BACK
20040807(土) 松井二打席連続21&22号(^o^)/&巨×阪 第二戦@東京ドーム

本日は、松井2打席連続巨×阪 第二戦をお送りします。

ゴジラ2発6打点!入院中の少年を元気づける大爆発
 【ニューヨーク6日(日本時間7日)田代 学】ゴジラがメジャー移籍後最大の爆発だ。ヤンキース・松井秀喜外野手(30)がブルージェイズ戦でメジャー初の1試合2発&2打席連発となる21号3ランと22号ソロ。5打数3安打で、メジャー日本選手最多の6打点も記録した。打率も6月8日以来の3割(.301)に戻し、ついに本塁打と打点でア・リーグのトップ10入り。試合前には難病で入院中の13歳の日本人少年を見舞っており、あのベーブ・ルース級の伝説を作った。〔ヤンキースタジアムの電光掲示板には「打率.301、22本塁打、76打点」と堂々の数字がピカピカッ〕

 気温20.6度のヤンキースタジアムをゴジラが熱くした。2打席連続の放物線が右翼スタンドに消えていく。三回だ。ブ軍先発・ダグラスのチェンジアップをガツーンと22号ソロ。電光スクリーンで「初の1試合2発」と紹介され、地元ファンからスタンディングオベーションで祝福された。

 「日本では何度もやっていますが、やっぱりうれしいですね。1本目は初球の甘い球をほぼ完ぺきに、2本目はチェンジアップに体をうまく残せて打てた。自分で言うのも何ですけど、最初の3打席は素晴らしかった。自分が打ってチームが勝ったから最高です」

 いつもは謙虚なゴジラも、メジャー最大の爆発を自画自賛した。

 まずは3点リードを奪われた直後の初回。二死一、二塁で初球をジャストミート。特大の21号同点3ランは右翼3階席の前の看板を直撃した。自身初の2打席連発を記録した三回は打者一巡。二死満塁で再び打席に立ち、外角低めを技ありの流し打ちで左翼線2点適時打。3打席で日本人大リーガー最多となる6打点をたたき出した。

 ゴジラがベーブ・ルースになった日−。実は試合前、呼吸器障害で長期入院している13歳の日本人少年を励ますため、隣のニュージャージー州にある病院をひそかに訪れた。松井グッズで埋め尽くされた病室で約15分の対面。話を聴けても病気でしゃべることができない少年に、松井秀は声をかけ続けた。

 ぼんやりとした視界で病室を出たゴジラ。心に期するものがあった。球場ではその少年に贈る激弾2発。入院中の少年に予告本塁打をプレゼントしたといわれるベーブ・ルースのような伝説を作った。

 「こういうことになるなら“頑張ってくる”だけじゃなく“ホームランを打ってくる”と言ってくればよかった。自分のプレーが少しでも、病気と戦っている人のエネルギーになってくれればうれしい」

 自身初の1試合2発&2打席連発。そして1試合6打点。今季9度目の猛打賞で打率は.301と6月8日以来の3割復帰。本塁打と打点でも待望のア・リーグトップ10入りだ。

 自分のためだけではない。チームやファンのためにも打つ。夏男と呼ばれた巨人時代のように8月に本塁打を量産できれば、タイトル争いも夢ではなくなってきた。

 ◆ゴジラの30本塁打に太鼓判をおしたヤ軍のジョー・トーリ監督(64) 「今はどの選手よりも、いい振りをしている。(50本塁打した)日本でのパワーを見せ始めた。30本塁打は残り試合が多いし、間違いない。自分の予想(25本)が外れても文句はない。こういう間違いならうれしいよ」

■ゴジラinUSA
--------------------------------------------------------------------------------
 今季一番の忙しさだった。1年目の昨季は打撃の好不調にかかわらず、米国人記者からの取材が多かった松井秀だが、2年目の今季は成績が向上しているにもかかわらず、地元メディアへの露出は激減していた。「ロヘ(カーロン通訳)を働かせるためにも打たなきゃ」とこぼしていたが、この日は文句なしの主役。試合後のロッカーでは最も多くの記者に囲まれ、シャワーも浴びずに取材に応じた。「こういう忙しさは大歓迎。きょうは今年で一番仕事をしました」と同通訳も久しぶりの出番を喜んでいた。

■データBOX
--------------------------------------------------------------------------------
 (1)ヤンキース・松井が2打席連続本塁打。日本選手では、イチローが02年7月13日(対デビルレイズ)、03年6月17日(対エンゼルス)でマークしており、松井が2人目(3度目)。自身最多は3打席連続で、巨人時代の01年9月27日(広島戦=東京ドーム)にマークしている。また、1試合2本塁打も自身メジャー初で、新庄、イチロー(2度)、松井稼に次いで日本選手4人目(5度目)。
 (2)1試合6打点は日本選手最多。これまでの最多は5打点で、自身(2度)の他に新庄、イチロー、松井稼が1度ずつマークしている。松井の1試合6打点は巨人時代の00年8月11日(広島戦=広島)以来2度目で、自己最多タイ。
 (3)三回に右本塁打と左前打を放ち、1イニング2安打をマーク。ことし5月27日のオリオールズ戦の五回(中前打と右中間二塁打)にマークして以来、メジャー2度目。日本では00年6月30日の広島戦の七回(中前打、左前打)、02年7月17日の横浜戦の六回(右前打、左中間本塁打)の2度マークしている。

■日本人の1試合5打点以上■ 
年 ・月・ 日  選 手 ( 所 属 )  打 安 点 相 手 
02・7・ 2 新庄 剛志(ジャイアンツ) 6 5 5 ロッキーズ 
03・6・28 松井 秀喜(ヤンキース)  3 2 5 メ ッ ツ 
03・9・20 イチロー (マリナーズ)  6 4 5 アスレチックス 
04・7・ 2 松井稼頭央(メ ッ ツ)  5 2 5 ヤンキース 
04・7・25 松井 秀喜(ヤンキース)  4 1 5 Rソックス 
04・8・ 6 松井 秀喜(ヤンキース)  5 3 6 ブルージェイズ 
【注】日付は現地時間 
 
■日本人の1試合2本塁打■ 
年 ・月・ 日  選 手 ( 所 属 )  相 手 
02・7・ 2 新庄 剛志(ジャイアンツ) ロッキーズ 
02・7・13 ※イチロー(マリナーズ)  デビルレイズ 
03・6・17 ※イチロー(マリナーズ)  エンゼルス 
04・7・ 2 松井稼頭央(メ ッ ツ)  ヤンキース 
04・8・ 6 ※松井 秀喜(ヤンキース) ブルージェイズ 
【注】日付は現地時間。※は2打席連続 
 
■ア・リーグ打点10傑■ 
順 選 手      ( 所 属 )  点 
1 M・テハダ    (オリオールズ) 99 
2 D・オルティス  (Rソックス)  93 
3 T・ハフナー   (インディアンス)86 
4 V・ゲレロ    (エンゼルス)  85 
4 M・ラミレス   (Rソックス)  85 
6 J・ギーエン   (エンゼルス)  84 
7 C・ギーエン   (タイガース)  81 
7 V・マルティネス (インディアンス)81 
9 G・シェフィールド(ヤンキース)  80 
10 松井 秀喜    (ヤンキース)  78 
【注】現地6日現在 
 
 ■ア・リーグ本塁打10傑■ 
順 選 手      ( 所 属 ) 本 
1 A・ロドリゲス  (ヤンキース) 29 
2 P・コナーコ   (Wソックス) 28 
2 M・ラミレス   (Rソックス) 28 
4 D・オルティス  (Rソックス) 27 
5 M・ティシェイラ (レンジャーズ)26 
6 G・シェフィールド(ヤンキース) 25 
7 H・ブラロック  (レンジャーズ)24 
7 V・ゲレロ    (エンゼルス) 24 
7 J・バレンティン (Wソックス) 24 
10 松井 秀喜    (ヤンキース) 22 
10 M・テハダ    (オリオールズ)22 
【注】現地6日現在 

■ア・リーグ打率5傑■ 
順 選 手( 所 属 ) 打率 
1 イチロー   (マリナーズ) .356 
2 M・モーラ  (オリオールズ).342 
3 I・ロドリゲス(タイガース) .341 
4 V・ゲレロ  (エンゼルス) .331 
5 A・サンチェス(タイガース) .327 
…………………………………………… 
18 松井 秀喜  (ヤンキース) .301 
【注】現地6日現在 


040811追記〜

結果は…っと。

> 巨人が日本最速200号!ペタ5戦連発、11戦連続打点
>  (セ・リーグ、巨人5−5阪神=延長十二回規定により引き分け、23回戦、阪神15勝7敗1分、7日、東京ドーム)奇跡的な追い上げだった。八回、ペタジーニがウイリアムスから21号同点ソロ。福原相手の0−5を追いつく。5戦連発のペタジーニは、11試合連続打点の球団新記録樹立。そしてチーム200本塁打到達。もちろん史上最速。だが、それでも、追いついただけだった。
>  「記録に名を残せたのはうれしい。何より同点に追いついたのがうれしかったよ」
>
>  ペタジーニの表情は言葉と裏腹にこわばっていた。押せ押せの延長戦、サヨナラ機を逃し続けた。十回二死一、二塁、清水の右前打で小久保が本塁を突くも憤死。十一回無死一、二塁、代打・元木は送りバントではなく強攻して三振…。5時間2分、ここ3日間で14時間2分の徒労だった。
>
>  「小久保に代走は(延長の)先を考えたらな…。返球がよかった。元木を出す時点で強攻だった。バントを失敗したら悔いが残る。ウチのチームカラーだからな」
>
>  堀内監督はあえて前を向いた。7月31日の甲子園では、2番・清水にバントを徹底させて2度失敗。同18日の横浜戦(東京ドーム)で九回無死一、二塁から阿部に強攻させてサヨナラ3ラン。これがチームカラー…。守りの野球をめざす堀内監督も、今では逆転Vへ欠点矯正より、長所で勝負せざるをえない。そしてジレンマに陥った。
>
>  「よしとしないとな。200本も、そりゃあいくだろう。でも惜しかったな。最後にもう1本出てればね…」
>
>  堀内監督は「201本目」を望むしかなかった。シーズン239本の日本記録(昭和55年、近鉄)更新は時間の問題。それでも12球団最低(77本)の首位・中日と3ゲーム差。理想と現実の間には、深い溝がある。
> (加藤 俊一郎)
>
>  ◆0−5の一回に今季5本目の先頭打者本塁打を放った巨人・仁志 「点差のことはあまり考えないで、打ち取られないように、とだけ考えて打席に入った」
>
>  ◆延長十回二死一、二塁で清水の右前打で本塁を狙うも憤死した巨人・小久保 「送球がそれるのを期待していったけどね…。きょうが一番疲れたよ」
>
> ★桑田が初回5失点も二回からはピシャリ
>  先発・桑田は一回二死満塁からアリアスに左翼線へのタイムリー二塁打、続く矢野に右中間3ランを浴びていきなり5失点。「きのう(6日)阪神打線が初回から爆発していたので丁寧にいき過ぎてしまった」と反省。しかし、二回からは別人のように立ち直り「自分の投球をしていこうという気持ちに切り替えて、六回まで投げられた」。味方打線が八回に同点に追いついたため4敗目は免れた。
>
> ★救援5投手が無失点リレー
>  先発の桑田が降板した後は5投手のリレーで無失点。なんとか切り抜けた。九回から登板の4番手・久保は二死満塁の危機を招いたが桧山をフォークで空振り三振。「自作自演でしたけどね…。振ってくると思ってフォークを思いきりいきました。開き直りました」と疲れきった顔で引き揚げた。
>
>  ◆救援陣について巨人・須藤ヘッドコーチ 「絶体絶命のピンチを踏ん張った。あしたにつながると考えた方がいい」
>
> ■データBOX
> --------------------------------------------------------------------------------
>  (1)巨人・ペタジーニが21号本塁打を放ち、7月27日の広島戦(東京ドーム)から11試合連続打点の球団新記録をマークした。従来の球団記録は川上哲治の10試合連続打点(昭和24年)。プロ野球記録は阪神・バースの13試合連続打点(昭和61年)。また、ペタジーニは3日のヤクルト戦(神宮)から5試合連続本塁打中。
>  (2)巨人はペタジーニの21号で、今季のチーム本塁打数が200本に到達した。98試合目の200本塁打到達は、近鉄がシーズン239本塁打のプロ野球最多記録を達成した昭和55年(110試合目)より12試合も早い。なお、巨人のシーズン200本塁打以上は平成13年(203本)、15年(205本)に次いで3度目。
>
> ■連続試合打点■
> 連続  選 手 (所属) 年度 
> 13 バ ー ス(阪神) 昭61 
> 11 西沢 道夫(中日) 昭24 
> 11 長池 徳二(阪急) 昭49 
> 11 リ   ー(ロッテ)昭52 
> 11 鈴木  健(西武) 平9 
> 11 ※ペタジーニ(巨人)平16 
> 【注】※は継続中
>
> ■シーズン200本塁打以上■
> 本塁打 球団 年度
> 239 近鉄 昭55
> 219 西武 昭55
> 219 阪神 昭60
> 212 近鉄 昭60
> 211 近鉄 平13
> 205 広島 昭53
> 205 巨人 平15
> 204 阪急 昭55
> 203 巨人 平12
> 203 ダイエー 平13
> 200 巨人 平16
> 【注】7日現在

凄いけど引き分け…

〜040811ここまで

前日(OUTBURST)

前日(巨×阪第一戦)
同日
翌日

翌日(巨×阪第三戦)
BACK