽いウエートしかやっていませんから。もう少し遠投とかランニングをやらないと。王監督には明日、話をしてみます」と話した。伊東監督も「(日米野球で)ケガだけはしないでほしい。言われなくても分かっているだろうけど」と心配そうだった。
日米野球といえばメジャーにアピールする絶好の舞台。あこがれのメジャー選手の前で初出場となるだけに「いい状態で投げたいですからね」と意気込みは強い。先発延期の申し込みは、ぶざまな姿は見せたくない表れだった。【小島信行】
[2004/11/4/07:26 紙面から]
<12球団東西対抗:西軍3−2東軍>◇3日◇東京ドーム
名古屋以西のチームで組んだ西軍が3−2で東軍に逆転勝ちした。0−2の5回に井端(中日)が左越えへソロ本塁打を放って1点差に迫り、8回には2死三塁から嶋(広島)が左中間二塁打を放って同点とした。続く9回は2死一塁で、代打・柴原(ダイエー)の左翼線二塁打で勝ち越した。
日本ハムと首都圏5球団で構成した東軍は、4回1死二、三塁からの和田(西武)の二塁打による2点だけに終わった。
今回の出場選手は12球団選手会長、今季のタイトル保持者、アテネ五輪代表らの中から選ばれた。
[2004/11/3/17:14]
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12球団東西対抗戦は3日、東京ドームに2万1000人の観衆を集めて行われ、名古屋以西のチームで組んだ西軍が3―2で東軍に逆転勝ちした。
西軍は0―2の五回に井端(中日)が左越えへソロ本塁打し、八回には二死三塁から嶋(広島)が左中間二塁打を放って同点。続く九回は二死一塁で、代打・柴原(ダイエー)が左翼線二塁打して勝ち越した。
日本ハムと首都圏5球団で構成した東軍は、四回一死二、三塁からの和田(西武)の二塁打による2点だけに終わった。
今回の出場選手は12球団選手会長、今季のタイトル保持者、アテネ五輪代表らの中から選ばれた。
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